9月26日
波がある。
外海は勝負にならない状態なので、影響を避けるべくのポイントへ。
9月も終わりの休日なので、本心で言えば、今日は外海ポイントで良型をじっくり獲りたかったんだけど仕方ない。
とりあえず今年のアオリシーズンは通算100杯を目途にしようかな、と考えている。以降はシーバスメインに切り替えたいなと思っているのだが、さすがにポイントが限られている昨今では9月にそれを達成するのは難しくなっているのを感じる。10数年前は週末のみの釣行でも、それほど難しい目標ではなかったが、無理もない。あの釣り場もその釣り場も、次々と立禁になっちゃったもんね。
残された釣り場に人が集中するのは当然だ。残された釣り場をみんなで平和にシェアするのが、令和富山のスタンダードだと思う。
気分よく釣りが出来ればそれで良し。
夜明け前まで時間の余裕をもって現場着。
波と濁りはあるものの、じゅうぶんに釣りは成立する状況。ただ、数は出せる感じではなく、1杯を丁寧に拾っていく展開になることは容易に想像がつくけど。
エギ王コノシロからスタート。
しばらくキャストを続けていると、アタリらしき感触があり不意にテンションが抜けた。
アワセを入れるとゼロな軽さを残してロッドが空を切る。
ああ・・・やられた・・・あいつだ・・
スナップの上ですっぱりと切られたリーダー。
ダツの仕業である。
海面を泳ぐダツの姿が時々見えるが、こいつがエギに反応してあの鋭い歯でリーダーを切ってしまうのに遭うのは、これが初めてではない。
なんてこった、1軍のコノシロが・・・家にストックはあと2つあるけど、今日はコノシロ抜きでいかなければならなくなった。
エメラルダスRVに変えて探ると、
今日1杯目。
水中に居る時のように全身が透き通っている。
こういう姿を観察できるのは釣り人の特権。
後が続かない。
横じゃなくて縦に変えるか、と餌木猿にチェンジ。
しかし反応なし。
そうか~、それなら・・・
ワンピッチのショートジャークとひと呼吸のごく短いフォールを繰り返し、任意のレンジでフワフワと引いてくる。
このフワフワアクションは、イカがいるのになんか喰わないって時に僕がよく使うアクションで、この有効性に気づいたのはずいぶん前のことになるが、何をやっても喰わない首をかしげるような状況時に、ばっちりはまることがある。
たしか12年前だったと思うけど、状況はいいのにぽつりぽつりとしか釣れない時があり、どうにも納得がいかなかったことがある。その時は引き釣りにようやく反応が出た。よくあることだが、単に引いていても面白くない(笑)ので、フワフワさせてみると連発が止まらなくなった。たまたまイカの回遊と重なっただけかと、試しに通常アクションに変えると反応は消える。そして、フワフワアクションに戻すとまた釣れ始める。この時は、ひとつのポイント、このアクションだけでたしか25杯ほど釣ったと記憶している。
こういうのがパターンにはまるってことなんだなぁとその時は感じ入ったものだが、もちろんいつでも効くわけでもなく・・・ってか逆に釣れない。たまにはまる程度のものだ。
でもよくしたもので、こんな単純なアクションでも釣れるロッド操作スピードや角度があり、それが顕著に出ることもあるので油断ならない(^^;
また、ダート系のエギよりも、昔っぽい(?)動きのエギの方が効く気がする。名匠餌木なんかよくはまったが、今付けている餌木猿もこの釣りにはちょうど良い。久しぶりに試すか。
動きを思い出すのに何投かかかったが、ようやく思い出した。
で、
いきなり釣れるでないの。
もしかしてはまるか?と期待を込めた次のキャスト。
しかし、イカを呼ぶ前にダツを呼んでしまい、アタリの後でゼロテンション・・・・なんてこった、またかよ。すっぱり切れたリーダーの先は無人。さよなら餌木猿(泣
大丈夫、このアクションで一番釣れてくるアオリ―Q(昔の)がエギボックスに入っている。このエギが効くと思っているのは、単に僕がそれほど流行りのエギに詳しくなく、手持ち餌木のアップデートが進んでないってのがあるが(汗
でも切れっ切れのダート系よりも、このアオリ―Q(昔の)のようにゆるい操作感のエギの方が効く気がする。いや、当時としては全くゆるくなかったんだけど。名匠餌木や餌木猿のように縦のエギも良い。最近のではエギ王Kなんて良さそう、使ったことないけど。
一発である。
手前まで追ってきたイカがブレイクで乗った。しかし抜き上げの寸前でフックが外れて墨をひと吹き、海中へ遁走orz
あちゃ~、でもいけるっぽい。
次のキャストでもまた乗った。でもまたしてもバレるorz・orz
でもまだ続く。
今度はキャッチ。
アオリ―Q(昔の)と並ぶ画像が昔のデータっぽいが令和です(笑
釣った嬉しさよりもホッとした感の方が大きい。やっぱキャッチしないとはまった感が薄れるもん。
次はまたしてもバレ。
その後は反応が途絶える。この釣りにはいいかなと思ったエメラルダスステイも反応がなかった。多分使えるとは思うんだけど、後を追わせるにはケツのシルエットが太いんだよなぁ。
なぜこんなにバレるのだ。シーバスじゃあるまいし、3杯立て続けのバラシはないぞ。ちょっと釣りを止めて考える。
このアクションには欠点があり、フォールはほんの一呼吸の間だけで、ほとんどが次のシャクリで乗ったってパターンになってしまう。上手な人にはわずかなこの間にアタリをとって合わせられるんだろうけど、俺はそんなの出来ん。シャクリ操作もごく短いショートジャークで、ティップを使うとエギが動きすぎるわりには力の伝わりが弱いので、肘からの動きになる。その時に通常のエギ竿であればティップの張りで問題なく掛けられるだが、僕の使っているストイスト90はティップが極細ソリッドでアワセには弱くなってしまうのだろう。
まぁとにかく久しぶりにこのアクションが効いて嬉しいわ。次は在庫のアオリ―Qをもうひとつ持ってこよう。
少し移動。安定的にでる場所。
エギ王エビで、手前まで寄ったと仮定してしつこく誘い続けると乗った。
がっつり抱いているわりには、抱かせるのに苦労した(^^;
再び元の場所に戻る。
多分イカは底べったり。ボトムに特化して反応させるか。
ダートマックスで底を這うようにダートさせる。
乗った。
でもこれも続かない。本当、こつこつ拾っていく展開だなぁ。
そうこうしているうちにマヅメに入ってきた。
ダートマックスをピンクボーダーゴールドリッチに変える。
底底底・・・・シロギスが海底を泳ぐイメージでアクションさせる。海水浴の時に見たことがある人も多いと思うが、あの動きは良いよね。
なんとかキャッチ。
今日は苦労するなぁ、いや、いつもか(笑
フリーフォールからテンションフォールに変わったタイミングでラインが走る。その走りに合わせて、いちばん気持ちのいいアワセが決まる。
最後に気分よく締めることができた1杯。
この後は潮が完全に止まり反応も止まって終了。
結果8杯。シーズン初期のように数は出なくなってきたが、丁寧に1杯を拾っていく釣りもまた面白い。
釣りにタラレバはないが、中盤のバラシがなければツ抜けだったかぁ。そのへんの勝負弱さもまた僕らしくて面白い(笑
<タックル>
ロッド : DAIWA EMERALDAS STOIST AGS 90ULL-S
リール : SIMANO STRADIC CI4+2500HGSDH
ライン : Seaguar PE X8 0.6号
リーダー : KUREHA SeagerAce 1.75号
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