2021年07月05日
100均のルアーで釣る
ダイソーのルアーを本気出して使ってみた。
釣れるよね、普通に。
たっぷり検証してきましたよ。
7月2日
今日もカマスからのシーバス狙いでいつもの場所へ。
午前中、嫁さんと久しぶりに行ったダイソーで、vjのバッタもんを購入。大量に陳列してあるところを見ると、かなり売れているのだろう。本家は欲しくても品薄で買えないことが常だしね。
どうせなら今日の釣りは、ダイソー縛りでいってみよう。で、徹底的に検証してみようでないの。
店頭で実物を見た直観では、多分、普通に釣れるだろうけど、少しカスタムは必要かな。いくつかパターンを検証したいので、複数購入。このルアーは100円じゃなく200円の高級ライン(?)なのだが、千円札出せばおつりがくる。あわせて、シャッド(カラーは薄青とピンク:クリアベースのラメ入り)と、見た感じでは使えそうな6番フックを購入。(追記:このフックについては、やはりメーカー品を使用した方がいいと思う。)
午後3時、いつもの釣り場のいつもの立ち位置に到着。
とりあえずカマスからスタート。
まずは、ダイソールアーではないけど、魚の状態をさぐるのにvjカマスバージョンをキャスト。
1投目から釣れてきた。
大丈夫、今日もボトムはカマス絨毯ですね。
カマスはめちゃいるのは確認できたので、今日の本題、ダイソールアーにチェンジ。
ダイソーメタルバイブ7gをキャスト。デフォはメッキ銀銀だけど、黄緑と黄色のマジックで、緑金に塗装したもの。
いつもはすぐに反応があるのだが、今日は渋い。でも1匹釣れたのでOK。普段は遜色なくよく釣れるんだけどね。クーラーボックスに入れてから画像を撮ってないのにきづいたけど、まぁいいや。
後が続かない。
今日はほんとにメタルバイブには反応が悪い。
メタルジグ18gにチェンジ。
鉄板アクションの下向きワンピッチジャーク。
一撃ですよ、スレだけど。
カラーはこれまた自塗りのカマス大好きな緑金。
ノーマルのイワシカラーでも変わらず釣れる。
釣れ方はかわらない。緑金である必要はないようで。ただ、ラインナップのゼブラパープルと全身グローと比べると、イワシカラーの方が反応は良い。
フックはノーマルよりも、前回に引き続き、ワンダーのデフォフックの方がフッキング率は顕著に高い。
しっかり刺さるので、バレも少なく、脆弱なフックだけど、曲げられる心配のない魚なので。フックはワンダーフックに限らず細軸に変えた方がいいね。サイズは8番でOK。
釣り続ける。
今日は干物と南蛮漬けの分を釣るつもりなので、今日の目標は25匹。多分、夕マヅメ前には達成すると思う。
かけ上がりのエッジでヒットしたカマスがやたら引く。
すぐにおかしいと気づいて指でスプールを止め、ラインの出を抑える。カマス用にゆるゆる仕様だったので。
すきあらば底へ底へと突っ込む引き。
キジハタきたね。ベビーサイズじゃないのが。
う~ん、たのしい。
引きを楽しんで寄せてくる。ゴリ巻きで寄せたら寄せただけど、せっかくなので根に入られない程度に寄せてくる。
よし、キャッチ。
サイズは33センチ。
これはキープしとこうか。清蒸にするにはちょうど良いサイズだ。
狙ってはいなかった魚だけど、メタルジグを使った狙い方としてはあってるわけで。
意外なゲストは続く。
アジがきた。
冬場にアジングして以来だな。
釣りあげた途端に針が外れたので、オートリリースにならなくてよかった。
カタクチシラスの群れが入っているし、回遊してるんだね。専門に狙えば釣れるだろう。アジングの人の姿はとんと見ないので、もったいないな。みんな来ればいいのに。
目標数は確保したので、シーバス狙いに移行。
ばったもんvj、あらためダイソーvjを試す。
まずはデフォの状態から。
フックがどうにも弱いし、無駄にシャンクが長い。シャフトのストレート形状によりリヤの部分でスプリットリングがシャッドに干渉しており、泳ぎに偏りが発生する。また、シャンクの長さとリングの大きさ、およびシャフトの形状によりテーリング率が高い。
