いつものように、朝マヅメ狙いで暗いうちからエントリー。
AM2:00の岸壁はさすがに釣り人の姿は・・・・・3人いるわ。
希望のポイントには先行者がいたが、僕と入れ替わりに帰って行かれた。ありがたく席をいただく。
前回にあった濁りはとれているようで、普段の潮の色である。
風は若干アゲインストで吹いているものの、気持ちの持ち方次第でなんとかなるレベル(^^;
東の空にはオリオン座。
もうしばらくで、いつも頭上に瞬くのを眺めながらの釣りになる季節がくる。
長梅雨のあとのしぶとい猛暑に暑さ対策ばかりに目がいっていたが、今日は最初からアウターを着こんできた。
もう、夏じゃない。
秋の走りを我先に体感できる釣りって、やっぱ贅沢だと思うのだ。
前回はやたら小型揃いで、他のポイントに比べて全体的に遅いのかな、なんて思ったけれど、とりあえず3号エギから開始。
パタパタQを潮目のよれにキャスト。
3投目。中間距離で気持ちよく乗った♪
3号で釣るといよいよ本格的開始って感じで嬉しくなる。
今日はこのまま3号でいけるか!?
しかし、後が続かない。
フォールスピードを変えたりいろいろ手を尽くしてみるが、イカパンチはあるもののフッキングできるレベルの反応がない。
2.5号に落として、エギ王イワシカラーを投入。
横に振らせて移動距離を抑え気味のジャークでじっくりボトムを意識して探ると、
きたわ(^^;
やっぱ2.5の方がいいの?3でいけると思うんだけどなぁ。
丁寧にじっくりとアクションすると、ポツポツと釣れてくる。
調子よく勢いにのって引いてくるとスルー。
7杯釣ったところでアタリが途絶えた。
この頃になると、朝マヅメ狙いでエントリー組がどんどんやってきて、すでにポイントは満員御礼。
すごいな、平日なのに(汗
誰か調子よく釣っている人がいれば参考にしよう周囲の状況に注意するが、誰も沈黙を保ったまま・・・
うんともすんとも言わない時間が過ぎていく。
まぁいい。マヅメには、何か起こるのを期待して。
そして、そろそろマヅメのタイミングで反応があった。
よし、このタイミングで、あれいくか!
実は、今日持ってきたエギの中に、思い入れのある1品を仕込んできた。
「ダイワ:イカ名人R」
グローブライトじゃないよ、Daiwaだよ。
僕はこのエギでエギングを覚えたと言っても過言ではない。たしか日本海スペシャルなんて肩書が付いてたかな。縦の動きに特化したモデル、というか古来からの伝統的なシルエットのエギで、当時は日本海にはダートよりも縦のフォールが効くなんて、某D社の番組でも言ってたのを覚えている。だからの日本海スペシャルか。スペシャルて(笑
これが釣れるのよ。
キモはアイが金属ではなく「紐」である部分。
このエギも仕様変更でアイは金属になったのだが、紐バージョンの方が確かに釣れるよ。スナップとの摩擦音がないのがいいのか、持ち上げてキレイに落とすには理にかなっているのがいいのか。
とにかくよく釣れた。
当時と比べたら現在のエギは進化しまくって比べるべくもないが、確かに釣れたあの実力はダート系から抵抗系がトレンドとなった今には面白いんじゃないか。
さらに古い、こんなのも持っている。
もうカッコ良過ぎて箱を開けられない。
ブラウンですよ。1色の。
同じくヤマシタの古いエギで同じカラーリング(こちらは5号!今の富山に5号なんて売ってないかと)のも持っているが、その昔はスタンダードだったのだろう。僕自身、何を思ってこんなサイズのエギを買ったのか、全く記憶がない。
キャスト。2段シャクリや3段シャクリが懐かしい。別に今でも普通にやるアクションであるが、動かすエギがこれだとなんか特別。腕に負担が少ないのもまことにヨロシイ。
ほら、やっぱ釣れるんだって!
釣れる。
連発。
試しにエギを変えてのキャストは空ぶったが、イカ名人に変えるとまた1発だった。昔のエギ、なめんなよ(笑
3杯釣ったところで、マヅメモードに移行するため、飛距離とテンポをとってエギチェンジ。
エメラルダスRVケイムラエキストラチューバットにチェンジ。
そしてここからがすごかった。
エキストラチュー~・・・、長過ぎだ。チューバッカでよろしい。
完全に今の状況にはまったようだ。
ハンソロによろしく。
キャストごとにアタックしてくる。
マヅメをやや過ぎても反応は途絶えない。
明るくなるにつれ、ラインの動きを目視できるので、さらに釣果に繋がっていく。
キャストから中間距離で乗ることはなく、手前で喰わせのアクションは必須であるが、ラインの引かれや停止、震えなど、様々なアタリが出てくれる。さながらラインでのアタリ取りの実地教習だ。
これも試しにエギを変えると反応が鈍くなった。とにかく今はこのチューバッカであるようだ。
しかし、ひと段落すると、再び反応を作り出していく必要が出てくる。
寄せのエギと乗せのエギの二つひとつで使うパターンを作っていく。バラケと喰わせのヘラのセット釣りや、コマセワークを駆使する磯釣りのようでもある。
ちなみにエギはやはり3号の方が断然反応が良い。やっぱり。安心した。
乗せるエギは、特性をガラッと変えた方が効果的。今日はパタパタEZ-Qが特に効いた。
再び海は沈黙した。
喰いが立ったり沈黙したりの一連の流れがメリハリあって、まるでシナリオのようである。
で、あれば、そのシナリオの中で、力いっぱい踊りきる演者が、釣り人というものであろう。
ダートマックスのピンクボーダーゴールドリッチで2杯引きずり出したものの、これが僕の限界。
結果は、24杯。
キリのいいところで25杯といきたかったが、あとわずかを釣り切ることが出来ないところが、なんとも僕らしい(*_*)
かくして、今日の物語は無事完結。
次回は、いったいどんな話になるのやら(笑
上記掲載以外の、本日来てくださった皆さん。
きてくれて、ありがとう!
<タックル>
ロッド : DAIWA EMERALDAS STOIST AGS 90ULL-S
リール : SIMANO STRADIC CI4+2500HGSDH
ライン : GOSEN DONPEPE8 0.6号
リーダー : KUREHA SeagerAce 1.75号
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