2012年01月26日
デビル8覚書き
私のお気に入りのルアーである「デビル8」。
それについて、ちょっとふれてみることにした。
自分で文章にして書いておかないと、忘れちゃいそうでね(^^;
それについて、ちょっとふれてみることにした。
自分で文章にして書いておかないと、忘れちゃいそうでね(^^;
今日は休日だったが、海は荒れ模様だろうし、なんだか雪も本気を出して降ってきてるみたいなので、釣りはヤメにした。
妻との買い物ついでに、アングラーズに寄る。
私がアングラーズに行っている間、妻は隣の「やまや」で過ごすという、いつものお決まりのパターン。
店長と店内に設置してある淡水魚のアクアタンクを眺めながら、あれこれと魚好きの会話で盛り上がる。
アカヒレタビラやタイリクバラタナゴに混じって、アブラボテが新顔で入っている。
アブラボテの実物は初めて見るので、実に興味深い。
「コイツね、他の魚と比べて泳ぎや餌の捕り方が全然違うのよ。縄張り意識も強いし。」
なるほど、確かに泳ぎのキレやスピードが、他のタナゴ類に比べて全然違う。たしかに縄張り意識があるようで、他の魚を追い払う仕草も見せる。実に興味深い。
格好も、体に厚みがあり、また尾びれ周辺の筋肉の付き方が逞しい。なんとなく尾長メジナをイメージした。釣ったことないけど(^^;
「いいでしょ。何時間見てても飽きんね~。」
「お、これカマツカ?いや、それともツチフキか?」
「カマツカだよ。いい動きするでしょ。」
「この無駄のない機能的な身体のフォルムがたまらんね~。」
「このオイカワ、この体色の美しさ、ヤバイでしょ。」
「グアニン色素だっけ?」
「そうそう、特にタチウオが際立ってるよね。このグアニンはね・・・。」
「お!今の動き、SINZO-ベイト!」
「ヤバイっしょ。」
「ヤバイわ~。」
魚好き同士の会話はとどまることをしらない。
淡水魚にはシンプルかつ奥ゆかしい美しさがある。そこがまたたまらないのよ(笑
自宅で飼っているドジョウも息子と田んぼの脇で捕まえてきたやつだから、2年半以上経つが、そろそろ水草などでレイアウトを施してみたくなった。ただ、ドジョウは神経質なので、うまく棲み分けのできる魚を選ばないとなぁ。
先日、頼んであったデビル8が入荷していたので、購入。
で、そのデビル8だ。
ルアーって、それこそ星の数ほど存在すれど、ばっさり言って、使ってて嬉しくなるルアーとそうでないルアー、「コレで釣りたい!」っと思わせるルアーと「まぁ、コイツなら釣れるだろうな」と思うルアー、などなど、いろんな分け方があると思う。
私にとってデビル8はというと、使ってて嬉しくなるルアーであり、且つ「コレで釣りたい!」と思わせるルアー。
なんでかっていうと、まず目から鱗のその設計。
海底を2本足で歩いてくるルアーって、そう無いでしょ。
正確には、ヘッド部がラインで引っ張られる角度により底から離れるために、2本のレッグの先端についたシンカーだけが海底に触れていることになり、トレースしてくることで、海底の起伏、または人為的なアクションにより、まさに歩いているような姿に見えるということ。
底を歩いてくるんだもん。そりゃ根掛かりも少ないって。
タコを狙ってて、避けて通れないのが根掛かり。
砂地メインのポイントならそうでもないだろうが、私の通うエリアは根の入り方がキツイ。ゴンゴンの根がたくさん入っている。
今じゃ、タコ用のルアーも多くの種類が発売されているが、いろいろ使ってみたけど、どれもあっさりと根に喰われてしまい、結局デビル8くらいしか使い物にならなかった、という側面もある。
昔に通っていた砂地が多いポイントでは、雷魚ロッドでテンヤをブン投げても充分釣りになったし、また釣れてもいたのだが、今の場所じゃテンヤがいくつあっても足りない。
まぁ、あのカニのおもちゃが付いたテンヤの、どこか哀愁を漂わせた佇まいが私的には非常にツボなんだが(笑
そして、デビル8はヘッドが底から離れて前進する形状かた、タコが乗った瞬間のアタリが非常に明確で判りやすい。
そりゃそうだ。浮いてるものに重いモンが乗っかるんだから。
性能的な面の優れたところはまだまだあるが、私的に魅かれているのは、その外見。
タコにアピールする本体がタコベイトってところが素晴らしい!
これは非常に私個人の好みの問題なので、どうでもいいことなのだろうが・・・
タコベイトが本体であることにより、ルアーというよりも日本的な「漁具」って感じがするところが、非常にたまらんのである!
なんかこう、潔くて男らしい感じがするではないか。
でも、基本、ルアーなので、「日本の蛸釣り」は木製のテンヤを手投げスタイルで振り回している地元の爺ちゃん達に譲るとして、デビル8は西洋のルアーの要素を加えたってことで「ニッポンノタコツリ」って事にしとこうか。
なんか自分でもよくわからんようになってきてしまったが・・・まぁ良い(汗
閑話休題。
デビル8のカスタム方法で、タコベイトをクロー系ワームに交換するってのがあるが、私も実際やってみた。
タコの反応は良いし釣れるのだが、どうもこう嬉しさがちょっと落ちる。
なんかこう、いかにも釣れそうな感じがするからだろうか。それから私はやっぱりタコベイトでいく事にした。
やっぱ「漁具」ですよ(笑
デビル8のカスタムに関しては様々な方法が知られており、また多くの方が実践してらっしゃると思うが、私は元来の不器用者ゆえ、凝ったことは得意でない。
だから、以前の記事でも少し触れたが、私自身、行っているカスタムと言えば、タコベイトの2個付けくらい。
それでも、せっかくだから画像で残しておこう。
だって他に残すこと無いんだもん (´・ω・`)
でも、はっきり言って、これ、釣れますよ、マジで。
興味のある方はぜひお試しあれ♪