僕はスイミングジグヘッドの扱いには慣れているが、それを踏まえても、これではちょっと使いものにはならない。
次、フロント&リヤを6番フック仕様。
やはりフックの大きさが邪魔してテーリングが顕著。ただ、フロントは狙い通り、リーダー拾いはほぼない。ヘッド下部に厚みがあるので、フックが多少大きくてもリーダーに届かないのだ。フリーで落とせば拾うけど。
次、フロントフック6番、リヤ10番でシャフトノーマル。
かなり泳ぎは改善され、テーリングも少ないけれど・・・
最後、フロントフック6番、リヤはフック10番のスプリットリング1番、シャフトは先端を下向きに曲げる(vjと同じ)。
このセッティングがベスト。
これで快適な釣りは約束される。
ダイソー以外で必要なのは、スプリットリング(デフォのフロントも要交換)と10番フック。
ワームキーパーは最初から斜めに曲がってしまっているのがあるので、まっすぐに修正する必要あり。ペンチで簡単に直る。
マヅメになった。
そろそろきそうな時間帯。
相変わらずカマスの反応が多いが、マヅメに入るとその反応はフェードアウトし、入れ替わるようにシーバスの反応が出る。
引ったくりバイト。
シーバスきた。
しかし、跳ねられてフックアウト。
堤防上からの釣りなので、サーフやウェーディングと比べてロッドと魚に角度がつくので、結果、エラ洗いでのバレは多い。しかたのないことだけどね。
時合いの反応は顕著で、続けて反応が出るのは分かっている。
集中してキャストを続けると、足元でピックアップ前の喰わせのタイミングでひったくられた。
ピックアップ前の喰わせは、手前に近づくにつれ、一瞬ルアーのバランスを崩す。喰わなければ、スピードをダウンさせる。これで結構喰ってくるけど、さらには、足元の堤防にそって、ロッド操作でルアーの泳ぎの向きを横方向に変えてやる。これで喰わなければ、ルアーを回収するだけ。
大丈夫、これはがっつり喰っている。
嫁さんからは、スパイス揚げ用にリクエストを貰っていたので、ゆっくり時間をかけて獲る。
シーバス、いや、料理にはスズキと呼ぶべき。
スズキのうまい料理はムニエルとフライにいきつくと思うのだが、揚げ物に関しては、スパイス揚げもいい。冷めても抜群に美味い。揚げたてのフライ&タルタルソースもたまらんけど、試してみる価値はあります。
スパイス揚げの味付けは、塩コショウ、カレー粉、クミン、コリアンダー、ターメリック、富山のスリランカ料理の名店:タージマハールのポテトスパイスとデビルスパイス(これ重要。しかしこれだけでは足らない)がベスト。しばらく漬けおきした方がいいよ。冷めてもめちゃ美味いのが高ポイントなんである。弁当のおかずにもおすすめ。
よし、キャッチ。
いいフッキングだ。
手尺でみたところ、48センチかな。
ダイソールアー、まったく問題ない。
カマスにはキャッチ率を考慮すると(シャッドが一番反応が多いがキャッチ率は下がる:メバル用リグは小さすぎてアピール力が足らずに意外と劣る)、18gメタルジグが最強。でもアクションは重要。
シーバスにもダイソーvjで充分。出るべきタイミングでちゃんと反応が出たので。
っていうか、貴重なvjの在庫を使うより、これで済むシチュエーションであれば、これで済ませた方が賢い使い方ってのが正しいところかな。
ダイソーvj、多少のカスタムは必要だけど、いいルアーだと思います。ギラギラなメッキ仕様と死んだ魚の目をリアルに表現したアイ(メガバスやDUOと対照的なのが気持ちいい)が素敵だし。
もう少し検証してみようか。
さ、今日もビールを買って帰ろう。第3のビールではいちばん好きなホワイトベルグと2番手の本麒麟の指名買いで。
〈タックル〉
ロッド:Daiwa morethan EXPERT AGS 94LML
リール:Daiwa CERTATE LT5000D-CXH
ライン:SHIMANO PITBULL8+ 1号
リーダー:Seager PremiumMax 3号