2010年12月01日
菜園生活 Ⅰ
今年から挑戦を始めた家庭菜園の記録。
家を新築したら是非やってみたかったのが家庭菜園ってやつ。「畑」ですな。
これに惹かれた訳はいくつかある。
家の軒先でちょちょいと収穫した野菜をそのまま台所に持ってって、サッと料理してビールをグイッなんて最高じゃん!?ってなアルコール志向的欲望がひとつ(←コレによるところが非常に大きかったり・笑)。
また、子供に収穫の楽しみを体験させたいなぁとか、なんとなくナチュラルなその生活スタイルが格好良く思えたりとか・・・まぁ理由はいろいろとあるのだ。
しかし、ここで重大な問題が。
それは・・・私自身、農作業の経験が殆ど無い!ってこと。
私の実家でも畑はしていないので幼少の頃から農作業って意外と馴染みが無い(近所の他人の畑ではよく遊んでいたが)。たまたま義父が畑をしているので、嫁の実家に行ったおりにちょっと手伝ってみたことがある程度。
だから1から勉強だぁ~!とネットで検索しまくり義父に聞きまくり会社で畑やってるオッサンに聞きまくり本屋で立読みしまくり(^^;
一応、本も購入し熟読。NHKでやっている「野菜の時間」なる番組も毎回録画&視聴。登場するお姉さんの健康的笑顔にちょっと萌えてみたりもした(笑
~導入のころ~
いろいろ学ぶうちに分かってきたことがあった。それは、
「土が重要」
ってこと。
当たり前っちゃぁ当たり前なんだが
我が家の畑スペースには外構工事を施した庭屋が畑やるってんならと土をサービスで入れてくれていた。土といっても全くのノーマル状態の土。いわば初期状態。なので、これから畑用に土を育てなければいけない。適当にペッと植えて肥料やってペッと収穫、なんてわけにゃいかないんだねぇ。
こりゃ初年度は収穫は期待せずに練習のつもりでやらんとな・・
で、まずは道具から。
さてさて、とやって来ましたホームセンター。
畑の道具なんて何も持たないから、まずは要るモノを揃えないと。釣りでいうならタックル購入ですな。そりゃワクワクしますよって♪
初めて足を踏み入れる農機具コーナー。
まぁあるわあるわ。知ってるのから知らないのから。
ズラリと居並ぶ農機具達を見ての感想。
「農民一揆の武器達だ・・・!」
鍬ひとつとっても種類が色々ある。
刃が4本くらいに分かれている備中鍬。見た目が武器っぽくて猛々しさを感じさせる。なんかプロっぽい。格好いい。理由抜きに欲しくなる。
「富山型」「能登型」なんてのもあって、鍬に地域専用とかあるんかい!?と少々混乱。ルアーで言うところのオリカラみたいなもんか?いや、多分違うな(^^;
何を買えば良いかわからずに何も買わずに帰ること数回。平鍬、備中鍬、剣スコ、ホーを購入した。
道具を手にすると実感が湧いてきた。いよいよやね~
~土作りのころ~
まずは「天地返し」って作業が必要らしい。
スコップで土をほじくり返し、内部の土を外気に触れさせることによって殺菌やら何やらの効果があるそうな。
庭屋の入れた土よりも下の地面から30センチほどグサッと掘り下げてはオリャアッと気合いもろとも土をひっくり返す。元々の地面には掘り下げると石やカチカチの粘土質な部分もあるので、それらを取り除きながら作業を進める。
こんなカチカチネットリの土で果たして野菜なんてできるんかいな!?と思う。
よく畑で見る土は黒々としてフカフカしてて・・というイメージなんだが。まぁ、そういう土にする為の作業を今始めたばかりな訳で、こりゃ先行きは長そうだな、と。
菜園スペースは4坪に満たない程度なので狭いものなのだが冬期間に訛った身体には充分に堪える。腰が痛くなる。この程度で・・と我ながら情けない
気合いと気持ちで一気に仕上げた。
1ヶ月ほどそのまま放置。その間、一度耕す。その方が土がほぐされて良いような気もしたし、なんとなく乗りで。
次の作業は石灰を畑に撒くことらしい。
土の酸度を調整するそうな。なんでも日本の土は基本酸性らしく野菜を作るには弱酸性から中性にする必要があり石灰を撒くことでアルカリ性に調整するが雨の影響などで土は酸性に傾きやすく・・・etc。どうやら酸度調整ってやつが必要らしい。
本を読むとph値が云々・・と書いてござる。
phなんて久しぶりに聞く響きだなぁ。小学校の時にリトマス試験紙を舐めて色が変わってどうたらこうたらと実験したのを思い出す。
本には土の酸度を測定することをオススメしているが、その辺は面倒なので勘で行くことにした。もっとも元となる経験も基準もないので勘も何もないのだが(^^;
石灰にも消石灰や苦土石灰やら種類がある。義父に訊ねる。
「野ざらしだった土地で初めて畑やるわけだから、最初は消石灰でしっかりとやった方が良いよ。その分撒いてから寝かしておく期間も2週間ほどきっちりと時間をおいてね。」
とのこと。
嫁が毎日の広告チェックの際にタイミング良く消石灰の特価品を発見したので早速ホームセンターへ。
そこにあったのは20kg入りの大袋。
これだけ使い切るのに一体何年かかるんだ・・・としばし呆然。でも購入。
石灰を撒いて耕す。そういえばこの時期、道路脇の畑に白い粉が撒かれているのを目にするが、この作業をしてたんだね。
そのまま2週間ほど放置。
次は土に堆肥をすき込む作業らしい。
堆肥と肥料の区別も解っていないんだが、どうも違うらしい。
堆肥も牛糞やら腐葉土やら色々あるみたいでよくわからん。でもって義父が家に来たときに一緒に買いに行く。土がまだ出来ていないから腐葉土を多めに入れるとフカフカな土にするのに良いそうな。
牛糞入りの有機何とかってやつと腐葉土を投入し耕す。
なんだか耕してばかりだな。土作りも大変だ。けど初めての作業なんで結構楽しかったりする。
耕す作業には刃先が分かれている備中鍬が大活躍♪
10日ほどしてからいよいよ畝作り。
畝の形状も色々あって、幅広で高さが低い平畝とか幅狭で高めの水はけをよくするタイプとか。とりあえずその2種類を作ってみた。
鍬を手にしてせっせと畝を構築していく。畝作りは一度義父の畑で手伝ったことがあったので、その記憶を呼び起こしながら作業を進める。
なんだかこの作業、昔から慣れ親しんだ感じがするなぁと思っていたら、どうも雪遊びの感覚と似ている。
雪を集めて山を作ったりベッドを作ったり滑り台にしたり・・・。そうそう、その感覚だ。なんだか楽しいぞ(^^)
んでもって完成したのがコレ↓

