2013年04月24日
昼間にナマズを餌で釣る
題名そのまんまですな(^^;
暗くなってからが本番のナマズゲームだけど、日中でもルアーで釣れるは釣れる。
だけど僕はルアーに固執しないので、延べ竿での餌釣りで狙います。
狙うポイントさえ押さえれば、確率的には悪くない。
特に日中、明るい時に見るナマズは・・・

このツヤツヤのヌルヌル感がたまらんのよ~。
日本の淡水では怪魚とも言えるナマズを日中に見るという行為は、僕の中ではどこか仄暗い喜悦を伴う怪しい喜びなのである!
釣り場の状況に時期的な変化が現れたのも、「いっちょ昼ナマ釣りでもすっか~」という気分になった原因のひとつ。
田圃の季節になり、各水路から濁りの入った水が流れ込み、川自体が濁りのため水中の様子が見えづらくなった。
コイの姿が見えないのだ。
居る場所は大体わかるんだけど、のんびりとアタリを待つ釣りは時間に余裕があれば良いけど、ちょい釣りではちと厳しい。
ナマズも居場所は絞れるので、そっちを狙ってみようかな、と。
結果としてコイも釣れれば尚嬉しい、というユルイ感じで(^^;
先日までの寒気を伴った低気圧による急激な冷え込みから回復しつつあるような暖かな春らしい日差し。
冬に戻ったかのような寒さだったので、水温低下によるナマズの活性低下も避けられないと思っていたが、なんとかこの陽光で回復してくれないものか、と天に願ってみる。
狙うポイントは橋の下。
大きな橋ではなく、人が通れないほどの橋と水面の空間が狭い小さな橋。
大概、日中のナマズはこんな陰なっている所に潜んでいるもんだ。
仕掛けはコイ釣りのものをそのまま流用。
道糸6号のノーシンカー。底に沈んだ餌が自然に動いた方が良いだろ。必要に応じてオモリを追加するけど、今日の場所はその必要なし。
針にミミズを房掛けにして準備完了。
そっと岸辺に立つ。
橋の下への仕掛けを投入するにも、通常の振り込みの型では奥まで投入することは不可能。
竿を振り込むスペースもない。
ルアーのキャスティング方法で言うところのボウ・アンド・アローキャストの要領で、仕掛けを弾き飛ばす。
1箇所目。
まずは手前側に仕掛けを投入。
アタリは道糸の動きでとる。
まもなく道糸がフワフワと動き出した。早速きたかな?
頃合をみてアワセを入れる。
キューン!と糸が走りだす。
走ったよ。コイがきたな、こりゃ。
竿を立てて寄せてくる。型の割にはよく引く♪

35センチくらいの小鯉だが、乗っこみらしいがっしりとした体型の1匹。
力強い引きで楽しませてくれた(^^)
同じ所に仕掛けを投入すると・・・

今度はマブナ。
これも乗っこみらしい体型。
さて、奥の方を攻めてみるか。
針を手に持って竿を絞り込み、仕掛けを奥まで弾き飛ばす。
ちなみにこのキャスト。僕の場合、本来のキャスティング方法であるルアーでの釣りにおいてはほとんど使わないが、延べ竿での釣りでは時々行う。延べ竿での釣りの時の方が、必要性にかられることが多いな。
仕掛けが定位したのを確認して、竿を置き、地面に座ってのんびりと待つ。
やっぱ春の暖かさって良いよね~、なんてほのぼのしていると、道糸がフラフラと動き出した。
道糸の動きを注視していると、糸が流れを遡るように動き出した。
よっしゃ、喰った!
バシコーンッ!とアワセを入れるとグンッと曲がる釣子力1号。
グネグネとした引きが手元に伝わり、濁った水中にのたうつナマズの姿が見え隠れする。
よっしゃ~、ビンゴ~!
コイともフナとも違う、ナマズ特有の引き。
決して弱いわけではなく、重量感のある引きで楽しませてくれる。

