2021年03月01日
富山で尾長グレ
富山でも釣れるんだね。
初めて釣った、って言うか、釣ったのに気づいた。

鰓蓋の黒い縁取り。クロメジナ(尾長)だよね。
初めて釣った、って言うか、釣ったのに気づいた。
鰓蓋の黒い縁取り。クロメジナ(尾長)だよね。
2月26日
久しぶりの平日休み。
いつもは混んでる釣り場で、のんびりいきたい。
だったらウキフカセを思い存分楽しみたい。
そんな気分で着いた釣り場は・・・強風のせいか先行者は一人だけ。
その一人のオッちゃんも撤収するところで、準備をしながらしばらく話をする。
しかしまぁ凄い風だ。
向かい風と横風では、まず釣りにならない。
いつもなら諦めて帰るところだけど、今日はせっかくの平日休みだし、高価な一連のウキフカセ用餌関係を揃えてきたわけで・・・日頃の労働における対価をどぶに捨てるわけにはいかん。
追い風の立ち位置に入るが、ずんなりこの位置をキープできるのも、平日ならではかもしれん。そういう風に考える。
今日はメジナ狙いだけど、水温低下が著しい季節柄、メジナはその数を減らしつつ、春の気配を携えながら、ウミタナゴが増えてくるのが例年のパターンだが・・・
コマセを撒いてみると、浮き上がってきたのはスズメダイ。その周りでメジナがちらほら舞っている。
「タナゴ、いないな・・・」
とりあえずコマセをある程度撒いて、その場を盛り上げつつ、もう1本の竿を用意する。
コブダイ狙いはユムシを付けて投入。
今まで何度かコブダイを狙ってきたけど、いろんな餌を試したが、このポイントではいつも餌盗りにやられてしまって釣りにならず。まともに勝負できるのはこの餌しかないなぁとの結論から。
1投目からウキが気持ちよく消し込んでいく。
あわせるとしっかり竿を曲げてくれるキレのある引き。

やっぱメジナ楽しい。
この切れのある気持ちの良い引きを気軽に味わえるのだから、ウキフカセはやっぱ楽しい。懐的には手軽でもないが。
しかし、2匹釣ったところで後が続かない。
仕掛けを中途半端に流すと餌を盗られる。潮の向きと風向きとが逆のため、強風に道糸をとられると仕掛けが入っていかないし、ドラグがかかって喰ってこない。
しばらく頭を悩ませながら釣る。
コマセを手前に集中させ餌盗りを固定できたので、沖目に仕掛けを投入。僅かな角度の違いだけど、風を利用したラインメンディングで上手く仕掛けが馴染む地点が分かったので、仕掛けがある程度入ったのを見計らいコマセを被せる。
すると予定調和のように狙った位置でウキが消し込んだ。
あ~ようやく決まったわ。
馴れた人はこういう状況でも当たり前のように対処するんだろうけど、僕にはまだこれがやっとであり。でもこれが楽しい。
この釣りはだれる瞬間がなく、夢中の状態がずっと続く。システマチックに場を作っていく釣り、例えばヘラなんかもそうだし、ペースを乱すことなく数を重ねる釣りもそうだけど、餌釣りならではの、場をコントロールして釣っていく緊張感が楽しいのです。エギングでの数釣りも場を作るって面じゃわりと近いものがあると思ってるんだけど、あまり共感を得られないのは俺の勘違いなのか。
言うならば、釣りにおけるSDGS的な。
違うか(笑
しばらく釣れ続く。
コブダイの仕掛けを回収しようとしたところ、根掛かりしていて、針を付け直したりしているうちに、群れは去ってしまったようで。
さすがにこの時期になると、メジナの数は少なくなっている。水中に舞っている様子はなんとか分かるものの、餌を喰う様子が見えるレンジまで浮いても来ない。それでも餌盗りのスズメダイの群れをかわすのと、風向きと潮を攻略すれば釣れてくるので、釣りとしてはとても面白い。
また、しらばく釣れ続く。

ひときわ良い引きをみせてくれた、今日イチのサイズ。
喰ってくるはずのところで喰ってこないなぁと思ったら、

ホシササノハベラや、

コモンフグがウキを消し込む。

春告魚のメバルもよく喰ってくる。
季節感を伴う魚は嬉しいね。釣れてくるのは居着きのアカメバルばかりだった。
メジナのアタリが遠のいてきた。
餌盗り分離で手前に撒いていたコマセにクロダイでも寄っていないか、とウキ下をボトムに合わせて放り込む。
ややあって、馴染んだウキが消し込んだ。
合わせるとしっかりとした強めの引き。首も振ってるな~、狙い通りのクロダイきた!?
メジナとは違う引きだけど、力強さはある。でも、焦るほどのものではないので、ゆっくりと楽しみながら寄せてくる。
水面まで上がってきた姿は・・・・
ありゃ!?コブちゃんじゃないの~!

