おちょぼ口のにくい奴
カワハギ。絶好調なんですな~、これが♪
最近は海の荒れる日が多く、楽しんでいたカヤックでの釣りもなかなか出来ない。
タコは例年通りよく釣れるが、これは冬になっても充分楽しめる。そこで去年トライしたもののイマイチ不完全燃焼に終わったカワハギ釣り。どうも去年は狙う時期が遅かったらしく、また今年は海水温が温かい傾向とくれば、カワハギの活性も非常によろしい。
あの絶品な刺身&肝をたっぷり堪能するなら今がチャンス!
11月14日
昨日からの荒れた天気が続き、また気温も一気に下がったので、今日はちと厳しいかなと思いつつも海に出掛けた
午前10時半頃、ポイント到着。
雷がゴロゴロ鳴っており、今にも天龍源一郎が入場してきそうな雰囲気。雷の逆水平チョップを喰らうと非常にまずいので、しばらく車の中で待機。
頃合いを見て海へ出るとかなり寒さだが、防寒仕様で来たのでそこは大丈夫。でも、かなりの濁りが入っていて風も強く、正直カワハギを狙うにはかなり厳しそうな状況だが、それでもなんとかなるだろ、と竿を出す。
去年、当初はカワハギに使おうと思いつつも行方不明だったリールの「チヌマチック1000」。親友のナオちゃんが「あ、それオレ持ってるわ」と以前に彼に貸し出してそのままになっていたことが判明。オレの所有物管理もイイカゲンだなぁ(^^;
専用竿にセットすると、堤防からのカワハギにはちょうど良い具合だ♪
一番めぼしい立ち位置から始めるが、期待に反してカワハギからのコンタクトが無い・・。
やっぱ今日は厳しいかな、と思っていたところにコツコツ・・とアタリ。
アワセを入れるとそこそこの手応え。よっしゃ!と巻上げてみれば・・
コモンフグ・・・それもかなりの良型
でもこのくらいの型になると、そのズッシリとした風貌はなかなか良いもんだな。
カワハギは居れば一発で当たってくる・・・と思う。
少し移動して仕掛けを入れると、
マダイの子供。
この鯛子さん、相当な数が居るらしく仕掛けを入れるごとに釣れてくる。
この立ち位置は去年はスズメダイが湧いていたところだが、なにかしらの小魚が溜まりやすい場所なんだろう。
そのうちカワハギでもこんかな、と続けるが、どうも鯛子の方が元気らしく、いくら釣ってもきりがない。針を飲み込んでエラが傷ついた奴だけキープしたが、必要以上の殺生も可哀想なので6匹クーラーに入れたところでヤメ。場所を移動する。
2番目の有望な立ち位置。
今日のような荒れた日は、さっきの位置よりもココの方が良いかもしれん。
しばらくやってアタリが無かったが、風が止み日が差してくると反応が。
着底後、仕掛けをシェイクさせてからピタッと止めると・・・
ゴッ、ゴツッ、ゴツッ、と細かいが力強いアタリ。これはカワハギでしょ~!
喰い込みを誘うため仕掛けを少しずつ上げてやるとアタリが止む。やっぱり。活性が低いみたいだ。
再び仕掛けを下げる。落とし込みの動きでも喰ってこない。アクションの後の静止した状態じゃないと喰ってこない。
アタリと共に仕掛けのテンションを徐々に緩めてやると、前アタリの間隔が狭くなっていき、ゴゴンッと本アタリ!
竿をグイーッとゆっくり上へあげるとしっかりとした重量感からクリクリッとリールを巻くと乗った♪
独特なキレのある引きを感じながら上げると・・・
悪条件の中、やったりましたのカワハギ君登場
あ~嬉しい。本命が出て一安心(^^)
さぁ続けと仕掛けを入れるもすぐに風が吹き出すと、途端にアタリが途絶えた。
なんかヘラみたいにセンシティブだな。
しばらく吹きっさらしの堤防でお地蔵さんの時間が続く。
・・・にしても今日は寒い。
もうこりゃ冬だよ。
それを見越して冬仕様の格好で来たけど、そうじゃなけりゃとっくに心が折れてるか風邪をひいてるところだ。
どんよりと重く立ちこめるような鉛色の空。
オレの横に佇むカモメがこの上なく演歌チックな雰囲気を醸し出している。
また日が差してきた。
すると再びアタリが出る。
見れば見るほど奇妙なデザインだが、結構格好良いよな、この形。
風が止み日が差すとアカラサマに連発でアタリが出る。
外道達も顔を出す。
定番、ハオコゼ。
オレの中では、もし海水アクアリウムをやるなら飼ってみたい魚No.1。なぜなら単純に赤くて怪獣みたいで格好良いから。
ホシササノハベラ。
これはミニマムサイズでよく針掛かりしたもんだと自分でも感心する。水槽で飼うのに良いサイズ!?
ホントは大きなベラが食べたくて欲しかったのだが、そう思う時に限って釣れないもんだ・・。
少し移動しながら探っていく。
投入した餌が音もなくキレイに無くなっていたらカワハギと判断して攻め続ける。
アサリと青イソメの両方を付けると必ずアサリの方に喰ってくる。青イソメで反応がなくてもアサリに変えると当たってきたり。アサリは針付けが面倒だし盗られやすいから、釣れる時は青イソメで充分だが、今日はアサリがないと厳しいかも。
それでも場所によってはアサリを丸裸にされ、続く青イソメも歯が立たずキレイに盗られる場所に遭遇。
こりゃ奥の手を・・・と取り出したるは「パワーイソメ」。
まぁ餌を盗られる盗られないの駆け引きが面白いカワハギ釣りにおいて、これは反則っちゃぁ反則かもしれんが、その分喰いの良さは生餌にかなわないからイーブンってことで(^^;
やっぱり釣れちゃった
悪いね、カワハギ君。どことなく釣られた後の表情も沈みがち(笑
そんなこんなでひとしきり楽しんだ後、本格的にアタリも無くなったので今日は終了。
あ~おもしかった!
今日の釣果は7枚。内、良型4枚をキープ。数は出なかったが悪条件の中でも釣れたので、満足満足♪
で、今日の夕飯は肝&刺身に加え、カワハギの頭とアラ、鯛子で炊きあげた名付けて「鯛ハギ飯」
これが旨いのなんの!鯛飯よりも複雑な旨味があってこりゃイケル。
〆にはこれにお湯を注いでワサビと醤油をちょちょいと利かせた鯛ハギ茶漬け。
肝刺しに勝るとも劣らぬ殺人的な旨さでした(^^)
〈タックル〉
ロッド:PRO TRUST「カワハギSP GAME」探り
リール:SHIMANO チヌマチック1000
ライン:PE1号
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