2015年05月10日
春のパン祭り
パンコイの楽しい季節になりました。
思いっきり「辺りを睥睨」しちゃってますな(汗
先月末。
太陽が勢いよく照りつける日中。
今年初の半袖での釣りに訪れたのはある野池。
この場所に訪れるのは実に久しぶりのことで、しかも竿を出すとなると初めての場所だ。
どこか手軽なパンコイ場はないかと探していた中で、「そう言やあそこ確かコイ居たな。」と思いだし偵察に行ってみると、なるほどこれはいけそうな雰囲気が漂っている。
泳いでいるコイが水面を意識しているので、多分パンを浮かせても喰ってくるだろう。これは人為的に餌付けされて水面の餌を漁る習性が付いたってことではなく、野池のシャローエリアには水面に浮かぶ虫を捕食しているコイはよく居るので、ここのコイもそれと同じパターン。
それで今日は実際に釣りをしてみようとやって来たわけである。
暖かいというか暑いほどの陽気にテンションが上がってしまったのであろう、大きなアシナガバチが僕の周りをブンブン飛び回る。
スズメバチのような恐怖はないがそれでも刺されると厄介なので、事を荒立てないよう曖昧な笑顔を浮かべながら距離を置く。まぁそんなプンプンすんなって。
水面には小さな魚がピンピンと跳ねている。
風が吹いている。
撒き餌のパンを撒くと、さわさわと細かく波立った水面を流されていく。
やがて押し流されたそれらのパンはインレットの辺りで漂いだした。
これだけの陽射しを避けるためか、流れを求めてコイ達はインレットにある程度集まっていたようだ。
それまでは姿が見えなかったが、やがて1匹2匹と現れ始め5,6匹ほどがウロウロし始めた。
実は以前の偵察の際、大きめの色鯉を見たのだが今日は見当たらない。残念、あいつ釣りたかったのになぁ。
さて、ここからパンを喰ってくれるかどうか。
身を屈めて観察していると、岸際、枯れた葦の間で水面から顔を出しパクパクやっている個体がいる。それは「身を乗り出して」という表現がぴったりなまでに、魚のくせに完全に水面から顔を出してなにかを夢中に食べているようだ。
このような行動を見るのは初めてではなく、以前も別のポイントで同じような光景を見たことがある。
これ一体何してんのかね。なんか喰ってるんだろうけど、そんな水面から顔出して大丈夫なの?
大体こういう場所には1匹くらい好奇心旺盛なのか食い意地が張っているのか、とにかくそんな奴がいて、そういうのが真っ先にパンに反応する。
そして大抵そういうのは真っ先に釣られてしまう運命にある。
例に漏れず、今日もそんな食いしん坊万歳がいたようだ(笑
警戒しながらも漂うパンを口にしている。
ひとつ吸い込む度に警戒心が溶けていくのか、どんどん就餌行動が大胆になっていく。
それにつられて周りのコイも少しずつパンに反応し始めた。
こりゃいい傾向だ。
もらっちゃったかな、このパターンは。
離れた距離からパンを付けたノーシンカーのリグをキャスト。
ちなみに今日のパンはファミマの食パン。結構うまいよね、オレ好きだよ。
いくつかの撒き餌パンに紛れて漂う喰わせパン。
撒き餌をひとつひとつ吸い込みながら徐々に食いしん坊万歳が近づいてくる。
この時のドキドキ感がなんとも楽しいよね、パンコイは。
・・・・・・いけいけいけいけ・・・喰え喰え喰え喰え喰え・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・っしゃ、喰ったぁああ!!
ジャーマンを決めるような大アワセを叩き込むとドバシャッ!と魚体が水面を割った。
ドラグ音を響かせながらラインを出して疾走する相手。
取り込み位置が限られるため、水中から顔を出している枯れ枝を避けながら間口一間ほどのスペースを通すように寄せてこないといけない。
しかし相手も必死で右へ左へ走り回るのでなかなかそうは問屋が下ろさず、2回ほどラインを巻かれたがなんとかその度にうまく脱出できた。
足元の浅瀬に相手の身体を乗せてランディング。
迫力のある逞しい狐顔系の1匹は64センチ。
太陽の光に照らされた鈍い金色が渋すぎ。
そしてこの後、60くらいのを1匹続けて掛ける。
ランディングしたところで見物に来た爺さんと話していたら写真を撮る前にうっかり逃してしまった。ありゃ、まぁいいか。
ドラグを出すと言えば、一昨日フラット狙いで行った海でエイを掛けた。
かなり強めのドラグを延々と出しながら走り続ける強さに「あ、こりゃ獲れないサイズだわ・・」と半ば諦めながらもやり取りを続けた。何匹もエイを掛けていると獲れるサイズかどうかは大体分かってしまうよね。
こんな状態で耐え続けるという筋トレの始まり。
遠投したメタルジグに掛かったため、7,80mの距離を寄せてこないといけない絶望的な状況の中、20分かけて寄せた距離はわずか10m。しかも掛けた位置よりも走られているため距離が伸びているという加圧式トレーニング的オプション付き(涙
結局フックを伸ばされてバラシ。エイではよくあるパターンですな。
息子の部屋に掛けてあるコイ。
越中八尾の和紙で作られた鯉のぼり。
これは僕のお気に入りで、和紙特有の美しさが鯉のぼりを見事な工芸品に昇華させている。大好きなんだよね、これ。
和紙のもつヘビードゥーティな質感がたまらないのです。
ちなみにサイズは60オーバーです(笑
〈タックル〉
ロッド:DAIWA SilverCreek-S802MFS
リール:DAIWA CERTATE 2500
ライン:VARIVAS SALT WATER VEP 10lb
フック : がまかつ 管付きチヌ5号
Posted by ネオプラMASA at 18:17│Comments(0)
│鯉、鮒