2011年10月12日
秋晴れの休日
息子と約束していたハゼ釣りに行ってきた。
10月10日
秋の行楽シーズン真っ只中。巷では3連休だが、私はその内2日間は勤務。最終日だけ休みが息子と重なったので、釣りに行くことにした。
秋に親子で楽しめる釣りといえば、小アジなんかも入れ食いの季節だが、やはりここはハゼにとどめを刺すだろう、と言うのが私のイメージ。
まだ自分の釣りが出来ない幼い頃、亡き祖父に連れて行かれた思い出深いハゼ釣り。初めて入れ食いを体験させてくれたのもハゼだった。
そんな懐かしい記憶はいつも秋晴れの空と共にあるように思う。
天気予報は安定した晴れと予報が出ている。
行くしかないでしょ。ハゼ。
AM6:00に息子を起こす。眠い眼をこすっていた息子だが、出発の段になると「早く行こう!」とやる気満々だ。
荷物を積んで出発
車内に流れるBGMはベン・E・キングの「STAND BY ME」。
思い出に残る、いい一日になるといいな。
途中、餌の砂イソメを買って7:00過ぎに目的地に到着。
釣具屋の話では前日は人でいっぱいだったと言うが、さすがにまだ時間も早いからだろうか、先行者の姿は数人だけ。
タックルはちょい投げ用にキス用の舟竿とコンパクトロッド。手前の探り用に4.5mの渓流竿を用意する。
足元に落とした餌に早速なにか食いついたようだ。
ブルブルとアタリがあったので上げてみるとハゼではなくチチブ。
1匹目から外道か(^^;
それが悪い流れの始まりだったのか、一向にアタリがない。
ハゼなんて速攻釣れるだろと高を括っていたので、かなり焦る
仕掛けを遠投して誘いをかけながら広く探っても反応がないし、足元を探るとチチブばかりが釣れてくる。
おお、これはヤバイかもしれない。
朝早く起きて子供連れてハゼ釣りに来て坊主だった、なんてどうしても避けたい!
冷や汗をかきながら、別のポイントに移動することに決定。
車に再び荷物を積み込んで移動開始
移動先にもちらほらと釣り人の姿が。
時刻は9時を少しまわった頃。
釣り場に着き、隣で釣っている老夫婦に挨拶する。調子を聞くとポツポツと釣れるとの事。そう話す先から竿がしなりハゼが釣れてくる。
これは移動して正解だったかも
釣り場を広げて、今日の釣り再スタート。

竿はちょい投げ用の2本だけにする。
早速、プルプルとしたアタリとともに待望のハゼが釣れてきた。

「キング・オブ・秋の小物釣り」登場♪
いい顔してるわ(^^)
息子は釣ったハゼを手にして大喜び

よかった、よかった。父はこれでひと安心である(笑
入れ食いには程遠いがポツポツと釣れてくる。
餌をさびいて誘いをかけながらアタリを待つ。釣れる型は小さく、餌を食いきれないアタリも頻発する。
針を袖の4号にすると申し訳ないほどの小型が釣れてきた。スマヌ、スマヌ
魚は流心からのカケアガリに付いているようで、そこに狙いを集中するとアタリが頻発してきた。
息子にハゼに餌を喰わせるための誘いの必要性を説く。
1回リールを巻いてから5秒数えよう、と教える。誘いは難しいなぁと頭をひねっていた息子も、言われた通りに実践して釣れるのを実感すると面白くなってきたらしく、ベテランのような顔つきになって釣っている(^^)
息子曰く「7回から10回巻いたあたりで釣れる。15回まで巻いた所でも釣れるけど、そこで釣れるのは小さい。遠くで釣れるのは大きいね。」
仕掛けをキャストしているのは私で、息子の言う釣れる場所はカケアガリ付近だったり、小さいのは手前の浅場で釣れたり良型は深場だったりと的を射ているので、これでもっと釣りが好きになればいいな、と嬉しくなった。
隣で釣っている老夫婦と話をしながら、ほのぼのとした雰囲気の中で釣りをする。
調子よく釣り上げる息子は「僕、上手だねぇ」と言われて照れくさそうだ(笑
ポカポカとした秋晴れの下、ゆったりとした気持ちの良い時間が流れる。
ちょっとアタリが遠のき、老夫婦が帰られたのを機に、釣り座を少し移動する。
するとまたアタリが復活し、テンポ良く釣れだした。
正面のオープンエリアのカケアガリも良いが、斜め方向にサイドキャストで橋の下のシェード部分に入れれば一発だ。
元気のいい引きに、おや?と思うと・・・

