2017年04月27日
ロクマル
先日、久しぶりの夜釣りをしたが、今回は久しぶりの夕マズメの海。
3日前。
春はいろいろと始まりの季節であるが、小中学校に通う子を持つ親にとっては担任教師による家庭訪問の時期でもある。
で、今日は息子の通う中学校のその日であり。僕は担任の先生が変わった年については直にお話出来る機会なので、可能な限り同席するようにしている。今年も無事、先生をお迎えすることが出来た。
まあ、学校生活は真面目に頑張っているようであり、親としてはひと安心。勉強よりも委員会なりクラスの係なり自分に課された仕事を真摯に取り組める人間になって欲しいと思っているので、そのあたりはどうやら合格点のようだ。
勉強の方は…ま、それなりに(笑)
「それなり」の一環として通っている塾の送り迎えに費やす時間、嫁から「私送り迎えするから、ゆっくり釣りに行ってくれば。帰り遅いし」との有難いお言葉!
あざ〜す、行ってきや〜す♪
久しぶりの夕マズメのシーバス狙いである。
先日は6年ぶりの深夜から朝マズメの釣りだったが、今回も久しぶりの夕マズメである。普段デイゲーム主体の僕としてはプライムタイムの釣りは一層の期待感を抱かせるものであり、その僕を送り出した嫁の気持ちにも答えたいところではあるのだ。
いつもの癖でデイゲームのポイントへ車を走らせている途中で気が付いた。
「今日はあそこでなくていいじゃん」
マズメ狙いのポイントへ進路変更。
午後3時過ぎ。たどり着いたポイントはベッタベタのベタな凪。
あちゃ~、分かってはいたけど、しかしここまでのベタとは。
シーバスを狙うには静かすぎる海だけど、せっかくのこの時間帯の釣りだ。楽しもう。
夜になると、どうした?ってくらいに賑わうポイントも日中は全くの無人。南西の風が強く釣り辛いのも理由だろうが、それにしても人の姿がなさすぎる。静かに釣りに集中できるから良いのだけど。おかげで入りたい位置にすんなりエントリー。
手前のブレイク沿いには稚アユが帯状に群れている。これだけ大量のベイトが入っていれば何かしらのフィッシュイーターは入ってそうなもんだけどなぁ。
PB-24、IP-18と繋げながらしばらく探ってみるが反応はない。
夕マズメまではまだまだ時間がある。
今日はシーバスがメインであるが、最近釣れ始めた話を聞くようになったヒラメ・マゴチも視野に入れて探っていこう。
ヒラメは時合いにならないと喰ってこないだろうけどマゴチなら出てくれないかな。ローリングシャッドで全方位底を叩く。しかし反応なし。
ヒラメ狙いに切り替えレンジバイブにチェンジ。60mほどキャストしボトムから50センチほどのレンジをトレースする。時々レンジを上げてシーバスも意識する欲深さも兼ね備え(^^;
まだ明るいからバイブレーションのリアクションバイトを期待して。いい時間になったらミノーに切り替えて獲りにいこう。
のんびりとキャストを続ける。
潮は激流並みの強さで流れており、巻いてくるルアーが見る見る右から左へと流されていく。波がなくてもベイトの量とこれだけ潮が効いていればどうにかならんもんかね、と都合の良い方に考える。そういうの得意(笑
強風が大気に漂うチリを吹き飛ばしてくれたようで、雪を抱いた立山連峰が明確なコントラストでそびえている。
カモメは視界を悠々と横切り、凪の海に漂うウミウは時々水中にダイブしている。
遠くの景色が蜃気楼のようにボヤボヤして見えるが、それはきっと気のせいで。
穏やかな海はのんびりと穏やかな時間を過ごしているようだ。
5時半を過ぎただろうか。
そろそろ、良い時間帯に近づいている。
陽がもう少し落ちたところでレンジを上げよう。そこからはシーバス1本に切り替えだ。
そこまではもう少しヒラメを意識して・・・。
コツンッと小さいアタリが出た。
中間距離で。
バックハンド側でタイミングよく強いアワセが決まった。
しっかりとした重量感が伝わってくる。
よ~し!乗った!
