暖冬というのはこういう冬をいうのだ、といわんばかりのこの冬。
雪少なくて個人的にはまことに過ごしやすい。
しかし自然的にはこういうのはやっぱ狂ってるんだろうね。
12月半ば。
自宅裏にこんなものが。
息子が指差すその先には・・・
フキノトウ!?
ここは食用にシロブキ(大きくて柔らかく煮物にするとまことに美味い)が植えてあるエリアなんだけど、例年は春になれば普通にフキノトウが顔を出す。
だけどあまりに暖かい日が続くもんだから間違っちゃったかね。めっちゃ冬だぞ今。
食べようかと思ったけど、なんとなくそのままにしておいたら花が咲いてた。狂い咲きだ。マジか。
そして例年なら庭の植木にいくつか出現するモズのはやにえが今年はない。
何かの儀式かと思わせるように小枝に刺さるアマガエルのミイラはお決まりの風景なのだが。モズ自体はいつものように家の周りを飛び回ってたけどね。
その代わりってわけではないだろうが・・・
植木鉢をずらしたらアマガエルの白骨死体。
骨格標本みたいでちょっとカッコイイ。
僕と息子にとってのこの冬一番のイベントと言えば、
スターウォーズ フォースの覚醒!
僕たち親子はそろってスターウォーズの大ファン。僕は小学生の時から大好きでコロタン文庫(懐かしい~)のスターウォーズ百科は穴が開くほど読んだものだ。息子はというと小さい頃から一緒にDVDを観ていた影響からか、今や僕よりも詳しいほどのマニアっぷり。
そんな僕らだから制作が発表されてから待った待った。
12月18日の世界同時上映の一ヶ月前の先行予約販売開始にすかさず一発目の18:30の回で席を抑えて、ひたすらこの日を楽しみに過ごした。
さすが話題になるだけあって上映前からマスコミが何件か取材に来ている。
テンション上がるなぁとワクワクしていたらいきなり帝国のマーチが鳴り響いた。振り返るとダースベイダーがストームトルーパーを従えて歩いてくるでないの。館内超盛り上がる。
一緒に撮影してくれるらしくダースベイダーが息子に手招きしてくれる。館内ますます盛り上がる。
優しいストームトルーパーが横からライトセイバーを手渡してくれた。
ありがとう、ストームトルーパー!
でも興奮のあまりフレームから切れてしまった。
ごめんよ、ストームトルーパー!
この一連の粋なサービスに館内はオレもワタシもの大騒ぎ。僕たち親子は幸運にも一番最初に記念撮影させてもらい、どうやらその様子がテレビでばっちり生中継されてたらしく、翌日僕は職場で息子は学校でそれぞれ「昨日テレビで見たよ!」とのツッコミを受けた。なんてこった。
旅行も行った。
12月の始め、職場の旅行で東京へ。
時間はほぼフリーに使えるので、僕が東京でひとり気ままに歩くとき、決まって訪ねる先へ。
「私、生まれも育ちも葛飾柴又です。帝釈天で産湯をつかい、姓は車、名は寅次郎、人呼んでフーテンの寅と発します。」
男はつらいよ、大好きなんだよね。
全作DVDに録画してある。
多分、僕は憧れている、寅さんの風のような生き方に。そして、それ以上にその優しさに。
お馴染みの帝釈天参道をゆっくりと進んで、
名物草団子を店先の椅子に腰掛けてゆっくりと味わう。
草団子のお店はいくつかあるけど、僕のお気に入りは高木屋。よもぎの香りが高く餡子とのバランスがとても良い。
帝釈天題経寺。
境内に御前様の姿が見えるよう。
このお寺、映画の舞台としても有名だけど、彫刻もスゴイんですよ。
僕は木のものが好きで、家具でも銘材でもいろいろとその木の持つ温かみある質感に惹かれている。彫刻も分からないなりにも「こりゃあ立派なもんだぞ」なんてわかったように眺めるのが好きで、富山では井波の瑞泉寺なんて半端ないよね。
この帝釈天の彫刻もとても立派なものなのだ。老人会らしき団体旅行の爺さんたちに混じって、したり顔で腕組なんぞしている俺も気づけば立派なオッサンなのだ。
江戸川まで出たら堤防道を散歩する。
映画でもお馴染みのこの道。川を眺めては「ここにあのアオウオが潜んでいるのか。一度対峙してみたいもんだ。」などと思いを馳せながら歩く。実際釣りをする人も多いらしく岸辺には竿を出した跡らしきものもちらほら。釣り人目線でいるとわかっちゃうよね。
ひとしきり歩いたら腹が減る。
映画やこち亀にも登場する「川千家」へ。
これでしょ♪
年が明けてから家族旅行で大阪へ。
久しぶりにサンダーバードに乗ったけど、こんなに揺れたっけ。
通天閣に上り心斎橋を歩いて、
道頓堀クルーズに乗ってみた。
意外と楽しい。鯉が泳いでいるのが見えた。釣りできるかな(笑
昼はお好み焼きでビール。夜は串カツでビール。
翌日はUSJへ。
ホグワーツ城。よく建てたな、こんなの。
息子は以前からハリー・ポッターが好きなので一度連れて行ってやりたかった。
フォービドゥンジャーニーだっけ。名前は覚えられんけどアトラクション自体は面白かった。
ターキーレッグでやっぱりビール。
2本喰ったら結構腹いっぱいになった。でかい骨付き肉ってのはそれだけでエライのだ。
なんかでっかいクリスマスツリーがあった。世界一だとか。
県内では井波の瑞泉寺に行った。
上記の柴又の帝釈天のとこでもちょっと触れたけど、やっぱ瑞泉寺はすごいわマジで。井波彫刻半端ない。
はい立派~。
山門も、はい立派~。
電話ボックスも、はい立派~・・・・・って、
電話ボックスだぞコレ!?
マジか、立派すぎだろ。木彫りの里井波、恐るべし!!
この冬は大好きだった祖母が亡くなりとても悲しい冬でもあったけど、家族との良い思い出もいろいろ作れたので楽しい冬でもあったと思う。
息子とはつい最近釣りにも行ったわけで、次はその話かな。
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