久しぶりのコブダイ登場。
一応、今日の本命その2なんだが・・
すぐ隣でコブダイ用の仕掛けを入れているにもかかわらず、ウキフカセの方にくるという(笑
まぁこのサイズならウキフカセタックルでも問題ないし、楽しいんだけど・・・せっかくなら専用の方に来てほしかった。高価なユムシ買ってきたのに。

やんちゃ坊主な顔つきがカワイイ。
若魚なので、まだコブはない。でもその辺りを触ると微妙にプニプニしているのだ。
そうこうしているとコブ用の竿にアタリ。
キタか!と髪が逆立つが、
それは、とても弱いアタリであり。
で、合わせると、とても弱い引きであり(笑
海上釣り堀用ロッドとアンバサダー6500CにPE10号を巻いたタックル。
上がってきたのは20センチに満たないカサゴだった。
この竿、ティップこそ繊細な極細ソリッドで反応が大きく出るが、そこから先はガッチガチのゴン太大将な変態ロッドなので、ほぼ曲がらず。
申し訳なくなってすぐにリリース。
あ、写真撮るの忘れたわ。お元気で。
しばらく続けたところで時間になったので撤収。
帰宅後、キープした20匹ほどのメジナを捌いている時。
あと残り数匹となった時、頭を落とすのに鰓蓋の後ろに包丁を入れたところで気が付いた。

あれ、鰓蓋の縁、黒くね!?
これ、尾長の特徴じゃん。ひっくり返してみると、

うん。

間違いないね。
正式名称:クロメジナ。釣り人の間では尾長グレで通ってる彼だけど、初めて釣ったなぁ。
ってか尾長って、富山にも居るんだ。
これまで釣ってて気づかなかっただけかもしれないが、ここ数年でキープして捌いた魚の中にはいなかったと思う。自信ないけど、魚好きだから気付く目は持ってるつもりだが・・・。
捌いた数は200に届くかどうかくらいだが、リリースした魚はその数倍いるわけで。針外してすぐにリリースするから気づいてない可能性大よね。
尾長は引きが強いと言う。
今日釣った魚の中で、たしかにサイズの割には良く引いたなって記憶はあるんだけど、今となってはその魚がこれなのかは分からない。
これはちょっと面白いことになってきたぞ
早速、ネットで富山の尾長グレを調べてみると、
公式には2015年に魚津水族館が、漁獲された個体で初確認している記録が出てきた。
わりと最近だな。
ってことは、獲れてるは結構獲れてるんだと思う。でもそれは、単に気づかないだけとか、気づいても時々獲れるやつだから当たり前だとか、そもそも興味がないとか。
温暖化の影響なのか、この20年ちょっとで、富山の海で釣れる魚の様相が変わってきたのは、昔から釣りをしている人なら同感されると思う。
昔は富山で釣れなかったサワラが今じゃ当たり前のように釣れたり、カイワリだっていなかったと思うし、ダツもずいぶんと増えたような気がするし。
今年は春のアオリイカ、春イカがよく釣れていたけど、それが毎年のことになる日が近いのかもしれない。
それは嬉しいようで、でも、やっぱ素直に喜んでいいかは、ちょっとねぇ・・・・・(汗
それでも思いがけない尾長グレの登場に、魚好きの僕のテンションは爆上がりであり。
おかけで、今日はうまいビールが飲めそうだ。

