猛毒野郎

ネオプラMASA

2020年07月02日 18:22

ずいぶんと久しぶりな朝の釣りである。
出勤前釣行なんていつ以来だろう。

おそらく7,8年ぶりくらいじゃないかな。そのころと比べると年齢的な衰えは確実にあるが、体力的にはランニングや筋トレなど日々の運動量は増えているので充実していると思うが…。


狙いは前回タイミングを逃したカマス。

でかいカマスの炙りが食べたいのだ。

カマスは大きいほど美味いし、炙りが最強だと思っている。


vj早巻きが効くらしいのだが、僕が今までカマス狙いに使っていたメタルマルもボックスに忍ばせる。

そしてカマス用の投げサビキ。オモリはメタルジグを使うが、それよりもなんでカマスつてああも茶色いサビキが好きなんだろうね。

ルアーマンを意識した商品は色とりどりのその日に合うカラー展開的なサビキが多いが、ガチのカマスサビキは茶色メイン。

実際使っても釣れ方が違うもんね。

だから僕は変に高価なルアーマン意識のものよりも、カマス用の全長が長いやつを半分に切って使っている。

ルアーロッドでやる場合は針3本程度の長さが扱いやすいし、大量捕獲よりも1匹を大切に楽しんで獲りたいじゃない。そのへんはルアーマンの矜持である。



マヅメ前の海。

キャストを続けるが反応はない。

まもなく空に色が差してきた。


そろそろくるはず。

集中してキャストを続けるが、やはり反応はない。


今日は群れが来ないかぁ。波が多少あるのも影響しているか。昨日の今日なら来てもおかしくないが…


マヅメど真ん中で、ようやくフォールでショートバイト。

そしてそのトレース中に2発目。


ようやく反応出たか!

さあ続け、と思いきや…



後が続かないorz


今日はダメみたいね、せっかく早起きして来たのに(泣


と、思い始めた時…



ガツッと強いバイト


乗らない…


手前のブレイクでもう1発


今度は乗った



結構派手な引き。

カマスってこんな引いたっけ!?





んなわけない。
普通にシーバスでした(^^;


カマスは釣れなくてもシーバス釣れたらそれでいいや。

かわいいサイズだが、今日の仕事を終えてから料理するには大きいのよりも手間が掛からないからいいのだ、と考える(笑



カマスがいないので、せっかく持参したサビキの出番がないのは寂しいが次の楽しみにとっておこう。

で、仕上げにジグを2、3投して帰ろう。




スプーンコンプリートで底をとりながら探ってくる。



手前のブレイクのエッジで持っていくようなアタリ。


おお、いきなりキタ。


いい引きするも首は振らない。






やっぱり(^^;
あなたも夏の使者のひとりだね、ダツさんよ。


先月下旬頃からベイトを追い回す姿をよく目にして、なるべく釣らないように気を付けていたのだがとうとう釣れてしまった(汗



ダツの特徴は外見だけでなく、中身にもある。

捌くと蛍光ブルーに染まった骨が現れ、そのあまりのケミカルさに誰もがたじろぐ。

しかし味の方は極めて淡泊・・・サヨリから旨味を抜いたあっさり味というか。ある意味究極に「別に不味くはない」味である。

無理に食べることもあるまい。

リーダーを傷つけられないように気を付けてフックを外しお帰りいただく。




もう2,3投、投げていくか。


2,3投が3,4投になったとき、


中間距離でフォール中にアタリ。

あわせるとゴッゴッという引きでそれなりに重い。

お、本命きたか?

期待して寄せてくる。どうにも引きが弱いが気にしない(笑

そして手前で水の中に見えたのは・・・大きなフグorz

なんだフグかよ~。

脱力しつつもずり上げると、


んんん!!!???

これ、もしかして・・・!?






トラフグだ~!
マジか、初めて釣った。
目がカワイイぞ。






大きな黒い斑点が特徴的な。
船からは釣った話は聞いたことがあるけど、岸から自分で釣るとは思わんだ(汗



てっさ、てっちり、言わずと知れた高級魚。美味そうだ!

って、捌けるか~!!100パー死ぬわ(汗



先日の毒針アカエイ先生に続き、今回はザ・テトロドトキシンですか。


初物だし個性あふれる魚だし、とても嬉しいぞ!食べんけど!



こうして猛毒野郎の踊る6月の釣りは、本日をもって無事終結したのであった。





〈タックル〉

ロッド:TENRYU POWARMASTER SANDWALKER 9102S-ML
リール:Daiwa CERTATE2500
ライン:Seaguar PE X8 1号
リーダーSeaguarACE3号









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