2021年06月23日
おしゃれシマシマ
今回はルアーに専念して。
6月13日
フラット及びキジハタ狙いでサーフにやってきた。
海に着いたのは午後4時。
入りたいポイントが視界に入ったタイミングで、今まさにそこに到着しようと歩を進める先行者の姿が。
あちゃあ、タッチの差だわ。
仕方ないので、他をあたる。
運よく好きな立ち位置が空いていたので、そそくさとエントリー。
風波とほどよい濁りでいかにもシーバスが出そうな雰囲気ではあるが、それは夕マヅメにとっておくとして、まずはフラット狙い。
いつか使おうと思って買っておいたウイングビームをキャスト。
ショートバイトが1発あったが、どうも使っていてしっくりこない。
遠投してガッと沈めて、早巻きでバタバタッと泳がせ、フラッシングのアピールからのフォールで喰わせる。
マゴチはともかく、ヒラメには有効だと思っているアクションなのだが、どうも浮き上がりの早さが合わない。やはりピンテールの方がこの釣りには合うわ。これならジグ投げてる方がいいな。
アルカリシャッドで底を這わせていると、ゴツッとアタリ。
寄せてくると、それなりの重量感はあり、ちょっとマゴチっぽい引きではあるが、重さと首振りのスピードに釣りあいがない。
あ~、これフグきわわ。
去年は同様に大きなトラフグが釣れて、その時は本気でマゴチかとも思ったのだが、今のは明らかに違うと分かる手ごたえ。
その時は初めてトラフグを、しかもショアから釣ったので、それはそれで嬉しかったのだが、今付いているのはショウサイフグかコモンフグのでかいやつだろ。
足元まで寄せて引っこ抜いたら驚いた。
しましま!
しかもめちゃキレイ!
シマフグじゃん!
初めて釣ったわ。しかもルアーで。
左右の縞模様は円形で繋がっており、さながら年輪のようである。
目が覚めるようなデザイン性。
うわ~、これは嬉しいわ。想像していなかった魚との出会いはやっぱたまらん。
イエローで揃えた口元と鰭の配色は、明らかにおしゃれ上級者のそれである。
こんな魚を、自分で釣って触って針を外せるのも、釣りのすごく大きな魅力である。もともとは南方系の魚であり、水族館でしか見たことはなかったのだが、この出会いは僥倖である。多くの人にとっては、ただのフグでしかなく、迷惑な外道でしかないのかもしれないが、それではあまりにもったいないと思うのは、魚好きであるが所以。
リリースし、元気に泳ぎ去っていく姿を確認したところで、今日の釣りはもういいやと思うくらい満足した。
しかし、まだ時間はあるので再びキャスト開始。
夕マヅメに近づいてきた。
キジハタタイムに入ったようで。
連発で釣れてくる。
相変わらず、時合いがはっきりしていてわかりやすい。
ご飯の時間は変えられたくないタイプらしい(笑
時合いで浮いたキジハタをスイミングで喰わせるのは手っ取り早いし確実よね。素潜りを趣味とする知人から、実際海中でも夕方になるとワラワラと底からキジハタが浮いてきて泳ぎ始めると聞かされた。それはそれはわかりやすい行動パターンだそうで。
大きいのでも30センチには足らないかな。
サイズは出なかったけれど、安定の楽しさがこの釣りにはある。
終了間際、最後の1投でまさかのシーバスがヒットするも、最初の引きを捌いたところで、ロッドテンションがかかり過ぎたため、跳ねられるなと向きを変えたタイミングで、結果間に合わずエラ洗いが重なりフックアウト。
あちゃ~、もったいないけど今のはどうにもならんかったなぁ。
後ろ髪引かれるが、泣きの5投が無反応に終わったところで終了。
シマフグ以降はおまけのような釣りだったが、最後に次への楽しみを残してくれたところが海の憎いところで。
「また来いよ」のメッセージとありがたく受け取って帰途に着いた。
〈タックル〉
ロッド:TENRYU POWARMASTER SANDWALKER 9102S-ML
リール:Daiwa CERTATE LT5000D-CXH
ライン:SHIMANO PITBULL8+ 1号
リーダーSeager SeagerPremiumMax 3号
Posted by ネオプラMASA at 19:19│Comments(0)
│根魚