Mr.ひげ

ネオプラMASA

2011年11月25日 17:44

最近の日課となっている仕掛けたカニ籠のチェックに行ったところ、変わったゲストがお目見えしていた♪
モクズガニは大雨で川が増水した時に、よく捕れるらしい。
私の仕掛けた籠にも雨で増水した時の方がよく入っている。
餌は前まで使っていた残飯よりも、やはり魚のアラを使った方がカニの入りが良いみたいだ。
でも、私の場合、家族で楽しむ分くらいの数があればいいので、2、3匹いれば充分。そんなにこだわって大漁は目指さない。もちろん、収穫ゼロの日も多いが、それはそれで良いのだ。遊びなんだから。


ただ、カニ籠には少しの改造を施した。
改造って言うと大袈裟だが、カニ籠は水に沈めた際に自重で川底まで沈むのだが、川の流れが強いと水圧で動いてしまう。それで、傾いた状態になってしまうと、入るカニも入らなくなってしまう。川が増水して流れが強くなると尚のこと。せっかくの増水でカニの活性が高くなるチャンスを逃してしまう。
これは何度かボウズ(漁の場合もそう言うのかな?)をくらう内に気付いた事で、籠が川底で安定している事が重要なんじゃないかと思う。
そこで、籠にウエイトを付けようと思い立ち、籠の内部に幅を合わせてカットした鎖を結束バンドで固定した。
これは一応の効果はあったようで、籠が流れに押されることもなくなったから良しとするのだ。It,s自己満足(笑



先日、面白いことがあった。
カニ籠を上げに行き、中が空のまま上がってきた籠に落胆しつつ、内部に残っていた古くなった餌をばらまいたところ、何やら水底から黒いモノがニョロニョロと浮き上がってきた。
そしてそいつは私の目の前まで接近してきた。
!?・・・ナマズじゃん(゚Д゚)
黒々とした結構なサイズのナマズだ。
おそらくその辺に潜んでいたやつが、撒いた餌の匂いにつられて浮き上がってきたのだろう。
相手は充分手の届く距離、というか目の前。でも捕まえようにもタモもない。
仕方ないので、本能の赴くままに頭を手で掴んでやろうと、思い切り水に手を突っ込んだ瞬間に逃げられてしまった(ノд`)
でも、居るだろうとは思っていたこの場所に、やはりナマズが居たことに興奮しつつ、ジタバグ投げたら水面割るかなぁ、でも時期的に遅いかなぁ、と思いを巡らせていた。


そして今日、いつものようにカニ籠の様子を見に出掛けた。
前回、餌をフクラギのアラに交換したし、川も増水していたので期待ができる割には、2日ほど籠は放置したままという不真面目さがちりばめてあるあたりが自分らしい(^^;

2つ仕掛けてあるうちの1つ目。
籠を上げると1匹だけ入っていた。
続いて2つ目。こっちは川底に沈むテトラと岸に生えている木が流れの反転流を作り出している所で、こっちの方が実績が高い。

ロープを持って引き上げようとすると、ズッシリとした重量感が手に伝わってくる。
お、これは入ってるかな!?と期待を込めてロープをたぐり寄せてくると、なにやら籠の中でうねっているものが見える。
あれ?これ、もしかして・・・


なんと!ナマズさんじゃないの~ ド―――(゚д゚)―――ン!
右隅の方に1匹だけカニが掛っているが見える。どことなく肩身狭そう(笑

こいつ、もしかして先日俺の前に現れた奴か!?サイズも同じくらいだし・・・。
測ってみると60センチぴったりだった。


囚われの身となったナマズ氏(60)
いい顔してるなぁ。昔から、このナマズの顔が大好きな自分。この雰囲気は他の淡水魚とは明らかに異質だよなぁ。

今まで、カニ籠にウグイが入ったことはあったが、ナマズは初めてだ。
先日にその姿を見てから、いずれこの場所で釣ってやろうと思っていたが、先方からわざわざコチラに出向かれたようで(笑
なんだか出来過ぎた話みたいで、笑いが止まらなかった。

このナマズ、食べちゃおう!という事で、今日の夕飯はナマズの蒲焼きに決定



話は変わり、モクズガニの食味レポ。

食べる前に、キレイな水で最低1日は飼って泥抜きをする。カニを掴む時は、調理用のトングがあると便利。

生きているときは、こんな暗褐色のモクズガニ。


これが茹でると・・・


赤く色づいてカニらしく(?)なります(笑

茹でるときは水から火にかけないといけないらしく、熱湯にぶち込むとカニの防御反応が働き、足を自ら落としてしまうらしい。
でも、鍋の中で水の温度が上がるにつれて聞こえてくるカシャカシャとカニの苦しむ音はかなり壮絶(汗
沸騰してから20分は火を通す。火の通りが甘いとジストマの危険性があるため。


カニミソが旨い!
そしてメスの内子が最高!!

メスの方が内子も楽しめるし、ミソの味も良いようだ。オスはミソの味がちょっとキツイように思う。
身ももちろん旨い。こちらはメスよりも身体が大きくなるオスの方が食べ応えもあって良いような。
全体にモクズガニって味が濃いと感じた。

モクズガニは有名な上海蟹の仲間なので、そりゃ旨いわけなのだ。でも上海蟹って食ったことないけど(笑


これはカニ飯。
でも、この写真じゃ、ただのご飯にしか見えんな(汗
カニの出汁がよく出た茹で汁でご飯を炊き、ほぐした身を混ぜたもの。カニの風味がしっかりとご飯に乗って、結構いける♪

他にトマトクリームパスタなんかも作ってみたが、どうも水が多すぎたらしく、これは今後の課題。


つまつまとカニの身をほじりながら過ごす秋の夜長・・・。なかなか味わい深く良いもんですよ。






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