お気に入りの「エッティンガー・ヴァイス」。ドイツの白ビールです。
僕は白ビールが好きなんだけど、これは旨い!そして安い!だからエライ!
なので、いつもケース買いです。
缶はもちろん、箱のデザインもカッコイイ。外国のビールってラベルがわりとカッコイイのが多くて、結構ジャケ買いすることが多いんだけど、こいつは旨いですよ。
やっぱドイツすごいわ。行きてーなー、ドイツ。
〈タックル〉
ロッド : SIMANO ADVANCE ISO 1.5号500
リール : Daiwa TORAISO2500H-lbd
ライン : ナイロン2号
ハリス : フロロ1.5号
針 : オーナー 南方グレ8号
ウキ : 釣研 全誘導ⅩどんぐりG2
久しぶりの平日休み。
いつもは混んでる釣り場で、のんびりいきたい。
だったらウキフカセを思い存分楽しみたい。
そんな気分で着いた釣り場は・・・強風のせいか先行者は一人だけ。
その一人のオッちゃんも撤収するところで、準備をしながらしばらく話をする。
しかしまぁ凄い風だ。
向かい風と横風では、まず釣りにならない。
いつもなら諦めて帰るところだけど、今日はせっかくの平日休みだし、高価な一連のウキフカセ用餌関係を揃えてきたわけで・・・日頃の労働における対価をどぶに捨てるわけにはいかん。
追い風の立ち位置に入るが、ずんなりこの位置をキープできるのも、平日ならではかもしれん。そういう風に考える。
今日はメジナ狙いだけど、水温低下が著しい季節柄、メジナはその数を減らしつつ、春の気配を携えながら、ウミタナゴが増えてくるのが例年のパターンだが・・・
コマセを撒いてみると、浮き上がってきたのはスズメダイ。その周りでメジナがちらほら舞っている。
「タナゴ、いないな・・・」
とりあえずコマセをある程度撒いて、その場を盛り上げつつ、もう1本の竿を用意する。
コブダイ狙いはユムシを付けて投入。
今まで何度かコブダイを狙ってきたけど、いろんな餌を試したが、このポイントではいつも餌盗りにやられてしまって釣りにならず。まともに勝負できるのはこの餌しかないなぁとの結論から。
1投目からウキが気持ちよく消し込んでいく。
あわせるとしっかり竿を曲げてくれるキレのある引き。
やっぱメジナ楽しい。
この切れのある気持ちの良い引きを気軽に味わえるのだから、ウキフカセはやっぱ楽しい。懐的には手軽でもないが。
しかし、2匹釣ったところで後が続かない。
仕掛けを中途半端に流すと餌を盗られる。潮の向きと風向きとが逆のため、強風に道糸をとられると仕掛けが入っていかないし、ドラグがかかって喰ってこない。
しばらく頭を悩ませながら釣る。
コマセを手前に集中させ餌盗りを固定できたので、沖目に仕掛けを投入。僅かな角度の違いだけど、風を利用したラインメンディングで上手く仕掛けが馴染む地点が分かったので、仕掛けがある程度入ったのを見計らいコマセを被せる。
すると予定調和のように狙った位置でウキが消し込んだ。
あ~ようやく決まったわ。
馴れた人はこういう状況でも当たり前のように対処するんだろうけど、僕にはまだこれがやっとであり。でもこれが楽しい。
この釣りはだれる瞬間がなく、夢中の状態がずっと続く。システマチックに場を作っていく釣り、例えばヘラなんかもそうだし、ペースを乱すことなく数を重ねる釣りもそうだけど、餌釣りならではの、場をコントロールして釣っていく緊張感が楽しいのです。エギングでの数釣りも場を作るって面じゃわりと近いものがあると思ってるんだけど、あまり共感を得られないのは俺の勘違いなのか。
言うならば、釣りにおけるSDGS的な。
違うか(笑
しばらく釣れ続く。
コブダイの仕掛けを回収しようとしたところ、根掛かりしていて、針を付け直したりしているうちに、群れは去ってしまったようで。
さすがにこの時期になると、メジナの数は少なくなっている。水中に舞っている様子はなんとか分かるものの、餌を喰う様子が見えるレンジまで浮いても来ない。それでも餌盗りのスズメダイの群れをかわすのと、風向きと潮を攻略すれば釣れてくるので、釣りとしてはとても面白い。
また、しらばく釣れ続く。
ひときわ良い引きをみせてくれた、今日イチのサイズ。
喰ってくるはずのところで喰ってこないなぁと思ったら、
ホシササノハベラや、
コモンフグがウキを消し込む。
春告魚のメバルもよく喰ってくる。
季節感を伴う魚は嬉しいね。釣れてくるのは居着きのアカメバルばかりだった。
メジナのアタリが遠のいてきた。
