2013年01月24日
OLYMPIC810
最近、夜な夜ないそしんでいる手持ちリールのオーバーホール。
すっかり存在を忘れていたが、ちょっと面白いリールが出てきた。
すっかり存在を忘れていたが、ちょっと面白いリールが出てきた。
1日1台のペースでOHを進めているが、中には小学生の頃から使っており、以来ノーメンテという化石のようなリールもあり、その汚れようときたらかなりの迫力がある(^^;
外部も内部もドロドロで、「こりゃもうダメかもわからんね」的なリールでも、OHしてやると滑らかな回転が甦るので、やっぱメンテってのはやっとくもんだな、と。
全てのリールのOHを終えるのはまだ先になるだろうが(なんせ実家に行くと埃を被ったようなリールが所々に潜んでおり、また未だに所在不明のものもある・汗)、作業を進めていくうちに「あったな~!こんなの。懐かしい~!」と存在を忘れていたリールも登場してくる。
自分で使っておきながら、その存在を忘れ、久しぶりに見つけて勝手に懐かしがるというのもひどい話だが、これでどんな魚釣ったっけと思い返してみる冬の夜というのもなかなか良いもので(^^)
で、そんな忘れ去られていた可哀想なリールのひとつにこんなのがあった。

オリムピック製の、その名も「OLYMPIC810」。
たしかこのリールは僕が中学校の1,2年生の頃に親戚のおじさんに貰ったかしたもので、自分で購入したものではない。多分、実際に販売していたのは、それよりも昔のものだと思う。
初めてこのリールを見た時、田舎の中学生ながらにこう思った。
「これ、なんか別のリールに似てんな・・・!」
一見すると、ミッチェルのようでもありペンのようでもあるようなデザイン。当時の僕がそれらのメーカーのリールを持っているわけもなく、本で見た程度の知識だけだが、なんとなくオリジナルのデザインではなく、いろいろとパクったようなデザインのように思えた。
実際は、インスプールでもなく、どこまでパクリと言って良いかわからないが、なんとなくだがそう思った。
そしてこのリール、ラインローラーすら無く、今回のOHでわかったことだがベアリングがひとつも使われていなかった。ベールスプリングすら無いんだな。おそらく低価格の商品だったんだろうか。
でも、当時の僕には、このそれっぽいデザインが格好良く思えて、所有感を満たしてくれた。

この赤と黒のシンプルなデザイン!
ハンドルもボディと同色ってのが意外とオシャレな感じがして僕は好きだ。
でも経年と持ち主(オレね)の手荒い扱いから、所々塗装がはげているのが痛々しい・・。
久しぶりにハンドルを回してみると重い重い(汗
こりゃあんまりだ、と分解すると固まり腐ったグリスやら汚れやら・・。
でも構造はいたってシンプルであり、メンテ自体は簡単。
洗浄、注油、グリスアップ後は見違えるほどの回転を取り戻した♪
ハンドルを回すとジージーと鳴る音。
そうそう昔のリールってハンドル巻くと音がしたよなぁ。以前、管理釣り場でカーディナル33を使った時、ジージーとなるハンドル音に周囲の釣り人が思わずこっちを向いたっけ(笑
良くなった回転に嬉しくなり、魚を掛けたつもりになってハンドルをジージー回していたら、我が家のペットのハムスター・その名も「ハムちゃん」(我ながら最高にベタな名前ですな)が「何事!?」とこっちを見ていた(^^)
このリールは、コータックのコマスピンというロッドと合わせて渓流ルアー用としてよく使った。
自宅から自転車で少し足を伸ばせばヤマメのフィールドだったのでヤマメを釣ったが、結果的にはウグイの方をたくさん釣ったリールでもある(^^;
今回のOHでまだまだ現役でいける状態になったが、かと言ってさしあたり使う予定もなく・・・また近所の川でウグイでも釣ろうかな(笑
この時代のオリムピックは倒産し、今や相棒ロッドだったコマスピンのコータックも倒産してしまった。コータックは馴染みがあるメーカーで初めて買ったフライロッド(ロッドとリールのセットもの)もコータックだったし、このメーカーのスプーンもよく使った。
そして、僕のメインのシーバスロッドであるCPSのufmウエダも会社が解散という形になってしまった。
好きなメーカーが無くなってしまうのは寂しい限りだが、手元には思い出と共にタックルは残る。
手入れをしながら、大切に、いつまでも現役でいられるように。
僕はやはりハンドルをジージー鳴らしながら、そう想うのだ。
外部も内部もドロドロで、「こりゃもうダメかもわからんね」的なリールでも、OHしてやると滑らかな回転が甦るので、やっぱメンテってのはやっとくもんだな、と。
全てのリールのOHを終えるのはまだ先になるだろうが(なんせ実家に行くと埃を被ったようなリールが所々に潜んでおり、また未だに所在不明のものもある・汗)、作業を進めていくうちに「あったな~!こんなの。懐かしい~!」と存在を忘れていたリールも登場してくる。
自分で使っておきながら、その存在を忘れ、久しぶりに見つけて勝手に懐かしがるというのもひどい話だが、これでどんな魚釣ったっけと思い返してみる冬の夜というのもなかなか良いもので(^^)
で、そんな忘れ去られていた可哀想なリールのひとつにこんなのがあった。

