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2014年02月21日

ドブ川冬物語

どうも海況と自分のタイミングの折り合いが悪いようで、波が高くて行きたいポイントに入れない。
そんな海に見切りを付けて、川で遊んできた。

ドブ川冬物語
冬のナマさん♪


ここ最近は比較的波の影響を受けにくい場所で、メバルに遊んでもらっていた。
狙えばそれなりに釣れるんだけど、どうしても場所や釣り方が限定されてしまって気分的にも盛り上がりに欠ける。魚の顔が見られるだけ良しとするべきとも思うのだが、釣り人とは贅沢なものだ(^^;
そんな感じで今日も波を避けて港内での釣りをしていた。

しばらくロッドを振っていたが、不意に気持ちが途切れた。
安全牌でタコでも釣りに行けばよかったな、と思ったが生憎タックルは持ってきていない。
天気も良いしドライブがてらいくつかの釣り場を巡ろうかとも思ったが、ガソリンがもったいない。我ながら貧乏性だと思うけど、みすみす石油マネーゲームの餌食になるのも癪である。
久しぶりに川の様子でも見に行くか、って気分になった。


ポイントに到着。
この川は例年ならコイやフナの姿が多く見られ、また寒中にもかかわらずよく釣れる。
しかし今年はどうしたことか。
のんびりと泳ぐコイの群もなく、川底に敷き詰めたようなフナ絨毯も見つけることができない。
ポイントに魚っ気がないんだ。全く居ないってこともないけど、かろうじて水草の影でぼんやりとしているフナを見つけられる程度。いつもの感覚で餌を流しても満足には釣れない。
僕の中では魚達が溜まっているであろう場所の予想は大方ついてはいるのだけど、例年のような釣り場で楽しめる位置には居ない。
ま、暖かくなれば彼等も出てくるだろうからそれまで待とう。

でもナマズなら見つけられる。

群生する水草の中に潜り込んでいたらわからないが、オープンで見つけやすい場所に居ることが時々あって今日もそこに目星を付けて行ってみた。


いくつかの場所を見てまわるつもりでいたけど、運良く1箇所目で発見♪

田圃が始まれば濁りが入って水の中は見えにくくなるが、特に今のような寒い時期は透明度が高いので目で魚を見つけられる。
底に沈む木の板の影でじっとしているナマズの姿。
一瞬棒のようにも見えるが、泥を被った周囲と比べ黒々としているのでそれと分かる。
見つけるには見つけても、障害物に頭だけを突っ込んだような形でいることが多く、案外餌に気付くよう口元に持っていくことが難しい状況が多い。
相手も昼間とあって、おそらく爆睡中でありなかなか気付いてくれないのだ。
昨年の12月に見つけたやつは口元までミミズを持っていったにも関わらず、最後まで気付いてくれなかった。
今、目の前に居るやつも、斜めになった板に平行する形で隠れているが、頭は奥の方に傾いていて口元まで餌を届けるのは難しそうだ。


タックルはメバルで使っていたグルーヴィーをそのまま流用。
こんな時のために餌のミミズを持ってきていてよかった。
SIN-ZOベイトに付けていたジグヘッドを外し、プライヤーでカエシを潰す。ラインはフロロの5lb。タモはあるし場所的にも大丈夫だが、安全策でリーダーに3号を接続。
ミミズを房掛けにして、さぁ始めようか。


板の上にリグを乗せてから、その上を滑らせて相手の頭付近にポトリと落とす。
動かない相手。

うん、全く気付いてないね(^^;

やっぱり就寝中のようで。
モゾモゾとその場でリグを動かしても反応がなく、就餌ゾーンから外れた。
もう一度同じように投入。

次はそこにある枯れた水草に軽くリグを引っ掛けてシェイクする。
リグはその場から動かないし、動きに合わせて枯れ草も揺れる。これで気付いてくれるんじゃない?

少し相手の身体が動いたような気がした。
ここで枯れ草からリグを切って一旦回収。その弾みでミミズは針から外れた。よしよし。

ここで散歩中らしきオジサンが現れて「何が釣れるのですか?」と声を掛けられた。
「そこにナマズが居るんですよ。今、釣りますね・・。」


相手が起きてくれたんじゃないかと期待しての3投目。
板の上からポトリとリグが落ちた瞬間にバクッと相手が喰いついた!

よっしゃ喰った。
そのまま慌てずにラインテンションを確認してからアワセを入れる。
相手は影から飛び出して、ニョロニョロニョロ~ッと一気に走り出した。

ロッドは気持ちよく曲がりドラグが出る。
上流へ下流へと辺り一面を縦横無尽に走り回るが、ロッドが柔らかくよく曲がるため水面を割って暴れることはない。
辺りに響くのはドラグ音くらいで静かなものだ。
隣でオジサンが「おお~すごい!」と興奮している。

動きがおとなしくなったところでネットイン。


ドブ川冬物語
お久しぶりのナマさん登場♪
サイズは50センチだが、冬の個体らしく肉付きが良いので大きく見える(^^)


「近くに住んどるけど、この川にナマズがおるとは知らんかったわ~。」
オジサンが感心しながら言う。
確かにナマズを釣っていて通りすがりの人に「こんなところにナマズが!」と驚かれることはよくある。コイやフナは泳ぐ姿が見えるのでその生息が知られていても、ナマズは底にいるから目立たないしね。
キャラ自体は濃すぎるんだけど(笑



〈タックル〉
ロッド:EXTREME AURORA GROOVY802-L
リール:DAIWA CALDIAKIX2004W
ライン:Seaguar R18FLUORO HUNTER 5lb






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Posted by ネオプラMASA at 16:21│Comments(0)
 
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