お子様クロダイ登場。
ハゼ釣りにはお馴染みのゲストだけに、最終的に4枚釣れた。
この頃になると、周囲にも釣りを楽しむ人の姿が増え始めた。
家族連れ、老夫婦、カップル、友達同士、etc。長閑な風景に心が和む。
対岸で釣っている息子と同じくらいの年齢の子が仕掛けをキャストしているのを見て、息子にもキャストさせてみようと思い立つ。
一通り手順を教えて投げさせてみると、テンプラ気味になったが、それなりに形になっている。
修正しながら数回投げる内に、徐々に様になってきたようだ。これで来年のキスの渚釣りは大丈夫かな。針はかかりが良ければ自分で外せるから、あとは餌付けが出来れば自分の釣りを完結させられるな(^^)
昼も過ぎて2時頃。対岸から「お~い」と私の名を呼ぶ声がする。
一瞬誰か分からなかったが、よくよく見ると親友のシダだった。彼も子供を連れて釣りに来たらしく、私の車を見つけたので居ることがわかったらしい。ちょっと目立つ車だからなぁ(^^;
早速、シダの所に荷物をまとめて移動する。
途端にワイワイと賑やかになってきた。聞くとシダは朝マズメのアオリイカを釣りに行き、2桁釣果だったらしい。それで昼からの子守はハゼ釣りって、アンタ釣り三昧じゃない。
でも、幼児2人を連れてでは、なかなか釣りにならないな(笑
子供達は釣れたハゼを触る掴むといじりまくる。ハゼにしちゃ堪ったものではないが、幼い頃に生きた魚の感触を覚えることは大切と考えているので、納得がいくまで触らせる。
シダと「俺たちも小さい時にいろんな魚を触りまくったなぁ。必要以上に触ってたなぁ」と笑い合う。
シダとは幼馴染み。幼い頃、今日と同じように一緒に親に連れられて釣りに来て、同じように魚で遊んだ記憶がある。代が代わり、自分たちが親になってもやってる事は同じだ。こうして世代は継がれていくのか(笑
時刻は3時をまわった。日が傾く前に終了する。
釣った魚は全部で80尾。型が小さいので、あまり数が出た印象はなかったが、そこそこ釣っていたようだ。
当日は天麩羅を楽しんで、翌日は南蛮漬けにしよう。
秋晴れの一日。穏やかに満たされた良い時間を過ごすことが出来た。
秋の行楽シーズン真っ只中。巷では3連休だが、私はその内2日間は勤務。最終日だけ休みが息子と重なったので、釣りに行くことにした。
秋に親子で楽しめる釣りといえば、小アジなんかも入れ食いの季節だが、やはりここはハゼにとどめを刺すだろう、と言うのが私のイメージ。
まだ自分の釣りが出来ない幼い頃、亡き祖父に連れて行かれた思い出深いハゼ釣り。初めて入れ食いを体験させてくれたのもハゼだった。
そんな懐かしい記憶はいつも秋晴れの空と共にあるように思う。
天気予報は安定した晴れと予報が出ている。
行くしかないでしょ。ハゼ。
AM6:00に息子を起こす。眠い眼をこすっていた息子だが、出発の段になると「早く行こう!」とやる気満々だ。
荷物を積んで出発

