月見ノ烏賊

ネオプラMASA

2020年09月30日 18:00

中秋の名月を明日に控え、上空の月は煌々と輝いている。



今日も朝マヅメ狙いで着いた海は、地面に影を映し出すほどの月明り。


まずは外海側のポイントに入る。

位置をずらしながら探っていく。

釣り場は休日のように混みあっているわけではなく、比較的自由に動けるのでストレスなく楽しめる。


内向きの方向もチェックしたい。周囲に3人ほど先行者がいてキャスト範囲は限られるが、僕の探りたいラインは空いている。まだ誰も投げていなさそうなので、いけるんでないかな。


キャストから手前までは反応は得られていないが、たぶん付いてきてるはず。

手前で誘い続けると、イカの姿こそ闇で目視できないものの、水面で止めたエギ王コノシロが後方に引っ張られるのがはっきりと見えた。



イタダキ。
やっぱり居たね。

他に探れるラインはないので粘らずに再び外海側へ移動。



それにしても、煌々と輝くこの満月。

マヅメ前なので、西の低い位置に傾いてはいるものの、じゅうぶんな光量で夜空を照らしている。

必然的に月見を兼ねるこの季節のイカ釣りは風流だ。中秋の月光が照らす海は、それだけで足を運ぶ価値がある。



エメラルダスステイで縦方向をじっくり探る。

手前でしゃくり上げとフリーフォールを何度か繰り返ししつこく誘う。水面でのステイでティップを勢いよく一気に引き込まれた。

強いアタリだけに一瞬魚かと思ったが、次の瞬間、目の前の水面から墨が水鉄砲のように僕に向かって発射される。

うおっあぶね~(汗





アナタもびっくりしただろうが、オレも焦ったよ。


しばらくして同じパターンで、エギの後ろにイカの影が微かに見えた。




そのままフォールさせると、すんなり乗った。


マヅメになった。

最近はマヅメといえど大して変化なく過ぎ去るので期待していないが、やはり変化なく時間は過ぎていく。

いい位置にいた先行者が帰ったので、入れ替わりにエントリー。残された時間はあと30分もないが、このまま終わるのも寂しいのであと1杯くらい釣って終わりたい。



方向を変えて探るが反応はない。

エギをダートマックスのピンクボーダーゴールドリッチにチェンジ。マヅメになればなんだかんだで連れてきてくれるエギなので何とかならんか。


同じコースをトレース。

着底から3分の1ほどの箇所。テンションフォールからフリーにスイッチしたタイミングでラインがスーッと引かれた。

そのまま合わせてドンッ!



「決まった感」あふれるこのパターンが一番好き。



あれほど輝いていた満月は姿を消し、6時前の空はすっかり朝になっている。

もうしばらくすると撤収時間でもマヅメに絡まなくなるだろうが、今しばらくは朝の釣りを楽しもう。




<タックル>
ロッド : DAIWA EMERALDAS STOIST AGS 90ULL-S
リール : SIMANO STRADIC CI4+2500HGSDH
ライン : Seaguar PE X8 0.6号
リーダー : KUREHA SeagerAce 1.75号

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