2021年06月24日
牙祭
6月の釣りをのんびりと。
6月18日
仕事が詰まる中で、ありがたいのかありがたくないのか微妙ではあるが、再び平日休み。
疲れ気味の頭と身体を引きずって辿り着いた正午の海で気づいた衝撃の事実。
・・・・タックル忘れた。
こんなこと初めてである。
ランディングネットを忘れたとかはあるけど、ロッドとリールを忘れるなんて初めてである。
オレ、大丈夫かな。そろそろやばいかな。
さすがに自分が心配になりつつも、いったん家に戻り、再び海へと向かう。
気分を変えようと、車中、久しぶりに効いたSPITZのアルバムの優しさに泣きそうになりながらも、タックル忘れたからこそ良いドライブだったと考え直して、さっきと全く同じ位置に駐車。
希望の位置は空いている。
今日は夕方まではキス釣りをして時間を過ごし、時間になったら移動してルアーを投げる予定。
コンセプトは、「全力でのんびり」。
久しぶりにジェット天秤を持ってきた。自宅にストックが売るほどあるのだが、最近は使う場面もない天秤。
しかし、そのサンダーバード的外観といい、ベタ塗感溢れるマットな赤色といい、レトロフューチャーなデザインはとても魅力的であり。ジェットと胸を張る割には、もはや大して飛ぶ天秤ではない点も、愛すべき要素が溢れているのである。
クーラーボックスから取り出したジャスミン茶を飲みながら、ゆっくりさびいてキスを誘う。
魚が小さい。アタリはあるが、掛けきれない。
う~ん、これ、明らかにジェット天秤が邪魔してるなぁ。浮き上がりは早いので、手前の根を躱すのには都合がいいのだけど。
投げ釣りといっても、投げ用のタックルを持ってきたわけではなく(手持ちの投げ用リールのラインが死んでおり、しかし、巻替えのために釣具屋に行く暇がなくて持ってこなかった)、シーバスタックルを流用しているので、投げる距離も100mくらいのものである。これなら釣り自体を、飛距離よりも感度側に振った方が釣れる。
小型の片テンビンに10号の六角を付けてキャスト。
これが当たり。
アタリを感知しやすく、また掛けやすい。

このくらいのサイズになると、キスらしい引きをはっきりと楽しませてくれる。
サイズが小さいので、繊細に釣る。
ひときわ気持ちの良いアタリをみせて上がってきたのは、

チャリコも20センチくらいになると、それなりに存在感がある。
小さくてもマダイ。
子供の頃はこれが釣れたら嬉しかったものだ。
さらに良い引きを見せてくれるのは、

最近よくお会いするカワハギさん。いつ見てもそのデザインと顔つきは最高。
そこそこの良型である。
堤防で専用仕掛けで狙うとあんなに手ごわいのに、投げ釣りでは案外大胆に喰ってきて労せず釣れてしまう。フレッシュな魚に対し、テンション抜いて這わせた仕掛けが警戒心を解くのかね。
根周りで引き込んだのは、

ホシササノハベラとちびアイナメのダブル。
その辺の根魚の手本のような。
手を加えたわけではないが、偶然のシンクロした並びがまた。
夕方が近づいてきた。
16時を目安にいったん撤収して移動。
ルアーのポイントにやってきた。
とりあえず、ここではフラットからのシーバス狙いで。
vjをキャスト。
着底から巻いてくると、なにやらあたってくる。それも連続で。
ん?もしかして、あいついる!?
2投目。
今度はフッキングした。
このビクビクくねる引きは、

やっぱりのカマス。
そういえば、去年も梅雨時期から釣れたなぁ。
朝マヅメの短い時間で釣ってたけど、夕方にも接岸してるんだ。いきなり釣れたから、どの時間帯から始まってたのかは知らんけど。
キャストするごとにあたってくる。相当な数の群れが入っているようだ。
「牙祭」、絶賛開催中である。
何匹か釣ったところで、高価なアルカリシャッドがズタボロにされてはたまらんとルアーチェンジ。
大型のカマスを狙うにはvjは強いけど、これだけの祭り状態なら何投げてもくるだろう。
鉄板バイブを放り込む。