車内に流れるBGMはベン・E・キングの「STAND BY ME」。
思い出に残る、いい一日になるといいな。
途中、餌の砂イソメを買って7:00過ぎに目的地に到着。
釣具屋の話では前日は人でいっぱいだったと言うが、さすがにまだ時間も早いからだろうか、先行者の姿は数人だけ。
タックルはちょい投げ用にキス用の舟竿とコンパクトロッド。手前の探り用に4.5mの渓流竿を用意する。
足元に落とした餌に早速なにか食いついたようだ。
ブルブルとアタリがあったので上げてみるとハゼではなくチチブ。
1匹目から外道か(^^;
それが悪い流れの始まりだったのか、一向にアタリがない。
ハゼなんて速攻釣れるだろと高を括っていたので、かなり焦る

仕掛けを遠投して誘いをかけながら広く探っても反応がないし、足元を探るとチチブばかりが釣れてくる。
おお、これはヤバイかもしれない。
朝早く起きて子供連れてハゼ釣りに来て坊主だった、なんてどうしても避けたい!
冷や汗をかきながら、別のポイントに移動することに決定。
車に再び荷物を積み込んで移動開始

移動先にもちらほらと釣り人の姿が。
時刻は9時を少しまわった頃。
釣り場に着き、隣で釣っている老夫婦に挨拶する。調子を聞くとポツポツと釣れるとの事。そう話す先から竿がしなりハゼが釣れてくる。
これは移動して正解だったかも

釣り場を広げて、今日の釣り再スタート。

竿はちょい投げ用の2本だけにする。
早速、プルプルとしたアタリとともに待望のハゼが釣れてきた。

「キング・オブ・秋の小物釣り」登場♪
いい顔してるわ(^^)
息子は釣ったハゼを手にして大喜び


よかった、よかった。父はこれでひと安心である(笑
入れ食いには程遠いがポツポツと釣れてくる。
餌をさびいて誘いをかけながらアタリを待つ。釣れる型は小さく、餌を食いきれないアタリも頻発する。
針を袖の4号にすると申し訳ないほどの小型が釣れてきた。スマヌ、スマヌ

魚は流心からのカケアガリに付いているようで、そこに狙いを集中するとアタリが頻発してきた。
息子にハゼに餌を喰わせるための誘いの必要性を説く。
1回リールを巻いてから5秒数えよう、と教える。誘いは難しいなぁと頭をひねっていた息子も、言われた通りに実践して釣れるのを実感すると面白くなってきたらしく、ベテランのような顔つきになって釣っている(^^)
息子曰く「7回から10回巻いたあたりで釣れる。15回まで巻いた所でも釣れるけど、そこで釣れるのは小さい。遠くで釣れるのは大きいね。」
仕掛けをキャストしているのは私で、息子の言う釣れる場所はカケアガリ付近だったり、小さいのは手前の浅場で釣れたり良型は深場だったりと的を射ているので、これでもっと釣りが好きになればいいな、と嬉しくなった。
隣で釣っている老夫婦と話をしながら、ほのぼのとした雰囲気の中で釣りをする。
調子よく釣り上げる息子は「僕、上手だねぇ」と言われて照れくさそうだ(笑
ポカポカとした秋晴れの下、ゆったりとした気持ちの良い時間が流れる。
ちょっとアタリが遠のき、老夫婦が帰られたのを機に、釣り座を少し移動する。
するとまたアタリが復活し、テンポ良く釣れだした。
正面のオープンエリアのカケアガリも良いが、斜め方向にサイドキャストで橋の下のシェード部分に入れれば一発だ。
元気のいい引きに、おや?と思うと・・・