タコベイトを用意します。
ここではデビル8に標準で付いている3.5号と一回り大きな4号を用意しました。

購入時のまんまのデビル8ですな。
これでも充分すぎるくらい釣れます。いや、ホント、このまんまでいいよ。釣れるから(笑

既存のタコベイトを一旦取り外してから、先ほどの別に用意したタコベイトの先端をちょっとだけカットしたものを軸に通します。

こうなりますわな。

その上からさらに元々付いてたタコベイトを今しがた通したやつの上から被せるように軸に通します。

セットしたらこんな感じですわ。
なんかボリューム感が出たでしょ。タコベイトのヒラヒラ倍増で。
タコ釣りはとりあえずタコに対してアピールする事が大切と思ってるんで。目立ったモン勝ちかな、と。
ホントのとこは違うかもしれないけど、わたしゃよくわからんから、これで良しと (´。` )
また、ヒラヒラが多くなる事でフォールスピードが若干変わります。多分、ここも重要かな!?

赤の上に、クリアなやつを被せると、水中では艶かしい色になりまっせ~。
タコには白が良い、いや赤の方が強い、と人によって言うことが違ったりもするし、時間帯によって効く色が違うとも言うけど・・・
少なくとも私はよくわかりません!
なぜならどの色もよく釣れるからです!
ただ、直前まで白でやっていて反応がなく、この画像の組み合わせに変えた途端釣れたって事はありました。
また、タコベイトのサイズをひとつ大きなものに変えたら、これまた釣れたって事もありました。

既存のやつの上に、一回り大きな4号のタコベイトを被せたものです。
バランスも良く、またアピール感も強い感じかして、私自身、お気に入りのパターンです。

これは逆のパターンで、大きいやつの上に標準のやつをかぶせたもの。このパターンもありかなと。
以上、いずれのパターンも後方に通してあるタコベイトは特段軸に固定するようなことはしてありません。ほったらかしです。どうせフックの位置から後方にはズレようがないし。
なんにせよ、カスタムって呼べるほど大したもんじゃないのは確かですな!!
今まで、デビル8の長所ばかり書いてたが、もちろん短所もある。
それは「壊れやすい」ってこと。
設計上、仕方のないことなのだろうが、根掛かりを無理に外した時など、フックが曲がって戻ってきた場合は、先端を研ぎ直してプライヤーで元の角度に戻してやればOKなんだけど、シンカーのアーム部とフックの基幹部を繋ぐワイヤーの部分が切れたりすることがある。
少しでも繋がっていれば、その場では無理だとしても、自宅に持ち帰ってから、丁寧に切れかけたワイヤーを巻き戻して布テープ等を巻いて固定補修してやれば、多少のバランスは崩れるものの、充分使い物になるまでの復活は施すことは出来る。
安い買い物ではないので、なんとか完全に逝ってしまうまでは使いたいのが人情。
私はその布テープで補修、及び大フックが1本根掛かりで折れてしまった満身創痍の、まるで起動戦士ガンダムの最終回でジオングと戦ったガンダムのような痛々しいデビル8を結構粘って使い続けていた。
結局、それも完全な根掛かりでロストしてしまったが、その時は新品を無くした時と同じくらい悲しかったなぁ。
とりとめのない、私のデビル8への思いを書き綴ってきた。
いいルアーなので、まだまだタコ釣りはマイナーな部類に属する富山県だけに、もっと多くの人がこのルアーを機にタコ釣りの魅力に触れてもらいたいと思う反面、あまりに人気が出てポイントに入りづらくなってしまうのも困るよなぁ、とも思ってしまうのが本音。
だって、今はライバルも居ないし、タコは多いし、喰ったら旨いし、デカイもの居るしで、すんげ~美味しい状況なんだもん、オレ(笑
あ、あと、タコは引きが無くて重いだけってよく言うけど、あれは違います。
イカほど強くはないが、ちゃんとジェット噴射して抵抗します。専門に狙っていれば、ちゃんとわかります。
「お、乗ったか~。けどゴミとは違うよな・・。いや、ちゃんと引いてる!よっしゃイタダキ~♪」
と、微妙な引きを感じて喜びが身体に湧いてくる瞬間がたまらんのですな~(^^)


「ちっくしょ~!なんか旨いもんかと思って捕まえてみたら、なんじゃこりゃ~!!」
ってね (v^ー°)
Posted by ネオプラMASA at 01:51│Comments(0)
│蛸