50センチのナマさん確保(^^)
狙って釣った魚だから嬉しさもひとしお♪
いつもは闇の中で出逢う魚だが、昼間にこうしてお日様の下で対面すると、なんだか照れくさい感じがする(笑
これで今日は「ドブ川三大釣魚」を制覇した(笑
さて、次のポイントへ移動しようか。
うまくいけば次の橋の下にもナマズが付いているかもしれない。
ここは最初から奥まで仕掛けを弾き飛ばす。
この釣りは答えが早くて良い。
早速、糸が不自然に動き出した。
お、きてるきてる♪
この時の感覚がたまらない。
やがて竿先がクンクンと引かれだした。
もう良いでしょ。
っしゃぁあ!このやろう!
アントニオ猪木ばりの気合もろともアワセを入れると、ズッシリとした手ごたえ。
よぉぉおおし、こいつもナマズだぁあ。さっきのよりはデカそうだぞ。
グングンとヘッドシェイクで抵抗した後、一気に流れに乗って走り出した。
おおお・・・っと。
ナマズといえど、流れに乗って走られると、それなりのパワーがある。
竿を立てて引きを吸収する。
走りを止められた相手は、ゴボッドバッと水面で抵抗する。
僕は相手の下流側に素早く移動し、逆に流れに乗せて一気にネットインさせた。

このナマさんは56センチ。
下地の草の緑、竿の青、そしてナマズの怪しい色合いのコントラストがなんとも言えない調和を生み出している(^^)
狙い的中で嬉しいったらありゃしない♪
ナマズは静かな闇でのトップゲームも最高に楽しくて、ルアーでやるならトップに拘りたい気持ちがあるが、こんな感じの昼間にやる延べ竿を使った餌釣りも楽しい。
僕は釣りにおいては、この魚はこう釣るべき!っていう決まりは自分の中では作りたくないなぁと思う。
楽しみの幅を広げることは、きっと楽しみを釣っていくことに繋がっていくはずだ。
他人より釣りが上手くなりたいとか沢山釣りたいとは思わないが、魚はともかく「楽しみを釣る」ことができる釣る人になりたいと思う。
リリースを終え、ぼんやりと水面を眺めながら、僕はそんなことを考えていた。
〈タックル〉
竿:小林重工 釣子力1号
道糸:6号
針:がまかつ 管付チヌ5号
だけど僕はルアーに固執しないので、延べ竿での餌釣りで狙います。
狙うポイントさえ押さえれば、確率的には悪くない。
特に日中、明るい時に見るナマズは・・・

このツヤツヤのヌルヌル感がたまらんのよ~。
日本の淡水では怪魚とも言えるナマズを日中に見るという行為は、僕の中ではどこか仄暗い喜悦を伴う怪しい喜びなのである!
釣り場の状況に時期的な変化が現れたのも、「いっちょ昼ナマ釣りでもすっか~」という気分になった原因のひとつ。
田圃の季節になり、各水路から濁りの入った水が流れ込み、川自体が濁りのため水中の様子が見えづらくなった。
コイの姿が見えないのだ。
居る場所は大体わかるんだけど、のんびりとアタリを待つ釣りは時間に余裕があれば良いけど、ちょい釣りではちと厳しい。
ナマズも居場所は絞れるので、そっちを狙ってみようかな、と。
結果としてコイも釣れれば尚嬉しい、というユルイ感じで(^^;
先日までの寒気を伴った低気圧による急激な冷え込みから回復しつつあるような暖かな春らしい日差し。
冬に戻ったかのような寒さだったので、水温低下によるナマズの活性低下も避けられないと思っていたが、なんとかこの陽光で回復してくれないものか、と天に願ってみる。
狙うポイントは橋の下。
大きな橋ではなく、人が通れないほどの橋と水面の空間が狭い小さな橋。
大概、日中のナマズはこんな陰なっている所に潜んでいるもんだ。
仕掛けはコイ釣りのものをそのまま流用。
道糸6号のノーシンカー。底に沈んだ餌が自然に動いた方が良いだろ。必要に応じてオモリを追加するけど、今日の場所はその必要なし。
針にミミズを房掛けにして準備完了。
そっと岸辺に立つ。
橋の下への仕掛けを投入するにも、通常の振り込みの型では奥まで投入することは不可能。
竿を振り込むスペースもない。
ルアーのキャスティング方法で言うところのボウ・アンド・アローキャストの要領で、仕掛けを弾き飛ばす。
1箇所目。
まずは手前側に仕掛けを投入。
アタリは道糸の動きでとる。
まもなく道糸がフワフワと動き出した。早速きたかな?
頃合をみてアワセを入れる。
キューン!と糸が走りだす。
走ったよ。コイがきたな、こりゃ。
竿を立てて寄せてくる。型の割にはよく引く♪