餌盗り分離で手前に撒いていたコマセにクロダイでも寄っていないか、とウキ下をボトムに合わせて放り込む。
ややあって、馴染んだウキが消し込んだ。
合わせるとしっかりとした強めの引き。首も振ってるな~、狙い通りのクロダイきた!?
メジナとは違う引きだけど、力強さはある。でも、焦るほどのものではないので、ゆっくりと楽しみながら寄せてくる。
水面まで上がってきた姿は・・・・
ありゃ!?コブちゃんじゃないの~!
久しぶりのコブダイ登場。
一応、今日の本命その2なんだが・・
すぐ隣でコブダイ用の仕掛けを入れているにもかかわらず、ウキフカセの方にくるという(笑
まぁこのサイズならウキフカセタックルでも問題ないし、楽しいんだけど・・・せっかくなら専用の方に来てほしかった。高価なユムシ買ってきたのに。
やんちゃ坊主な顔つきがカワイイ。
若魚なので、まだコブはない。でもその辺りを触ると微妙にプニプニしているのだ。
そうこうしているとコブ用の竿にアタリ。
キタか!と髪が逆立つが、
それは、とても弱いアタリであり。
で、合わせると、とても弱い引きであり(笑
海上釣り堀用ロッドとアンバサダー6500CにPE10号を巻いたタックル。
上がってきたのは20センチに満たないカサゴだった。
この竿、ティップこそ繊細な極細ソリッドで反応が大きく出るが、そこから先はガッチガチのゴン太大将な変態ロッドなので、ほぼ曲がらず。
申し訳なくなってすぐにリリース。
あ、写真撮るの忘れたわ。お元気で。
しばらく続けたところで時間になったので撤収。
帰宅後、キープした20匹ほどのメジナを捌いている時。
あと残り数匹となった時、頭を落とすのに鰓蓋の後ろに包丁を入れたところで気が付いた。
あれ、鰓蓋の縁、黒くね!?
これ、尾長の特徴じゃん。ひっくり返してみると、
うん。
間違いないね。
正式名称:クロメジナ。釣り人の間では尾長グレで通ってる彼だけど、初めて釣ったなぁ。
ってか尾長って、富山にも居るんだ。
これまで釣ってて気づかなかっただけかもしれないが、ここ数年でキープして捌いた魚の中にはいなかったと思う。自信ないけど、魚好きだから気付く目は持ってるつもりだが・・・。
捌いた数は200に届くかどうかくらいだが、リリースした魚はその数倍いるわけで。針外してすぐにリリースするから気づいてない可能性大よね。
尾長は引きが強いと言う。
今日釣った魚の中で、たしかにサイズの割には良く引いたなって記憶はあるんだけど、今となってはその魚がこれなのかは分からない。
これはちょっと面白いことになってきたぞ
早速、ネットで富山の尾長グレを調べてみると、
公式には2015年に魚津水族館が、漁獲された個体で初確認している記録が出てきた。
わりと最近だな。
ってことは、獲れてるは結構獲れてるんだと思う。でもそれは、単に気づかないだけとか、気づいても時々獲れるやつだから当たり前だとか、そもそも興味がないとか。
温暖化の影響なのか、この20年ちょっとで、富山の海で釣れる魚の様相が変わってきたのは、昔から釣りをしている人なら同感されると思う。
昔は富山で釣れなかったサワラが今じゃ当たり前のように釣れたり、カイワリだっていなかったと思うし、ダツもずいぶんと増えたような気がするし。
今年は春のアオリイカ、春イカがよく釣れていたけど、それが毎年のことになる日が近いのかもしれない。
それは嬉しいようで、でも、やっぱ素直に喜んでいいかは、ちょっとねぇ・・・・・(汗
それでも思いがけない尾長グレの登場に、魚好きの僕のテンションは爆上がりであり。
おかけで、今日はうまいビールが飲めそうだ。
お気に入りの「エッティンガー・ヴァイス」。ドイツの白ビールです。
僕は白ビールが好きなんだけど、これは旨い!そして安い!だからエライ!
なので、いつもケース買いです。
缶はもちろん、箱のデザインもカッコイイ。外国のビールってラベルがわりとカッコイイのが多くて、結構ジャケ買いすることが多いんだけど、こいつは旨いですよ。
やっぱドイツすごいわ。行きてーなー、ドイツ。
〈タックル〉
ロッド : SIMANO ADVANCE ISO 1.5号500
リール : Daiwa TORAISO2500H-lbd
ライン : ナイロン2号
ハリス : フロロ1.5号
針 : オーナー 南方グレ8号
ウキ : 釣研 全誘導ⅩどんぐりG2
Posted by ネオプラMASA at 22:13│Comments(0)
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