減水に乗じて

ネオプラMASA

2016年04月22日 22:02

渓流ルアーの日々は続く。
3日前。


先日の降雨による増水も落ち着き、平常の水位となったポイントへ。
川沿いに生えているオオバギボウシの葉が開いてきた。食べたら美味いらしいけど、自宅の庭に観賞用として栽培種と野生種が植わっているのであまり気が向かない。
少し傾き始めた陽光を浴びながら歩く。
カワセミが鳴きながら切り裂くように川筋に沿って飛んでいく。砂地にはまだ新しいカモシカの足跡。


大場所のポイントで流れに立ちこむ。

ヘブンの7gを遠投。気持ちよく飛んで行ったスプーンは狙いの箇所の先に着水した。
動きにめりはりをつけながらトレースしてくる。
確信をもって引いてくると水深が浅くなる辺りでヒット!

結構いい引き。重たくグネグネした感触は多分イワナ。緩めのドラグがチリチリと鳴る。お、楽しいぞ。
今日1発目なのでばらしたくない。慎重にやりとりしてネットイン。



やはりイワナだった。
サイズは手尺で尺くらい。表現がややこしいな(^^;


もう1匹掛けるも、手前まで寄せてきたところでバレた。おそらくサイズは同じくらい。どうせリリースするのだから結果的にオートリリースでいいのだ、といつものように自分に言い聞かせるも・・・・・当然納得できるわけないがないのもいつものこと(笑
ま、喰わせただけ良しとしよ。

その後ショートバイト1発で反応が途絶えたところで先へ進む。


淵のヤマメポイント。イワナもいるのだろうが、ここで出るのはヤマメが多い。やる人がやればイワナも出せるのだろうけど、僕にはよくわからん。
このポイントでは僕の中ではほぼ餌扱いのヘブン5gを投入。

斜めアップクロスでキャストし流心脇の流れを通しながら釣り上がる。
いよいよ核心部分に差し掛かったところでヒット。
水中に陽光を浴びて煌めく銀色の姿が翻った。



25センチくらいのきれいなヤマメ。
このパーマークを眺めているといろんな疲れが霧散していくようで、今日釣りにきて良かったと心底思えるよね。


5mほど上流側で再びヒット。
ビビッドな引き。流心の押しの強い太い流れでばれないよう下流へ誘導しながらのランディング。



同サイズのヤマメ。
日本にこの魚がいて良かった、と思わせてくれる魚体。
ずっと眺めてられるけど、リリースするまでの体力が戻る間までね。


さて、さっきの大場所をもう1回探って終わりにしよう。


ヘブンを投げて反応なし。チェイスもない。
じゃ、ここらでレイクル先輩にご足労願おうかね。

おんどりゃ~!と気合いの遠投。
10gだけによく飛ぶわ。


トレースしてきたレイクルにイワナがチェイスしている。
なかなかアタックせずにもう限界の足元まできたところでヒット!
刺激的な一連の流れが丸見えでごんすよ。ラインがほぼロッド分くらいしかないので引きがダイレクトすぎでやんすよ。



やられた感たっぷりな表情がナイスなイワナ。
サファイア色した瞳が素敵です。



昨日。


堰堤ポイントに入る。
思ったよりも水位が低いのが気になるが、下流に立ちこみDコンでラインを刻んでいく。
ひと通り探り、ヘブンに変えてもう一度探る。

一発でドン!
やはりボトムを探りきれてなかったのかな。



27センチほどのイワナ。
流れに乗っての厄介な引きでサイズ以上に楽しませてくれた。



レイクルに変えてもう1発。
この画像を撮ったところでジャンプ一番自ら帰って行かれた。



早々に切り上げてお土産のコゴミ採りをしてから次に場所に移動。



再び訪れた一昨日のポイントも当然に水位が落ちていた。
大場所のポイントもいつもよりも前方に立ち込むことができる。
これなら核心部も確実に直撃できるな、と踏んで開始するもノーバイト。

あれ、叩かれた後?
それでも何かしら反応があってもいいはずだが・・・。

もしかして、魚いない?
あまりの無反応ぶりに業を煮やしそんな疑念がわいてきた。

ならば、確かめにいくか。

水位が低いのでいつもならためらう渡渉が今日はできそうだ。水深の浅いラインを慎重に見定めてから流れを横切っていく。
すんなりと対岸到着。
そこから眺める今まで攻めていたポイントはめっきり水深が浅く魚の気配は感じられない。
とすると、魚はその奥の落ち込みに溜まってるんだろうな。
いつもの立ち位置からは到底攻めることのできないそのポイントもここからならばいける。

いくつかの流れの筋から形成されるそのポイントだが、まずは手前から探っていこう。


しかしここからがきつかった。

魚の反応は予想通りとても良いのだが、ヘブンとレイクル、シュガーディープで3匹掛けたが全てバラシ。
どうなっているのだ、これは。思わず天を仰ぐ。
核心部で掛けた魚は流れを横切らせながら寄せてくるのだが複数の流れが合流して激しくもみ合いながらの太い流れに負けてフックアウトしてしまう。
おそらく掛けた魚はヤマメ1のイワナ2。


少し手を休め気を落ち着かせてから再びシュガーディープをキャスト。
着水から一気にダイブさせて核心部分での連続トゥイッチ。

ゴーンッという強いアタリ。
流れに乗るとドラグが鳴る。
もうばらしたくないので慎重に・・・。



ふ~、やっと獲れた。
尺くらいのぶっといイワナ。


ヤマメの淵に移動。


ボトムの石が目視できるほどに水位は低く、魚の反応はやはり低い。
いつもは出るラインもなかなか反応が得られないが、核心部のフィーダーレーンに乗せてアクションさせるとようやくヒット。



あ~今日も出会えて幸せ。
なんとか、やっと、だね。


夕食に採ってきたコゴミが天ぷらと味噌マヨ和えになって出てきた。
家族も好きなメニューだけに焼酎を飲みながらゆっくりとつついていたら、気づくと皿が空になっていた。
もう少し食べたかったんだけど。また採ってこないとな(^^)



〈タックル〉
ロッド :SKAGIT DESIGNS SUSPEND SP-660HQ
リール : DAIWA CALDIA KIX1500
ライン : VARIVAS SUPER TROUT Advanse 4lb



























あなたにおススメの記事
関連記事