オリムピック製の、その名も「OLYMPIC810」。
たしかこのリールは僕が中学校の1,2年生の頃に親戚のおじさんに貰ったかしたもので、自分で購入したものではない。多分、実際に販売していたのは、それよりも昔のものだと思う。
初めてこのリールを見た時、田舎の中学生ながらにこう思った。
「これ、なんか別のリールに似てんな・・・!」
一見すると、ミッチェルのようでもありペンのようでもあるようなデザイン。当時の僕がそれらのメーカーのリールを持っているわけもなく、本で見た程度の知識だけだが、なんとなくオリジナルのデザインではなく、いろいろとパクったようなデザインのように思えた。
実際は、インスプールでもなく、どこまでパクリと言って良いかわからないが、なんとなくだがそう思った。
そしてこのリール、ラインローラーすら無く、今回のOHでわかったことだがベアリングがひとつも使われていなかった。ベールスプリングすら無いんだな。おそらく低価格の商品だったんだろうか。
でも、当時の僕には、このそれっぽいデザインが格好良く思えて、所有感を満たしてくれた。

この赤と黒のシンプルなデザイン!
ハンドルもボディと同色ってのが意外とオシャレな感じがして僕は好きだ。
でも経年と持ち主(オレね)の手荒い扱いから、所々塗装がはげているのが痛々しい・・。
久しぶりにハンドルを回してみると重い重い(汗
こりゃあんまりだ、と分解すると固まり腐ったグリスやら汚れやら・・。
でも構造はいたってシンプルであり、メンテ自体は簡単。
洗浄、注油、グリスアップ後は見違えるほどの回転を取り戻した♪
ハンドルを回すとジージーと鳴る音。
そうそう昔のリールってハンドル巻くと音がしたよなぁ。以前、管理釣り場でカーディナル33を使った時、ジージーとなるハンドル音に周囲の釣り人が思わずこっちを向いたっけ(笑
良くなった回転に嬉しくなり、魚を掛けたつもりになってハンドルをジージー回していたら、我が家のペットのハムスター・その名も「ハムちゃん」(我ながら最高にベタな名前ですな)が「何事!?」とこっちを見ていた(^^)
このリールは、コータックのコマスピンというロッドと合わせて渓流ルアー用としてよく使った。
自宅から自転車で少し足を伸ばせばヤマメのフィールドだったのでヤマメを釣ったが、結果的にはウグイの方をたくさん釣ったリールでもある(^^;
今回のOHでまだまだ現役でいける状態になったが、かと言ってさしあたり使う予定もなく・・・また近所の川でウグイでも釣ろうかな(笑
この時代のオリムピックは倒産し、今や相棒ロッドだったコマスピンのコータックも倒産してしまった。コータックは馴染みがあるメーカーで初めて買ったフライロッド(ロッドとリールのセットもの)もコータックだったし、このメーカーのスプーンもよく使った。
そして、僕のメインのシーバスロッドであるCPSのufmウエダも会社が解散という形になってしまった。
好きなメーカーが無くなってしまうのは寂しい限りだが、手元には思い出と共にタックルは残る。
手入れをしながら、大切に、いつまでも現役でいられるように。
僕はやはりハンドルをジージー鳴らしながら、そう想うのだ。
Posted by ネオプラMASA at 17:29│Comments(2)
│日々の徒然
この記事へのコメント
こうして見ると、リールも車と似てますね。
古いモデルはシンプルでメンテも楽、長持ちしますね。
昔乗ってた車は、オイルポンプもウォーターポンプも自分で交換してほとんどの修理は自宅でやってたんですが…今の車は何も出来ません。つまらないです(T_T)
オリムは小学生の時から使ってる投げ竿持ってます♪
重くてぶっといグラス竿で、今ではワタリガニ釣りにしか使ってませんが(^_^;)
古いモデルはシンプルでメンテも楽、長持ちしますね。
昔乗ってた車は、オイルポンプもウォーターポンプも自分で交換してほとんどの修理は自宅でやってたんですが…今の車は何も出来ません。つまらないです(T_T)
オリムは小学生の時から使ってる投げ竿持ってます♪
重くてぶっといグラス竿で、今ではワタリガニ釣りにしか使ってませんが(^_^;)
Posted by アズール
at 2013年01月25日 00:28

>アズールさん
自分で手入れできる道具って愛着がわいて良いですよね。僕は車の手入れが出来るほどの甲斐性はないのですが、リールも最近のはハナから「素人は手を出すな」的に内部をいじれないようシールドがしてあったり、構造が複雑だったりで、僕の手には負えないようです。
元々が不器用な上、メカにも疎い自分ですから、難しい作業は最初からするつもりはありません、というか出来ません(^^;
重くてぶっといグラス竿!いいですね~。漢ですね~。
ワタリガニってところがまた素晴らしいですね!その組合わせ、僕の心の琴線に響きました。
僕も親父から貰った投げ竿がありますが、ただの重くて硬い棒ですね(笑
自分で手入れできる道具って愛着がわいて良いですよね。僕は車の手入れが出来るほどの甲斐性はないのですが、リールも最近のはハナから「素人は手を出すな」的に内部をいじれないようシールドがしてあったり、構造が複雑だったりで、僕の手には負えないようです。
元々が不器用な上、メカにも疎い自分ですから、難しい作業は最初からするつもりはありません、というか出来ません(^^;
重くてぶっといグラス竿!いいですね~。漢ですね~。
ワタリガニってところがまた素晴らしいですね!その組合わせ、僕の心の琴線に響きました。
僕も親父から貰った投げ竿がありますが、ただの重くて硬い棒ですね(笑
Posted by ネオプラMASA
at 2013年01月25日 11:01