お子様クロダイ登場。
ハゼ釣りにはお馴染みのゲストだけに、最終的に4枚釣れた。
この頃になると、周囲にも釣りを楽しむ人の姿が増え始めた。
家族連れ、老夫婦、カップル、友達同士、etc。長閑な風景に心が和む。
対岸で釣っている息子と同じくらいの年齢の子が仕掛けをキャストしているのを見て、息子にもキャストさせてみようと思い立つ。
一通り手順を教えて投げさせてみると、テンプラ気味になったが、それなりに形になっている。
修正しながら数回投げる内に、徐々に様になってきたようだ。これで来年のキスの渚釣りは大丈夫かな。針はかかりが良ければ自分で外せるから、あとは餌付けが出来れば自分の釣りを完結させられるな(^^)
昼も過ぎて2時頃。対岸から「お~い」と私の名を呼ぶ声がする。
一瞬誰か分からなかったが、よくよく見ると親友のシダだった。彼も子供を連れて釣りに来たらしく、私の車を見つけたので居ることがわかったらしい。ちょっと目立つ車だからなぁ(^^;
早速、シダの所に荷物をまとめて移動する。
途端にワイワイと賑やかになってきた。聞くとシダは朝マズメのアオリイカを釣りに行き、2桁釣果だったらしい。それで昼からの子守はハゼ釣りって、アンタ釣り三昧じゃない。
でも、幼児2人を連れてでは、なかなか釣りにならないな(笑
子供達は釣れたハゼを触る掴むといじりまくる。ハゼにしちゃ堪ったものではないが、幼い頃に生きた魚の感触を覚えることは大切と考えているので、納得がいくまで触らせる。
シダと「俺たちも小さい時にいろんな魚を触りまくったなぁ。必要以上に触ってたなぁ」と笑い合う。
シダとは幼馴染み。幼い頃、今日と同じように一緒に親に連れられて釣りに来て、同じように魚で遊んだ記憶がある。代が代わり、自分たちが親になってもやってる事は同じだ。こうして世代は継がれていくのか(笑
時刻は3時をまわった。日が傾く前に終了する。
釣った魚は全部で80尾。型が小さいので、あまり数が出た印象はなかったが、そこそこ釣っていたようだ。
当日は天麩羅を楽しんで、翌日は南蛮漬けにしよう。
秋晴れの一日。穏やかに満たされた良い時間を過ごすことが出来た。
Posted by ネオプラMASA at 11:07│Comments(2)
│鯊
この記事へのコメント
こんばんは〜
お子さんは多分一生忘れないであろう、良い休日ですねえ。
カンの良さもお父さん譲りで、良い釣り人になるんだろうなぁ。
お子さんは多分一生忘れないであろう、良い休日ですねえ。
カンの良さもお父さん譲りで、良い釣り人になるんだろうなぁ。
Posted by つ at 2011年10月12日 19:17
>つさん
こんばんは(^^)
いつか息子が大きくなった時に、ふとこの日の事を思い出してくれたら嬉しいですね。
幼い日の釣りの思い出は、思い返すとやけに煌きに満ちていて、心に染み入ります。
実はつさんの家族で毎年行かれるキス釣りの記事を拝読し、憧れを持っていたのですよ。いつか自分もこんな風に息子と釣りに行きたいなぁ、って。
今年になってから、その夢を叶うことが出来ました。
父として子供に釣らせる喜びって、全く新しい感覚で新鮮かつ感動に満ちています(^^)
カンの良さは私にはとても無いですが、釣った獲物が酒と結びつく酒楽アングラーの要素は引継げると思います(笑
こんばんは(^^)
いつか息子が大きくなった時に、ふとこの日の事を思い出してくれたら嬉しいですね。
幼い日の釣りの思い出は、思い返すとやけに煌きに満ちていて、心に染み入ります。
実はつさんの家族で毎年行かれるキス釣りの記事を拝読し、憧れを持っていたのですよ。いつか自分もこんな風に息子と釣りに行きたいなぁ、って。
今年になってから、その夢を叶うことが出来ました。
父として子供に釣らせる喜びって、全く新しい感覚で新鮮かつ感動に満ちています(^^)
カンの良さは私にはとても無いですが、釣った獲物が酒と結びつく酒楽アングラーの要素は引継げると思います(笑
Posted by ネオプラMASA at 2011年10月12日 20:11
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