7月25日
昼食を済ませ、釣り場に着いたのは午後1時半。
太陽は全開でぎらつき、エアコンの効いた車から外に出ると、一瞬釣りに来たことを後悔しそうになるような暑さだ。
ここ最近は夕マヅメの時間帯が干潮潮止まりと重なり、あまり良い反応は得られていない。
それでも、19日のマヅメには、かなりの大型を掛けたが、1回目の走りは耐えたものの、2回目の走りを止めることが出来ず、根擦れでリーダーを切られてしまった。最近多いスレではなく、他魚種でもなく、明らかにシーバスであり、おそらくは90センチクラスであろう引きだった。しかし、フッキングが甘かったとかランディングに失敗したとかではなく完全な力負けだったので、悔しさやショックといった感情はあまりなく、かえってすがすがしい気持ちだったが、魚の口にルアーを残してしまった1点はとても悔やまれる。
今日はいつものポイントではなく、まずはデイゲームを意識して河川のポイントにやってきた。
この場所をひととおり探ってから、いつものポイントへ移動するつもり。
ポイントを目指し、生い茂る草をかき分けて進む。
釣り座に到着し、ルアーボックスを開くと・・・・・ミノーがない。フック交換したものの、自室の机の上に置きっぱなしで来てしまったらしい。なんてこった。
仕方ないので、手っ取り早く勝負をつけるべく、R-32をキャスト。
早速ショートバイトがある。
おお、やっぱ魚たまってるわ。
次のキャストはややレンジを下げてトレース。
予定調和のようにバイトがあり、しっかり乗った。
ぎらつく日差しの下、水面を割るシーバスの姿はかっこいい。この瞬間は暑さを忘れる。
小型なので一気に寄せて、速攻キャッチ。
40センチくらいのかわいいサイズ。
リリースしてから、もう1匹出そうだなとキャストを続けるが、ショートバイトがあるのみでフッキングには至らず、やがてこのポイントでの反応は消えた。
そろそろ移動するか。
コンビニで冷たいジャスミン茶を買い、火照った身体をクールダウンしてからいつものポイントへ向かう。
北風がやや強い。さすがにこの状況は敬遠されるのか、ポイントは無人。のんびりできそうだ。
午後3時半、第2ラウンド開始。
カマスの反応がかなり少ない。先日まであれほどいたカマス達はだが、梅雨明けを機に日を追うごとに群れが薄くなっているようだ。
最後にカマスを狙って釣りをしたのは19日。先述のランカーバラシの日だが、鉄板のダイソージグへの反応が鈍く、ノルマの20匹を釣るのに思いのほか時間がかかってしまった。アクションをいれるよりもただ巻きの方が反応がよく、パターンを掴むまでやや手こずった。結局、こまめにボトムをとりながら、着底からの巻き始めで喰わせる動きに反応が集中し、レンジを外すと全くだめだった。それでもマヅメにはかなり反応は良くなったが、その頃には既にカマスはクーラーボックスを満たしており、狙いからは外れている。
先ほどまでの河川同様、ショートバイトがやたら多い。
ならばとTDソルトペンシルとビリケンでトップを狙う。それぞれ水面を2度割ったが、掛けることは出来なかった。今度はオリザラ持ってこようかな。バス用のペンシルはいろいろ持っているから試してみよう。
ルアーをとっかえひっかえ。アルカリ&プロトヘッドでダートさせ、魚がいる位置で高速巻きに変えるとバイトしたが、水面でバレてしまう。相手の姿ははっきりと見えたが、30センチクラスの小型であり、あのサイズがじゃれているのであれば、なかなか厳しい展開かもなぁ。狙えば熱くなりそうだけど、時間を費やしてしまいそうなので、粛々といつものパターンで通していく。
太陽は次第に赤みを帯びてきたが、水平線に消えるまでは時間がある。
まだ明るい今のうちに掛けたいな。
着水からの5メートルほど巻いたところでコツコツコツッとバイト。
アタリが弱い。けど喰ってるな。
アワセを入れるとしっかり乗った。サイズはお子様ではなくアベレージくらいかな。
それにしても弱いアタリだったなぁ。怖々と指先で触れるような。もしかしてじゃれついてた魚もこのサイズが混ざってたのかもしれないね。
何度もエラ洗いで水面を跳ねまくる。元気良いなぁ。手前まで寄せてみると、フッキングはリヤ1本。vjのフックはフロントこそデフォのがまかつトレブル10番にしているものの、リヤはST36の12番に落としている。うわぁバレそう。今日は1匹食材確保にキープ予定であり。今掛けている魚がサイズもちょうど良いので持ち帰ろうと、ドラグは緩めてやり取りをしているため、フックを伸ばされることはないだろうが、なんとも不安な掛かり方だ。
跳ねさせないように水中で静かに消耗させてからネットイン。
暑さを忘れさせてくれた1本。
夕陽に照らされる魚体がカッコイイ。
サイズは58センチ。
この時点で、今日はデイゲームで2本出たから満足している。
いよいよ陽が沈み始め、ショートバイトがもっと強いバイトになるのを期待したが、変化は見られず次第にフェードアウトしていくような気配。
巻き始めのタイミングで喰ってきたのは、久しぶりのカサゴさん。
反応が途絶えたので移動。
再度、河川ポイントに立ち寄ると、目の前でヒット。おお、1発だ。
しかし、掛かったシーバスが空中へボヨーンとジャンプ。ルアーが弾き飛ばされた。なんじゃこのロケットみたいな飛び方は。ボラか。しかもちゃんとフック外してるし。
軽く一帯を探って撤収。
季節は梅雨から真夏に移り変わったが、先日、夏の到来を感じさせる季節ものが釣れた。
ダツ!
細長い!
凶悪ながらも、どこか雑魚キャラっぽい顔つきがカッコイイ。
結構大きいサイズだったので、試しに計測してみると90センチだった。
ダツはその細長い体型から、メーターあるんじゃないかと思うような個体が時々釣れるけど、計ってみると意外に短く、大抵は80センチ台が多い。わざわざ計る人はあまりいないと思うけど。
海面を泳ぐ姿を見ると夏を実感するし、釣り上げた後、カシャカシャと不気味な音を立てて開閉する鋭い歯にリーダーが傷つかないよう慎重にルアーを外す作業にも夏を実感する。
今度釣れたら久しぶりに食べてみるか。あっさり味で特に美味いものではないけど、あのコバルトブルーの骨を見るのもいいかもしれん。
(タックル〉
ロッド:Daiwa morethan EXPERT AGS 94LML
リール:Daiwa CERTATE LT5000D-CXH
ライン:SHIMANO PITBULL8+ 1号
リーダー:Seager PremiumMax 3号
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