当然、問題なく釣れるわね。カマスの大好きなチビ鉄板だもん。
それでも、ただ巻きよりリフト&フォールの方が反応は良いようで。
しばらく釣り続ける。
だが、こんなことを続けていては、フラットを狙う時間が無くなってしまう。
切り上げてフラット狙いへ。
ひととおり探り終えて反応なし。
シーバス狙いに切り替える。まだカマスはあたってはくるものの、その頻度はかなり落ちたようだ。やはり時間で群れは抜けていくみたい。
そして、ひときわ強いアタリ。
お、カマスじゃないよ。シーバスだ。
しっかりとした重量感が伝わり、ロッドをためて凌ぐ。
しかし、直後、エラ洗いでフックアウト。
ありゃ、前回と同じじゃないの。
手ごたえからして、多分サイズは60くらいかな。
カマスの締めとして獲りたかった。いや、そもそも本命はシーバスなんだからカマスは関係ないか。
その後、マヅメも攻めきったが反応はなかった。
とにかく、今日はこの場所にカマスが群れる発見があって良かった。次回はもう少し突き詰めてみるか。
〈タックル〉
・キス用
ロッド:G-CRAFT MIDWATER MWS-972-MLRF
リール:Daiwa LEGARIS LT4000D-C
ライン:GOSEN DONPEPE8 0.8号
リーダー:Seager PremiumMax 3号
・ルアー用
ロッド:Daiwa morethan EXPERT AGS 94LML
リール:Daiwa CERTATE LT5000D-CXH
ライン:SHIMANO PITBULL8+ 1号
リーダー:Seager PremiumMax 3号
仕事が詰まる中で、ありがたいのかありがたくないのか微妙ではあるが、再び平日休み。
疲れ気味の頭と身体を引きずって辿り着いた正午の海で気づいた衝撃の事実。
・・・・タックル忘れた。
こんなこと初めてである。
ランディングネットを忘れたとかはあるけど、ロッドとリールを忘れるなんて初めてである。
オレ、大丈夫かな。そろそろやばいかな。
さすがに自分が心配になりつつも、いったん家に戻り、再び海へと向かう。
気分を変えようと、車中、久しぶりに効いたSPITZのアルバムの優しさに泣きそうになりながらも、タックル忘れたからこそ良いドライブだったと考え直して、さっきと全く同じ位置に駐車。
希望の位置は空いている。
今日は夕方まではキス釣りをして時間を過ごし、時間になったら移動してルアーを投げる予定。
コンセプトは、「全力でのんびり」。
久しぶりにジェット天秤を持ってきた。自宅にストックが売るほどあるのだが、最近は使う場面もない天秤。
しかし、そのサンダーバード的外観といい、ベタ塗感溢れるマットな赤色といい、レトロフューチャーなデザインはとても魅力的であり。ジェットと胸を張る割には、もはや大して飛ぶ天秤ではない点も、愛すべき要素が溢れているのである。
クーラーボックスから取り出したジャスミン茶を飲みながら、ゆっくりさびいてキスを誘う。
魚が小さい。アタリはあるが、掛けきれない。
う~ん、これ、明らかにジェット天秤が邪魔してるなぁ。浮き上がりは早いので、手前の根を躱すのには都合がいいのだけど。
投げ釣りといっても、投げ用のタックルを持ってきたわけではなく(手持ちの投げ用リールのラインが死んでおり、しかし、巻替えのために釣具屋に行く暇がなくて持ってこなかった)、シーバスタックルを流用しているので、投げる距離も100mくらいのものである。これなら釣り自体を、飛距離よりも感度側に振った方が釣れる。
小型の片テンビンに10号の六角を付けてキャスト。
これが当たり。
アタリを感知しやすく、また掛けやすい。

このくらいのサイズになると、キスらしい引きをはっきりと楽しませてくれる。
サイズが小さいので、繊細に釣る。
ひときわ気持ちの良いアタリをみせて上がってきたのは、

チャリコも20センチくらいになると、それなりに存在感がある。
小さくてもマダイ。
子供の頃はこれが釣れたら嬉しかったものだ。
さらに良い引きを見せてくれるのは、

最近よくお会いするカワハギさん。いつ見てもそのデザインと顔つきは最高。
そこそこの良型である。
堤防で専用仕掛けで狙うとあんなに手ごわいのに、投げ釣りでは案外大胆に喰ってきて労せず釣れてしまう。フレッシュな魚に対し、テンション抜いて這わせた仕掛けが警戒心を解くのかね。
根周りで引き込んだのは、

ホシササノハベラとちびアイナメのダブル。
その辺の根魚の手本のような。
手を加えたわけではないが、偶然のシンクロした並びがまた。
夕方が近づいてきた。
16時を目安にいったん撤収して移動。
ルアーのポイントにやってきた。
とりあえず、ここではフラットからのシーバス狙いで。
vjをキャスト。
着底から巻いてくると、なにやらあたってくる。それも連続で。
ん?もしかして、あいついる!?
2投目。
今度はフッキングした。
このビクビクくねる引きは、

やっぱりのカマス。
そういえば、去年も梅雨時期から釣れたなぁ。
朝マヅメの短い時間で釣ってたけど、夕方にも接岸してるんだ。いきなり釣れたから、どの時間帯から始まってたのかは知らんけど。
キャストするごとにあたってくる。相当な数の群れが入っているようだ。
「牙祭」、絶賛開催中である。
何匹か釣ったところで、高価なアルカリシャッドがズタボロにされてはたまらんとルアーチェンジ。
大型のカマスを狙うにはvjは強いけど、これだけの祭り状態なら何投げてもくるだろう。
鉄板バイブを放り込む。

当然、問題なく釣れるわね。カマスの大好きなチビ鉄板だもん。
それでも、ただ巻きよりリフト&フォールの方が反応は良いようで。
しばらく釣り続ける。
だが、こんなことを続けていては、フラットを狙う時間が無くなってしまう。
切り上げてフラット狙いへ。
ひととおり探り終えて反応なし。
シーバス狙いに切り替える。まだカマスはあたってはくるものの、その頻度はかなり落ちたようだ。やはり時間で群れは抜けていくみたい。
そして、ひときわ強いアタリ。
お、カマスじゃないよ。シーバスだ。
しっかりとした重量感が伝わり、ロッドをためて凌ぐ。
しかし、直後、エラ洗いでフックアウト。
ありゃ、前回と同じじゃないの。
手ごたえからして、多分サイズは60くらいかな。
カマスの締めとして獲りたかった。いや、そもそも本命はシーバスなんだからカマスは関係ないか。
その後、マヅメも攻めきったが反応はなかった。
とにかく、今日はこの場所にカマスが群れる発見があって良かった。次回はもう少し突き詰めてみるか。
〈タックル〉
・キス用
ロッド:G-CRAFT MIDWATER MWS-972-MLRF
リール:Daiwa LEGARIS LT4000D-C
ライン:GOSEN DONPEPE8 0.8号
リーダー:Seager PremiumMax 3号
・ルアー用
ロッド:Daiwa morethan EXPERT AGS 94LML
リール:Daiwa CERTATE LT5000D-CXH
ライン:SHIMANO PITBULL8+ 1号
リーダー:Seager PremiumMax 3号