しばらく引き合うが引きの感じが何か変だ。
強いは強いのだが、シーバスのような荒っぽさはなく、クロダイの直線的な走りもない。もちろん青物のそれではない。マゴチではないしボラでもない。エイのような絶望的な強さもなく、反対にサワラやウグイの諦め系でもない(笑
バタバタとした感じがヒラメの引きそのものなのだが、ヒラメにしては強すぎるのだ。明らかに。
時々ドラグを勢いよく出して走る。水面を割る気配はないのでロッドは立ててやり取りしているのだが、一体何が掛かったんだ?なかなか弱んないぞコレ。
多分元気の足りないそこそこサイズのシーバスだろうと思いつつ寄せてくる。
ようやく水面に相手が浮いた。
ん?
んんん・・・・・・・・・・・・・・・・・???・・・・!!!!
ちょ、あれ、茶色い!茶色いよ!!
茶色く、そして平たく。
おわ~、ヒラメだ!しかも、デカッ!!
足元まで寄せてネットを開く。
今まで釣ったことのないというか他人が釣ったとこも見たことのないサイズのヒラメを目の前にして、途端に緊張のボルテージが激上がりする。
やばい、これバラしたらやばい。
こんなんバラしたらオレ無理や。なんかわからんけど無理や。
ネットに入れようとするが、これまた入れづらい。このサイズのヒラメに対してネットのサイズが小さい。
あ~、でかいヒラメってこのサイズのネットじゃ小さいんだ。なるほど、初めて知ったわ。ほかの魚なら同じサイズでも余裕なんだけどなぁ。
変に感心している冷静な心と緊張MAXの心が相克するうちになんとか無事ネットイン。

おっしゃ~!!
獲った!!!!

61センチ。
ロクマルいったね(^^)
僕のヒラメの最高サイズは48センチだったので、このサイズの引きなんて知る由もなく。そりゃ引きからじゃヒラメって分からんはずだわ。
ヒラメの盛んな地方では大したサイズではないのだろうけど、富山じゃなかなか頑張った方じゃなかろうかと・・。

いかついこの顔!
歯も鋭いぞ!
でも目の形はハート♡

せっかくだからブツ持ち写真♪
多分この先も僕はこのサイズのヒラメを釣ることはないと思うので(^^;
時間的にはこれからがいよいよ夕マズメのプライムタイムってところなのだが、なんだかそうも言ってられない魚が釣れちゃったので帰ることに。家帰って捌かなきゃ。嫁と子供が帰ってくるまでにある程度仕上げておきたいし。
車に戻る途中、釣りの様子を見に来たと思しき近所の爺さんに捕まって少し立ち話。爺さんヒラメを絶賛してくれたので素直に嬉しい。毎日釣りの様子を見てるだけあって、釣り人よりも状況に詳しいわ、この爺さん(笑
帰宅後、さっそく捌く作業。
このサイズのヒラメを捌くのは釣り人冥利に尽きる至福の時間でした。
〈タックル〉
ロッド:UFMウエダ CPS-902EX-ti
リール:Daiwa CERTATE2500
ライン:GOSEN DONPEPE8 0.8号
リーダー:Seaguar Grandmax5号
春はいろいろと始まりの季節であるが、小中学校に通う子を持つ親にとっては担任教師による家庭訪問の時期でもある。
で、今日は息子の通う中学校のその日であり。僕は担任の先生が変わった年については直にお話出来る機会なので、可能な限り同席するようにしている。今年も無事、先生をお迎えすることが出来た。
まあ、学校生活は真面目に頑張っているようであり、親としてはひと安心。勉強よりも委員会なりクラスの係なり自分に課された仕事を真摯に取り組める人間になって欲しいと思っているので、そのあたりはどうやら合格点のようだ。
勉強の方は…ま、それなりに(笑)
「それなり」の一環として通っている塾の送り迎えに費やす時間、嫁から「私送り迎えするから、ゆっくり釣りに行ってくれば。帰り遅いし」との有難いお言葉!
