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2014年09月20日

ハギ戦

今年もカワハギに餌を盗られに行ってきました(笑

ハギ戦
よっ、毎度!


先日、敬老の日に家族で某回転寿司に言ってきた。値段の割りに美味いのや値段の割りに美味くないのやいろいろ食べたけど、結果的にはとても満足したし腹いっぱいになった。でも、ひとつ残念なことがあった。僕はカワハギの肝がのった握りが大好きなんだけど、季節柄かその店で出てきたカワハギには肝が乗っていなかった。
オーマイガッ!なんてこった。
俺は肝が食べたかったのだ。たしかに肝なしのカワハギ(多分ウマヅラハギ)も美味かったけど、俺は肝が食べたかったのだ。
・・・・・・自分で釣ってこいってことか(笑


毎年、カワハギを釣りに行くけど、ちょうど最盛期の釣れ盛りにあたるってことがなかなかない。この時季はただでさえ釣りものが多いので、カワハギだけに通い倒すというわけにもいかず、どうにもうまくいかない。釣れるは釣れるんだけど・・。
晩秋から冬の釣りモノってイメージがあったけど、どうやら夏の終わりから初秋にかけてが一番釣れるらしい。これは昨年釣り場で話したカワハギ狙いのおっちゃんの話。
でも10月から11月くらいに当たりの時季があったりもするので、よくわからん。
とにかく、寒くなってから行っても遅いのかもしれん。



午前10時着。
今日の釣りに当てられる時間は2時間。ま、それだけあれば遊べるだろ。持ってきた300円分の青イソメは多分最後までもたない(^^;

天高く馬肥ゆる秋。
風が吹いている。煌く日差しは温かだ。
抜けるような青空の下、テクテクと堤防を歩く。


ポイント到着。
仕掛けをセットして投入。
早々にココ、コツコツ・・・と弱いアタリ。
ああ、このアタリはあいつらに違いないやね・・。


ハギ戦
やっぱり。
ホンベラさんですよ。

昨年は本命がなかなか居なくて、代わりにコイツをたくさん釣って遊んだなぁ。これはこれで南蛮漬けにするとなかなか美味いんだけど。
ここで時間をくうわけにはいかないので、そそくさと本命ポイントへ移動。


ここで釣れなきゃ多分この場所には本命不在。
中層で誘いを入れると・・・


ハギ戦
ああ、アンタか・・。
なにもそんなに膨れなくても。


底まで沈めてから誘いを入れると・・・

ハギ戦
ホシササノハベラ再登場。
でかいから刺身にしちゃえ。もちろんこの後本命が釣れて刺身皿にのっかること前提で、その脇を彩る存在として。


微妙な気負いを背負って続行。
早く本命の顔を見て楽になりたい(^^;

しかし・・・


ハギ戦
シマシマだったり。


ハギ戦
赤かったり。


ハギ戦
この前大量に釣ってきたやつだったり。


どうも違う方々ばかりがお見えになる。
ま、この釣りはこういったいろんな魚が登場するところがとても面白くて好きなとこでもあるんだけどね。


う~む、どうしたものか。
ちょっと考えを巡らす。多分このまま続けても本命は現れないような気がする。
そういえば、昨年この場所でカワハギを狙っていたオッサンは長い磯竿でヘチから少し離れた位置に仕掛けを垂らしていた。カワハギ狙いといってもギャング針での引っかけ釣りだったが。
少し沖目に入れてみるか・・。


10mちょっとくらいの位置に仕掛けをキャスト。
するとコツッコツッという明確なアタリが出た。
再度投入すると音も気配もなく餌だけがきれいに無くなっている。

おお、ここまで完璧な仕事をやってのけるのは奴をおいて他にいない。
多分、あの辺りにいる。


再度投入。フォールの最中に餌を盗られないようにオモリの号数を上げて落下速度を速める。
手前の堤防の敷石付近で仕掛けを止めると・・

コツッコツッココッゴゴゴゴッッ!

っしゃあ!乗った~!


