雨混じりで寒さを感じた前日。空いた時間に用水ヤマメの様子を見に行った。
ここを訪れるのは約1か月ぶりくらいだが、季節が早足な今年はもしかすると終盤に差し掛かってきているかもしれないな。
AM11:00現場到着。
道路わきの水たまりには桜の花びらが覆っている。
晴れていればそれもまた綺麗で風情があるのだろうが、曇天で肌寒い今日はそこはかとなく漂うもの悲しさが勝ってしまう。
水量は多く、複雑に絡み合う流れは強い。
魚が定位する箇所に目星をつけてD-コンをキャスト。
早い段階で勝負がつくかなと予想したが、反して鉄板ライン2コースは反応なし。
あれ。
頼みの3コース目。
流れの切り替わりでヒットするも即バレ。
あたってきた位置からチェイスは単独ではなく複数してきたと考えられるので、すかさずもう一度同じコースで。
で、今度は手前の切り替わりでヒット!
よっしゃイタダキ。
シルバー輝く銀化ヤマメ。
擬似ではなくリアルなスモルト。
しかしこの後は続かず、曇天全開まもなく降らせます的な黒い雲が近づいてきたので早々に撤収。
車を走らせてすぐにパラパラきた。お~紙一重。さ、退散退散。
今年は季節が早いから、銀化シーズンの終わりも近いのかな。
翌日。
今日はすっきり晴天。
こんな日はチャリで走りたくなるのが僕の習性。
マウンテンバイクのフレームにロッドを固定して走り出す。
サイつりング、GO!
勝手知ったる川なので竿を出す場所は決まっている。
いまひとつクリアさに欠ける春の青空は、どこか色紙の水色を思わせる。
川べりの桜の樹は、散り終えるまであと少し。その下には落ちた花びらが、季節の移ろいを雄弁に語っている。
澄んだ水の中には、ちらちらとヤマメの姿が見える。
さ、始めるか。
斜めアップクロスでの一投目。
ドクターミノーに早速ヒット。
水中で翻る姿とビビッドな引きはヤマメに間違いないが即バレ。
あちゃ~。
ピュア3gに変えて再開。
すぐにヒットしたのはウグイ。定番の君、こんにちは。
先ほどからボトムでギランギランと光る姿が見える。おそらく良型のヤマメ。
あいつ喰わないかなと底を叩いたらホントに喰った。
しかし足元でフックアウト。うわ、またかよ…。
再びチャリを走らせて次のポイント。
今日走る範囲ではいちばんの大場所。
まずスピナーでやってみよか。
よく晴れてることだしブラックヒューリーをキャスト。
ヤマメがチェイスするもののバイトには至らない。
次のキャストでヒットしたのは…
カワムツさんだ。
婚姻色がキレイだね。
ヘブン3gに変えるとウグイ連発。
ヤマメ達は見切っちゃったかな。
最後に岸より深めのラインをトレース。
落ち込みの白泡が消えた辺りでゴンッと重いアタリ!
結構いい引き。
でかいウグイか?なんて思いつつ寄せてきたらヤマメでないの。
おお、本命のアンタだったのか。あまりにウグイが元気なもので決めつけちゃってたよ、スマヌスマヌ。
27センチのグッドコンディション。いい顔してるじゃないの。
桜の花びらが季節感をこの上なく演出している。
それからしばらく走り鉄板エリアに到着。
最後にここで遊んで帰るか。
と言うのも、実はここに着くまでにフロントギヤの変速に不具合が発生。見ると、なんとケーブルが破断してるでないの!
なんてこった。ショップ行かないと、ってわけで今日の予定がひとつ増えたわけだ。
サクッと勝負を決めるつもりが無反応の連続で、結局最終ポイントまで持ち越してしまった。
数投して反応なし。
いつもなら切り上げるとこだが、せっかくのチャリ釣行、最後は気持ちよく締めたい。もう少しやってみよ。
願いが通じたか、強い引ったくりバイト。
よ~しキタ。バレるなよ…
有終の一尾を飾ってくれたのはパーマークのキレイな24センチ。
きてくれてアリガトウ!
さ、帰ろう。ってかチャリ直しに行こう。
それが終わったら今季の菜園の準備だ。
晴れた休日は忙しい(笑)
ロッド:COATAC ComaSPIN5-0"UL
リール:ABU Cardinal33
ライン:VARIVAS SUPER TROUT Advance 4lb
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