なんとか形にはしてみたが・・。
畝が完成すると室内から眺める景色も変わり気分も上がってきた。
さ、いよいよ次は種まきだ~
(次回に続く)
これに惹かれた訳はいくつかある。
家の軒先でちょちょいと収穫した野菜をそのまま台所に持ってって、サッと料理してビールをグイッなんて最高じゃん!?ってなアルコール志向的欲望がひとつ(←コレによるところが非常に大きかったり・笑)。
また、子供に収穫の楽しみを体験させたいなぁとか、なんとなくナチュラルなその生活スタイルが格好良く思えたりとか・・・まぁ理由はいろいろとあるのだ。
しかし、ここで重大な問題が。
それは・・・私自身、農作業の経験が殆ど無い!ってこと。
私の実家でも畑はしていないので幼少の頃から農作業って意外と馴染みが無い(近所の他人の畑ではよく遊んでいたが)。たまたま義父が畑をしているので、嫁の実家に行ったおりにちょっと手伝ってみたことがある程度。
だから1から勉強だぁ~!とネットで検索しまくり義父に聞きまくり会社で畑やってるオッサンに聞きまくり本屋で立読みしまくり(^^;
一応、本も購入し熟読。NHKでやっている「野菜の時間」なる番組も毎回録画&視聴。登場するお姉さんの健康的笑顔にちょっと萌えてみたりもした(笑
~導入のころ~
いろいろ学ぶうちに分かってきたことがあった。それは、
「土が重要」
ってこと。
当たり前っちゃぁ当たり前なんだが

我が家の畑スペースには外構工事を施した庭屋が畑やるってんならと土をサービスで入れてくれていた。土といっても全くのノーマル状態の土。いわば初期状態。なので、これから畑用に土を育てなければいけない。適当にペッと植えて肥料やってペッと収穫、なんてわけにゃいかないんだねぇ。
こりゃ初年度は収穫は期待せずに練習のつもりでやらんとな・・

