思い出のミノーで
前回から間をおかず、魚のいるうちに。
仕事帰りにやってきた同じポイント。
まだ魚は抜けてないと思うから、目星をつけた箇所だけサッと叩いて帰ろう。
ワイシャツの上にタックルベストを羽織り、革靴から長靴に履き替えて釣り場に向かう。昔、中学生の頃に読んだ「釣りバカ日誌第10巻スズキの巻」で、主人公の浜ちゃんがスーツを着たままシーバスを釣り、自宅に持って帰ったところ奥さんのみちこさんが呆れるというがあったが、まさか自分が将来同じことをしているとは当時の僕は思いもしなかっただろう。残念だったな、当時の俺よ。
久しぶりにグース125Fをキャスト。
これのレッドヘッドクリヤーホロは今までで一番シーバスを釣ったミノーであり。思い入れがあるからそれだけ出番も多く、結果として釣果があるのは自明なんだけど、仲間達もみんなこのミノーをよく投げてたな。あの頃の水橋サーフはこのミノーがよく釣れた。今じゃポイント自体無くなってしまったけれど。重心移動用ボールの音鳴りが魚を寄せるって言う人もいたけど、そういう意味では先駆的なミノーだったのかもしれない。
今投げているのは、全身クリヤーホロの頭を赤マジックで塗ったインチキレッドヘッドだが。本物の手持ちが残り1個なので、使うのが惜しいゆえに。
本命ポイントに到着。
対岸に向けキャストし、狙いの流れのヨレでU字ターンに入るとイメージ通りに魚が出た。
やや弱いバイトだったが、伝わってくる手応えは悪くない。
ひとつ不安なのは、グースに付けているフックがダイソーの6番であること。
もともとグースの標準フックは6番だが、手持ち予備フックが切れており、一度使ってお蔵入りにしたダイソーフックしか家になかったので付けてきたのだが・・・弱いんだよね。このフックで2匹釣ったけど、どちらも大したサイズでなく、強引な寄せもしてないのに、かなり変形していた。価格的に文句言っちゃいけないけど。掛ける魚種を選べば100円で買えちゃうのはありがたいね。
今日はリリース前提なので、指ドラグで相手の体力を削りきるやり取りは控え、フックの強度を考慮しつつある程度の力をもって寄せてくる。
無事キャッチ。
思い描いた通りの出方をしてくれた嬉しい1尾。
フッキングは際どいテールフックのみ。
後ろからかするような弱いバイトだったのも納得。
サイズは67センチ。
しばらく蘇生に時間をかけると、元気に泳いでいった。
心配だったフックはご覧のとおり。
フッキングしたリヤフックは1本が開き1本が折れてしまっており・・・。
危なかったな。
その後、フォローでキャストしたR-32にヒットするも、先ほどの取り込み時からドラグの設定を戻すのを忘れていたためアワセが甘くなり、締めなおして追いアワセをいれたタイミングでバレてしまった。なんてこった。
でも短時間で2匹に口を使わせたから、まぁいいか。
(タックル〉
ロッド:Daiwa morethan EXPERT AGS 94LML
リール:Daiwa CERTATE LT5000D-CXH
ライン:SHIMANO PITBULL8+ 1号
リーダー:Seager PremiumMax 3号
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