あざ〜す、行ってきや〜す♪
久しぶりの夕マズメのシーバス狙いである。
先日は6年ぶりの深夜から朝マズメの釣りだったが、今回も久しぶりの夕マズメである。普段デイゲーム主体の僕としてはプライムタイムの釣りは一層の期待感を抱かせるものであり、その僕を送り出した嫁の気持ちにも答えたいところではあるのだ。
いつもの癖でデイゲームのポイントへ車を走らせている途中で気が付いた。
「今日はあそこでなくていいじゃん」
マズメ狙いのポイントへ進路変更。
午後3時過ぎ。たどり着いたポイントはベッタベタのベタな凪。
あちゃ~、分かってはいたけど、しかしここまでのベタとは。
シーバスを狙うには静かすぎる海だけど、せっかくのこの時間帯の釣りだ。楽しもう。
夜になると、どうした?ってくらいに賑わうポイントも日中は全くの無人。南西の風が強く釣り辛いのも理由だろうが、それにしても人の姿がなさすぎる。静かに釣りに集中できるから良いのだけど。おかげで入りたい位置にすんなりエントリー。
手前のブレイク沿いには稚アユが帯状に群れている。これだけ大量のベイトが入っていれば何かしらのフィッシュイーターは入ってそうなもんだけどなぁ。
PB-24、IP-18と繋げながらしばらく探ってみるが反応はない。
夕マズメまではまだまだ時間がある。
今日はシーバスがメインであるが、最近釣れ始めた話を聞くようになったヒラメ・マゴチも視野に入れて探っていこう。
ヒラメは時合いにならないと喰ってこないだろうけどマゴチなら出てくれないかな。ローリングシャッドで全方位底を叩く。しかし反応なし。
ヒラメ狙いに切り替えレンジバイブにチェンジ。60mほどキャストしボトムから50センチほどのレンジをトレースする。時々レンジを上げてシーバスも意識する欲深さも兼ね備え(^^;
まだ明るいからバイブレーションのリアクションバイトを期待して。いい時間になったらミノーに切り替えて獲りにいこう。
のんびりとキャストを続ける。
潮は激流並みの強さで流れており、巻いてくるルアーが見る見る右から左へと流されていく。波がなくてもベイトの量とこれだけ潮が効いていればどうにかならんもんかね、と都合の良い方に考える。そういうの得意(笑
強風が大気に漂うチリを吹き飛ばしてくれたようで、雪を抱いた立山連峰が明確なコントラストでそびえている。
カモメは視界を悠々と横切り、凪の海に漂うウミウは時々水中にダイブしている。
遠くの景色が蜃気楼のようにボヤボヤして見えるが、それはきっと気のせいで。
穏やかな海はのんびりと穏やかな時間を過ごしているようだ。
5時半を過ぎただろうか。
そろそろ、良い時間帯に近づいている。
陽がもう少し落ちたところでレンジを上げよう。そこからはシーバス1本に切り替えだ。
そこまではもう少しヒラメを意識して・・・。
コツンッと小さいアタリが出た。
中間距離で。
バックハンド側でタイミングよく強いアワセが決まった。
しっかりとした重量感が伝わってくる。
よ~し!乗った!
しばらく引き合うが引きの感じが何か変だ。
強いは強いのだが、シーバスのような荒っぽさはなく、クロダイの直線的な走りもない。もちろん青物のそれではない。マゴチではないしボラでもない。エイのような絶望的な強さもなく、反対にサワラやウグイの諦め系でもない(笑
バタバタとした感じがヒラメの引きそのものなのだが、ヒラメにしては強すぎるのだ。明らかに。
時々ドラグを勢いよく出して走る。水面を割る気配はないのでロッドは立ててやり取りしているのだが、一体何が掛かったんだ?なかなか弱んないぞコレ。
多分元気の足りないそこそこサイズのシーバスだろうと思いつつ寄せてくる。
ようやく水面に相手が浮いた。
ん?
