最高気温35度を超える猛暑日も普通に感じてしまう今年の夏。
9月に入っても残暑と呼ぶにはあまりにも暑い日々が続き、「これでいいのか!?日本の夏!」と思ってしまう。
8月は仕事が繁忙期な事もあって例年通りの釣り自粛期間にしていたが、暑さのために釣りに気持ちも向かなかったのも事実。
最近は今年から始めた家庭菜園が楽しくて、毎日収穫の喜びにはまっていた。
採れたての野菜で飲むビールが旨いのだ!
そんなわけで海からは足が遠のいていたが、9月となればお待ちかねのアオリイカ。
聞く話では昨年のような厳しい状況じゃないようで。気持ちもソワソワしてきた。こうなりゃ行くしかあるまい。野菜もいいが、やっぱり海からの恵みで酒が飲みたいぞ。
9月9日
22時半頃に海に到着。
台風の影響で波があるだろうとは思っていたが、案の定車から降りると波の音が聞こえてくる。
アオリは多少の波でも釣れるからそんなに悲観はしてなかったが・・。
ポイントに着く。やっぱりちょっと波が強いなぁ。これじゃ手前で掛けるのは厳しそうだ。沖目が勝負かなぁ。
足元を見ると墨跡がいくつもある。中にはまだそんなに時間が経っていないものも幾つか。やっぱりこの波でもイカは出てるな。ちょっと安心。
キャスト開始。
体から記憶を呼び起こすようにロッド操作を確認しながらアクションする。
しばらく反応がない。平日でもさすがに人気のエギングだけあって釣り人の数も多い。墨跡も新しいし先行者が叩いた後かな。だとすればそんなに悲観することもない。少し時間が経てば釣れるだろうし、違うパターンで出るかも。
アクションを変えてみる。
え~と、こんなんだったかなぁと思い出しながら餌木をアクションさせているとグイッとアタリ。おっ♪と思うもバレてしまった。
あちゃぁ、今シーズン一発目はバラシかよ。ま、やる気のあるイカはいることは分かった。気を取り直してキャスト。
ロッドが重くなる。今度は乗ったな、と思うも何か変。グーングーンという引きのようなものは感じるが・・・半信半疑で抜き上げると餌木にかかっていたのはゴミ・・・orz。強い引き波のテンションを引きと錯覚してしまった。っていうよかゴミって気付けよ、俺(汗
なんだかドタバタだ(笑
けど面白くなってきた。
間もなく今季1杯目が出てくれた。
型は小さいが久しぶりのイカの引きに感動(^^)
初物は顔を見られればかなり満足♪
後は酒の肴になるくらいの数が釣れれば言うことないな。
ソヨソヨとした夜風に吹かれていると見事な星空が広がっているのに気づいた。
大きな流星が空を駆け抜けて消えていく。
ゆっくりと移動する漁船の明かり。波の音。うねり。
白と黒だけが織りなす夜の光景のなんと雄弁で豊かなことか。
波が強い。
今投げてる餌木は2・5号。もっとイカに餌木をアピールさせたいな、と思ったところで3号の餌木を家に置いてきたことに気づいた。いつもシーズン始めは2・5号で通しているので今年もその感覚でいたのだが、よく考えてみれば既に3号で出る時期だ。今年は自分のスタートが遅れただけ。特に今日のような波が強い時は遠投させて沖目での勝負が必要なのに。う~ん、不覚。
ならばと波の影響が弱い箇所を探ってみる。
すると早速のイカパンチ。やっぱりここに居たんだ。
ピッチを落としダート幅を広くとってスローにアピールさせる。
フォール途中、ボトム付近で餌木が引っ張られた。
あわせるとグーングーンと綱引き開始。おお~気持ちいい~(^^)
ちょっとサイズアップ♪
再び最初にやっていたラインを攻める。
餌木はミッドスクイッドのマーブルファイヤー。凄くお気に入りのカラーだったのに廃盤になってしまったなんてこったな餌木だ。
ラトルでアピールさせると・・・
いきなりの3連発。
新しい群れが入ってきたかな。もう1杯追加。
しかし後が続かないので移動。
移動先はどこも波が暴れててダメだこりゃ状態。
再び大きく移動して港内へ。
さすがに港内は静かなもんだが反応も静かなもので・・・。しばらく粘ったが他の釣り人も釣れてないようなので本日は終了。
肴には充分な数も確保したし、初戦をクリアできたしで満足。次回はマズメを狙ってみよう。
夕飯に釣ったイカを刺身で食べたが久しぶりの味覚は旨かった。残った分は昆布〆に。これで翌日の酒も楽しみだ♪
釣り人ならやはり獲物で季節を感じたいね。
〈タックル〉
ロッド:Daiwa エメラルダス ソルティスト"SEA OF JAPAN SPECIAL"ST-EG83ML-DRY
リール:SHIMANO Sephia2500SDH
ライン:UVFエメラルダスセンサー+Si 0.6号
リーダー:VARIVASエギングショックリーダー1.7号
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