ハギ戦
おったおった、本命登場♪
ウマヅラハギだけど、この際OK(^^)
抜き上げの際、水面近くまで2匹ほど付いて来たのが見えた。
ああ、やっぱあそこにいたんだなぁ。この時点で残り時間は1時間を切っている。なんか辿り着くまで長かったな。


よし、じゃあ次はあいつらを目の前まで引っ張ってこよう。
仕掛けをキャスト、テンションフォールで手前斜め方向に落としてくる。餌はすぐにきれいさっぱり無くなるが、少しずつ着底位置を手前にしながら何度かこの作業を繰り返す。

よし、多分これで足元に仕掛けを落としても来るだろう。群れはここまで寄ったはず。


ハギ戦
よし!寄った!
さぁ、楽しもう(^^)


仕掛けを入れると早速近づいてくるカワハギ達の姿が偏光グラス越しに見える。どうもカワハギの姿はなく、ウマヅラばかりのようだ。贅沢は言わん。楽しさには変わりない。

ここからが本番なんだけど、地獄の始まりでもある。楽しい楽しい地獄なんだけどね、カワハギ地獄は。
恐ろしいまでの餌盗りテクニック。
魚のサイズが手の平大から20センチ程と小さいので、尚更難しいってのもあるけど、見事なまでにやられてしまう。
そこに見えてんのにやられてしまう。
餌をつつく様子が丸見えにもかかわらず、竿先にはなんの変化も出ないまま、やがてカワハギ達が底に沈んでいくと残されたのはきれいな空針だけという。
まさにサイレントアサシン。
この釣りは竿でバシッと合わせてフッキングする類ではないしね。ある意味、巻きアワセの極致だよなぁ。


餌箱の中の青イソメはどんどん少なくなっていくが、盗られては付け、盗られては付け。

強引に掛けていく。
仕掛けの周囲にカワハギが群がっているのは分かっているので、中層まで沈めた仕掛けをカワハギが餌をつつこうにもつつけないギリギリの速度で仕掛けを上下させる。(いつもの叩き釣りのようなシェイクでは今日のカワハギ達は早々に諦めて仕掛けから離れていってしまった。)
そして一瞬止めてから仕掛けをゆっくり巻き上げてくる。
船釣りではアタリが出てから乗せるために仕掛けを巻き合わせるらしいけど、その動きを今は相手がつつきに来てるのを前提でやってしまう。
するとこれで結構乗ってしまう。
もちろん相手との間合いを想像して計りながら巻き上げるのだけど、ある程度の見切り発車もしないと僕の技術では追いつかない。
仕掛けのまとわりつく数が多いほど競争心からか掛けやすいが、単独でいるやつは向こうも余裕があるからか、かなり手ごわい。
だからある程度アピールさせて数を寄せてから掛けに入る。
この一連のパターンに気付くまで、かなりの青イソメを消費した(^^;


餌は青イソメだけど、足りなくなるかもしれないし盗られ難い理由もあってパワーイソメも用意した。
しかし、本物の餌と作り物のパワイソとでは、まとわりつく相手のテンションが目に見えて違う。実際に釣った魚は盗られやすい本物の方がほとんどでパワイソでの釣果は1匹だけだった。


カワハギの仲間ってフォトジェニックだよね。やっぱあのツノが効いてんのかな(笑
なので、他にご来場下さった方々を一挙紹介。(1匹だけ写真を撮り忘れたけど。)


ハギ戦

ハギ戦

ハギ戦

ハギ戦

ハギ戦

ハギ戦

結局全部ウマヅラだった。最後の写真のヒトは青イソメが底を尽きてから唯一パワイソで掛けた有終と執念の1尾。
残り時間1時間弱からの追い上げはなんとか成功したかな。


夕飯時。
無事、肝刺しのリベンジを果たす。
そうやっぱり、俺は肝が食べたかったのだ。



〈タックル〉
ロッド:PRO TRUST「カワハギSP GAME」探り
リール:SHIMANO チヌマチック1000
ライン:PE1号























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Posted by ネオプラMASA at 08:59│Comments(0)餌釣り等
 
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