35センチくらいの小鯉だが、乗っこみらしいがっしりとした体型の1匹。
力強い引きで楽しませてくれた(^^)
同じ所に仕掛けを投入すると・・・

今度はマブナ。
これも乗っこみらしい体型。
さて、奥の方を攻めてみるか。
針を手に持って竿を絞り込み、仕掛けを奥まで弾き飛ばす。
ちなみにこのキャスト。僕の場合、本来のキャスティング方法であるルアーでの釣りにおいてはほとんど使わないが、延べ竿での釣りでは時々行う。延べ竿での釣りの時の方が、必要性にかられることが多いな。
仕掛けが定位したのを確認して、竿を置き、地面に座ってのんびりと待つ。
やっぱ春の暖かさって良いよね~、なんてほのぼのしていると、道糸がフラフラと動き出した。
道糸の動きを注視していると、糸が流れを遡るように動き出した。
よっしゃ、喰った!
バシコーンッ!とアワセを入れるとグンッと曲がる釣子力1号。
グネグネとした引きが手元に伝わり、濁った水中にのたうつナマズの姿が見え隠れする。
よっしゃ~、ビンゴ~!
コイともフナとも違う、ナマズ特有の引き。
決して弱いわけではなく、重量感のある引きで楽しませてくれる。

50センチのナマさん確保(^^)
狙って釣った魚だから嬉しさもひとしお♪
いつもは闇の中で出逢う魚だが、昼間にこうしてお日様の下で対面すると、なんだか照れくさい感じがする(笑
これで今日は「ドブ川三大釣魚」を制覇した(笑
さて、次のポイントへ移動しようか。
うまくいけば次の橋の下にもナマズが付いているかもしれない。
ここは最初から奥まで仕掛けを弾き飛ばす。
この釣りは答えが早くて良い。
早速、糸が不自然に動き出した。
お、きてるきてる♪
この時の感覚がたまらない。
やがて竿先がクンクンと引かれだした。
もう良いでしょ。
っしゃぁあ!このやろう!
アントニオ猪木ばりの気合もろともアワセを入れると、ズッシリとした手ごたえ。
よぉぉおおし、こいつもナマズだぁあ。さっきのよりはデカそうだぞ。
グングンとヘッドシェイクで抵抗した後、一気に流れに乗って走り出した。
おおお・・・っと。
ナマズといえど、流れに乗って走られると、それなりのパワーがある。
竿を立てて引きを吸収する。
走りを止められた相手は、ゴボッドバッと水面で抵抗する。
僕は相手の下流側に素早く移動し、逆に流れに乗せて一気にネットインさせた。

このナマさんは56センチ。
下地の草の緑、竿の青、そしてナマズの怪しい色合いのコントラストがなんとも言えない調和を生み出している(^^)
狙い的中で嬉しいったらありゃしない♪
ナマズは静かな闇でのトップゲームも最高に楽しくて、ルアーでやるならトップに拘りたい気持ちがあるが、こんな感じの昼間にやる延べ竿を使った餌釣りも楽しい。
僕は釣りにおいては、この魚はこう釣るべき!っていう決まりは自分の中では作りたくないなぁと思う。
楽しみの幅を広げることは、きっと楽しみを釣っていくことに繋がっていくはずだ。
他人より釣りが上手くなりたいとか沢山釣りたいとは思わないが、魚はともかく「楽しみを釣る」ことができる釣る人になりたいと思う。
リリースを終え、ぼんやりと水面を眺めながら、僕はそんなことを考えていた。
〈タックル〉
竿:小林重工 釣子力1号
道糸:6号
針:がまかつ 管付チヌ5号
Posted by ネオプラMASA at 00:12│Comments(1)
│鯰
この記事へのコメント
すごく良かったです
Posted by 森山 at 2018年10月20日 09:53