で、まずは道具から。
さてさて、とやって来ましたホームセンター。
畑の道具なんて何も持たないから、まずは要るモノを揃えないと。釣りでいうならタックル購入ですな。そりゃワクワクしますよって♪
初めて足を踏み入れる農機具コーナー。
まぁあるわあるわ。知ってるのから知らないのから。
ズラリと居並ぶ農機具達を見ての感想。
「農民一揆の武器達だ・・・!」
鍬ひとつとっても種類が色々ある。
刃が4本くらいに分かれている備中鍬。見た目が武器っぽくて猛々しさを感じさせる。なんかプロっぽい。格好いい。理由抜きに欲しくなる。
「富山型」「能登型」なんてのもあって、鍬に地域専用とかあるんかい!?と少々混乱。ルアーで言うところのオリカラみたいなもんか?いや、多分違うな(^^;
何を買えば良いかわからずに何も買わずに帰ること数回。平鍬、備中鍬、剣スコ、ホーを購入した。
道具を手にすると実感が湧いてきた。いよいよやね~

~土作りのころ~
まずは「天地返し」って作業が必要らしい。
スコップで土をほじくり返し、内部の土を外気に触れさせることによって殺菌やら何やらの効果があるそうな。
庭屋の入れた土よりも下の地面から30センチほどグサッと掘り下げてはオリャアッと気合いもろとも土をひっくり返す。元々の地面には掘り下げると石やカチカチの粘土質な部分もあるので、それらを取り除きながら作業を進める。
こんなカチカチネットリの土で果たして野菜なんてできるんかいな!?と思う。
よく畑で見る土は黒々としてフカフカしてて・・というイメージなんだが。まぁ、そういう土にする為の作業を今始めたばかりな訳で、こりゃ先行きは長そうだな、と。
菜園スペースは4坪に満たない程度なので狭いものなのだが冬期間に訛った身体には充分に堪える。腰が痛くなる。この程度で・・と我ながら情けない

気合いと気持ちで一気に仕上げた。
1ヶ月ほどそのまま放置。その間、一度耕す。その方が土がほぐされて良いような気もしたし、なんとなく乗りで。
次の作業は石灰を畑に撒くことらしい。
土の酸度を調整するそうな。なんでも日本の土は基本酸性らしく野菜を作るには弱酸性から中性にする必要があり石灰を撒くことでアルカリ性に調整するが雨の影響などで土は酸性に傾きやすく・・・etc。どうやら酸度調整ってやつが必要らしい。
本を読むとph値が云々・・と書いてござる。
phなんて久しぶりに聞く響きだなぁ。小学校の時にリトマス試験紙を舐めて色が変わってどうたらこうたらと実験したのを思い出す。
本には土の酸度を測定することをオススメしているが、その辺は面倒なので勘で行くことにした。もっとも元となる経験も基準もないので勘も何もないのだが(^^;
石灰にも消石灰や苦土石灰やら種類がある。義父に訊ねる。
「野ざらしだった土地で初めて畑やるわけだから、最初は消石灰でしっかりとやった方が良いよ。その分撒いてから寝かしておく期間も2週間ほどきっちりと時間をおいてね。」
とのこと。
嫁が毎日の広告チェックの際にタイミング良く消石灰の特価品を発見したので早速ホームセンターへ。
そこにあったのは20kg入りの大袋。
これだけ使い切るのに一体何年かかるんだ・・・としばし呆然。でも購入。
石灰を撒いて耕す。そういえばこの時期、道路脇の畑に白い粉が撒かれているのを目にするが、この作業をしてたんだね。
そのまま2週間ほど放置。
次は土に堆肥をすき込む作業らしい。
堆肥と肥料の区別も解っていないんだが、どうも違うらしい。
堆肥も牛糞やら腐葉土やら色々あるみたいでよくわからん。でもって義父が家に来たときに一緒に買いに行く。土がまだ出来ていないから腐葉土を多めに入れるとフカフカな土にするのに良いそうな。
牛糞入りの有機何とかってやつと腐葉土を投入し耕す。
なんだか耕してばかりだな。土作りも大変だ。けど初めての作業なんで結構楽しかったりする。
耕す作業には刃先が分かれている備中鍬が大活躍♪
10日ほどしてからいよいよ畝作り。
畝の形状も色々あって、幅広で高さが低い平畝とか幅狭で高めの水はけをよくするタイプとか。とりあえずその2種類を作ってみた。
鍬を手にしてせっせと畝を構築していく。畝作りは一度義父の畑で手伝ったことがあったので、その記憶を呼び起こしながら作業を進める。
なんだかこの作業、昔から慣れ親しんだ感じがするなぁと思っていたら、どうも雪遊びの感覚と似ている。
雪を集めて山を作ったりベッドを作ったり滑り台にしたり・・・。そうそう、その感覚だ。なんだか楽しいぞ(^^)
んでもって完成したのがコレ↓

なんとか形にはしてみたが・・。
畝が完成すると室内から眺める景色も変わり気分も上がってきた。
さ、いよいよ次は種まきだ~

(次回に続く)
Posted by ネオプラMASA at 12:57│Comments(0)
│日々の徒然