春前に始めたにも関わらずまだ5回ほどしか行っていない。
当然のようにまだ本命は釣れていないわけで、それは今いち本腰を入れていないことの現れのようでもあり。
釣れるのはやたらと巨大なコモンフグやショウサイフグばかり・・・。
季節的にはもう良いシーズンらしいのでそろそろ真面目に取り組んでみよう。
9月15日
前日はハゼを楽しんだので今日は午前は落とし込み、午後はタコでも釣るつもりで海に出た。
北風が強く吹いており波が高い。
ちょっと釣り辛い状況ではあるが、この方がクロダイの警戒心が薄れて良いのではないか。
時刻は午前10時半。
用意した餌のカニは10匹。とりあえずこの餌が無くなったら次の釣りに向かうことにしよう。
このポイントは初めての場所で(そもそも落とし込みについてはどのポイントに言っても初めてみたいなもんだ)、とにかくクロダイを釣りたい向けには良いポイントらしい。ただ面白味には欠けるらしい。
僕はまだ面白さも何も分かったもんじゃないので、とにかくクロダイに限らず落とし込みで何か釣ってみたいという段階なのでしばらくこの場所で練習してみようと思っている。
空は昨日に引き続き、青く晴れ渡っている。夏のそれとは異なり淡さをたたえたその青は、これが秋晴れであることを主張しているかのようだ。
昨日からのこの好天はこのところの雨続きの日々を断ち切るかのようであり、そのためかくり出している釣り人の姿は多いが、強い北風にどの人も往生しているようだ。
ここに来る途中の道すがら、サーファーの姿を見たが今日は釣りよりも彼らの日なのかもしれないなぁ。良さそうな波立ってるもんね。
ゆっくりと準備を済ませて釣り開始。
針にカニを付けて落とし込んでいく。
なんだか道糸が波と風に煽られてやりにくいが、この程度のことは軽くクリアしないと魚は遠いんだろうな。
道糸の動きでアタリを取ろうとするが、波に翻弄されるそれは僕から見たら何がどうなっているのかさっぱり分からん(汗
全くこれの一体何を見てどうあわせろと言うのか。
そうこうしている内に仕掛けが着底したようだ。
そのタイミングでコツコツとアタリが伝わってきた。
あ、きてる?
アワセを入れるとそのまま竿は空を切っての空振り。
上がってきたカニはボロボロに喰い裂かれた哀れな姿となっていた。
フグだよな、これ。
前もこういうことあったぞ。ってかよくあるぞ、こんなの。
そしてその後も同じことが数回。
ああ、これはフグに餌盗られて終わるパターンか。もっとカニ用意してくりゃ良かった。その辺で採ってくるかな。
そう思っているとことに明らかに違うアタリが。
コツコツと小さなアタリがあったかと思った次の瞬間、スコーンッと竿先が入った。
反射的に合わせるがまたも空振り。
・・・・、今のなんか違ったよな・・。
しかしその後、そのような目の覚めるようなアタリは続かず。
それにしてもこの落とし込みってのは難しい。
正体は何かわからないが、アタリがあるのはヘチギリギリに落ちていく時に限り、少しでもヘチから離れるとアタリはない。
波や風にも翻弄されるので、なかなかそこまで上手く入ることは少ないが、それでも今のは上手く入ったなと思った時は大抵アタリがある。
究極のフォールの釣りだな。「落とし込み」ってんだからそのままか(笑
いや、難しいぞ。でも、オレ好きなやつだわ、これ。
そろそろ残りのカニもわずかになった頃。
2mほど仕掛けが入ったところでゴツゴツッとアタリが。
反射的にアワセを入れると一気に竿が絞られた。
おお~し!きたぁぁああ!
力強い突っ込みが気持ちいい。
なんだか強さの割には魚体が軽いような気もするが・・・クロダイってこんな強いっけ?
でも必死なので疑念はすぐに頭から消え去り魚を浮かせると・・・
あ、しましまでないの!
シマダイ久しぶり~。
サイズは25センチほど。引きの強さはクロダイとは比べ物にならんね。
どおりで強さと重さのバランスに違和感を感じたのも間違いなかったわけだ。
さすが石鯛ジュニアだけあるね。
幼いけどそれなりの風格が備わりつつある面構え。
歯がカッコイイ、強そうな歯が。
久しぶりのシマダイに嬉しくなるとともに餌も尽きたので終了。
クロダイはまた今度。
さ、移動してタコでも釣るか~。
どんどん強くなってくる風に不安を覚えつつも、次の釣りに向かって車を走らせた。
〈タックル〉
ロッド : 宇崎日新 PRO SQUARE 2WAY クロダイ 4.2m
リール : RYOBI 落とし込みチヌ606D
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