んんん・・・・・・・・・・・・・・・・・???・・・・!!!!
ちょ、あれ、茶色い!茶色いよ!!
茶色く、そして平たく。
おわ~、ヒラメだ!しかも、デカッ!!
足元まで寄せてネットを開く。
今まで釣ったことのないというか他人が釣ったとこも見たことのないサイズのヒラメを目の前にして、途端に緊張のボルテージが激上がりする。
やばい、これバラしたらやばい。
こんなんバラしたらオレ無理や。なんかわからんけど無理や。
ネットに入れようとするが、これまた入れづらい。このサイズのヒラメに対してネットのサイズが小さい。
あ~、でかいヒラメってこのサイズのネットじゃ小さいんだ。なるほど、初めて知ったわ。ほかの魚なら同じサイズでも余裕なんだけどなぁ。
変に感心している冷静な心と緊張MAXの心が相克するうちになんとか無事ネットイン。
おっしゃ~!!
獲った!!!!
61センチ。
ロクマルいったね(^^)
僕のヒラメの最高サイズは48センチだったので、このサイズの引きなんて知る由もなく。そりゃ引きからじゃヒラメって分からんはずだわ。
ヒラメの盛んな地方では大したサイズではないのだろうけど、富山じゃなかなか頑張った方じゃなかろうかと・・。
いかついこの顔!
歯も鋭いぞ!
でも目の形はハート♡
せっかくだからブツ持ち写真♪
多分この先も僕はこのサイズのヒラメを釣ることはないと思うので(^^;
時間的にはこれからがいよいよ夕マズメのプライムタイムってところなのだが、なんだかそうも言ってられない魚が釣れちゃったので帰ることに。家帰って捌かなきゃ。嫁と子供が帰ってくるまでにある程度仕上げておきたいし。
車に戻る途中、釣りの様子を見に来たと思しき近所の爺さんに捕まって少し立ち話。爺さんヒラメを絶賛してくれたので素直に嬉しい。毎日釣りの様子を見てるだけあって、釣り人よりも状況に詳しいわ、この爺さん(笑
帰宅後、さっそく捌く作業。
このサイズのヒラメを捌くのは釣り人冥利に尽きる至福の時間でした。
〈タックル〉
ロッド:UFMウエダ CPS-902EX-ti
リール:Daiwa CERTATE2500
ライン:GOSEN DONPEPE8 0.8号
リーダー:Seaguar Grandmax5号
Posted by ネオプラMASA at 23:39│Comments(2)
│鮃、鯒
この記事へのコメント
こんにちはぁ~
ご無沙汰してます。
見事なヒラメじゃぁないですかぁ~。
おめでとうございます。
エンガワだけでも、結構な量が取れたんじゃないですか??
羨ましい。
自分もGW明けたら頑張ろう ♪
ご無沙汰してます。
見事なヒラメじゃぁないですかぁ~。
おめでとうございます。
エンガワだけでも、結構な量が取れたんじゃないですか??
羨ましい。
自分もGW明けたら頑張ろう ♪
Posted by hiroshi
at 2017年05月03日 13:59

>hiroshiさん
お久しぶりです!
いつの間にやらブログ復活されてるじゃないですか〜。ってメッチャ釣ってるし(^◇^;)
相変わらず流石っすね。
今度久しぶりにhiroshiさんの顔見に行こっかな〜♪
お久しぶりです!
いつの間にやらブログ復活されてるじゃないですか〜。ってメッチャ釣ってるし(^◇^;)
相変わらず流石っすね。
今度久しぶりにhiroshiさんの顔見に行こっかな〜♪
Posted by ネオプラMASA
at 2017年05月03日 17:11
