青イソメ1本勝負

ネオプラMASA

2017年08月08日 22:10

台風が来る前に。
仕事帰りにちょっと遊んでいこうと海へ。
のろのろ台風がどうやら明日には直撃するらしく、明日の休日は大荒れで釣りはまず無理だろう。わずかな時間でも竿を振っておいた方が精神衛生上もよろしい(^^;



落とし込みの練習をやろうかと、カニを求め入った立ち寄った釣具屋にはイソメしか生き餌は置いていなかった。
まあいいやと青イソメを購入。カニでもイガイでも現地調達すればいいのだろうけど、それに費やす時間はないので。


風が強く吹いている。
おかげで釣り場は見渡すかぎり無人。

潮に濁りはなくこれでは期待薄だなぁと釣りを始める。
そしてその予想通り、クロダイからの反応はなく、釣れたのは40センチほどのウグイとでかいコモンフグのみ。

これじゃこのまま続けていてもダメだろうな。時間もないことだし、この青イソメでゆるく遊んで行こ。

ゆるく楽しく遊ぶなら青イソメはとても良い餌だ。魚の喰いはそこそこでも、餌持ちもよく魚種は問わない。
そして。
「ゆるく」とは言うが、実際はとても「熱い」釣りになることを僕は知っている。


移動してきたのはシマダイのポイント。
潮通しのよい位置に釣り座を構える。
季節感も感じるなら、夏の使者であるシマダイは欠かせないキャラクターだろう。


さて。

ここで目標設定。

大型を狙っていくのであれば、仕掛けや釣り方もそれに合わせたものにしないと気分が乗らない。
今、手元にあるのは落とし込みタックルで針は一番小さいものでもチヌ針の3号。堤防の5目釣りをするには針のサイズが大きい。

で、それを逆手にとり。

本日の目標。


「できるだけ小さい魚を掛けたら勝ち!」


大きい針で小さい魚を掛けることほど、煮えて悶えて夢中になる釣りはない。
どこまで小さいサイズを掛けることが出来るか。

ミニマムチャレンジ、スタート!



まずは普通に青イソメを針に付けて、テトラ際に投入。

早速アタリがきた。
落とし込み竿は穂先がとても繊細なのでアタリがよく分かる。

コツッコツッとアタリが出るも、喰い込みのアタリが出る前に餌が無くなった。
おお、いるいる。
なんか分からんけど、僕の求めている掛けるのがむずそうなのがいるわ♪

イソメを短くカットして付け直す。

さあ、これでどうだ。


コツッコツッコッ・・・ググッ

よっしゃ喰った。
合わせるとキューンと引き込む気持ちいい引き。




はい、夏の使者シマダイ登場♪
さすが磯の王者イシダイのせがれだけあって、サイズのわりに引きが強い。
味噌汁にすると良い出汁がでてとても美味いよね。今日は持ち帰らんけど。


そして3匹立て続けに釣れたところで、シマダイのアタリは遠のいた。
と、言うか、針に掛かるような取りやすいアタリは無くなり、アワセようがない細かいアタリばかりになった。

いよいよ、テクニカルな身悶え地獄のミニマムゲームが始まったようだ。


次に上がったのは10センチほどのホシササノハベラ。
サイズといい、小さな口といい、このゲームにおいては素晴らしい魚であるが、写真を撮る前に自ら海へと帰って行かれた。

仕掛けを投入するたびにアタリがあるが乗らない。
針のサイズを落とせば問題なく掛かるだろうけど、それでは意味がない。うお~、燃えるぜ!
この時点で、ゆるい釣りなんて言ってた気配はかけらもなく、頭から湯気を上げて熱中する僕が無人の堤防で怪しく動くばかりである。


はっきりとしたアタリで上がってきたのは・・・、



これも夏キャラのキジハタ。
しかも小さい!
よっしゃ!!



ポイントを少し移動。


またシマダイが掛かってくる。
いや、良いんだけど、シマダイのポイントなんだから。


ひときわ強い引きが来た。
おお~楽しい。今日の趣旨からは外れるけど、楽しい~♪



そこそこサイズのシマダイ登場。
いいね、普通なら喜ばしいサイズ。
でも今日は、「小さくないじゃん」(笑)


また乗らない地獄に陥った。

アタリに合わせて送り込んだりテンションを掛けたり。丁寧に対応してようやく食い込みのアタリが出た。

キタ!

軽い!

いいぞコレ!





っしゃああ!!!
ちっさぁ(喜)
このアンバランスなサイズの針がしっかりフッキングしている快感。


サイズ感がよく分からないので、リールと並べてみると、





グッドサイズじゃないですか(笑
求めていた「水槽サイズ」にうっとり。


なにやってるんだ、オレは。

ふと我に返りそうになる自分を引き留める。

いや、楽しいジャマイカ、オレ!


少し移動したところで、切れのある引き。




定番の居着き族、メジナ登場。
なかなかのサイズではあるが(本日基準)、もう一声が欲しい。


そして、




納得のサイズ登場!



夢中になっているといつの間にか帰る時間になっていた。
危ない危ない。
やっぱこの釣りヤバいわ(^^;

先ほどまでの風は落ち着き、向こうのポイントではルアーをキャストできそうな感じだけで、時間がないので後ろ髪をひかれながら帰宅の途につく。
喉が渇いて自販機で買ったのは懐かしの定番メローイエロー。
甘い甘いその味に舌を満たされながら、僕は本日のミニマムチャレンジは成功であろうと心も満たされていた。

いい釣りだった(^^)



〈タックル〉
ロッド : 宇崎日新 PRO SQUARE 2WAY クロダイ 4.2m
リール : RYOBI 落とし込みチヌ606D




昨日、変わったバッタを捕まえた。



後ろ足と腹部が鮮やかなオレンジ色でスマートな体型。
なんて名前のバッタだろ。
今まで見たことのないやつだから、ちょっと調べてみよう。

う~ん、気になる・・・・・














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