深秋季

ネオプラMASA

2011年11月10日 16:52

秋深まり、道ばたの色づいた実を付ける柿の木が郷愁感を漂わせる今日この頃。
11月2日

かなり久しぶりのシーバス狙い。
仕事がはけた後、そそくさと海に出撃

波は完全なベタ凪で見るからに望みは薄そう・・・。でもいいのだ。
美しい夕暮れのサーフでのんびりとロッドを振れれば、それで満足。
ま、釣れれば言うことないが(笑


釣り場に向かって歩いていると、100m程沖合でナブラを発見。
おそらく、水面の割り方からして正体はフクラギかな。ジグを撃ち込めば一発だろうが、フクラギはいらないのでそのままスルー。風景の一部として楽しみながら歩を進める。

釣り座に着いて、しばらく海を観察。
一帯の海岸線はどうやらシラスで埋まっているらしく、かなりの数が確認できる。
地形のチェックを済ませてから釣り開始。


夕マズメの海が美しい。
次第に暗くなっていく中、辺りは濃い青で支配され、自分の存在までもが闇に溶け入るかのような感覚に陥るこの時間帯がたまらなく好きだ。



沖合から伸びてきた潮目が射程範囲に入ってきた。
こりゃチャンスと払い出しと潮目が交差するラインに移動する。
と、程なく反応が出た。

着水からの巻き始めでアタリ!
アワセを入れる。
ロッドで抵抗を溜めていると、相手は何度も水面を割った。
重量感のないグイ~とした感じで間延びのする引き。シーバスじゃないなぁ。ってか、この引きはやっぱ「奴」だよなぁ。
手前のブレイクで再び魚が水面を割って、ジャンプ一番見せたその姿は・・・
ハイ、やっぱりでしたのダツ確定~。
一気に寄せてランディング。


特徴のある口がなかなか格好良い魚なんだけどねぇ。
最近メジャーを使うことが少なくて寂しいので(笑)、サイズを測ってみたら87センチだった。ダツとしてはアベレージかな。いつもは計測しないのでよくわからんが(^^;

鋭い歯でリーダーを傷つけないように慎重にフックを外してリリース。ダツの口からフックを外す作業は何度やっても往生する
一度唐揚げにして食ったことがあるが、大して美味いものでもなかった。

リリース完了からの次のキャストでまたヒット
わざとバレるように、やり取りする。バレないようにではなく、その逆を徹底するのも意外と難しい(^^;
でも無事にオートリリース完了でひと安心。

今までダツは何匹も数釣っているが、大抵の場合、着水からの巻き始めでのヒットが多いように思う。ルアーの着水音に反応しての突撃バイトパターンか。


その後は何も反応なし。
一度、手前でルアーを引ったくるアタリがあったが、残念ながらフッキングしなかった。
その内、腰の痛みが限界になり撤収。
シーバスの顔は見られなかったが、夕暮れの釣りを堪能できたので満足して帰途に着く。


11月6日

先日、川沿いの道を散歩していると、川に向かって付いている怪しい踏み跡を発見した。
何かあるな、と勘が働き、踏み跡に沿って川岸まで出てみる。川の中を覗いてみると、なにやら籠のようなものが沈んでいるのが見える。
「カニ籠じゃん!」
今が旬のモクズガニを捕るためのカニ籠が仕掛けてあるではないか。
目を凝らしてみると、籠の中にカニがうごめいている。捕れてるね~。
この川にはカニがたくさん居るって聞いたことはあるが、なるほど、こりゃ凄いや。ワクワクしてきた。俺もやってみよう♪


もう10数年前の話になるが、一度モクズガニを捕まえたことがある。たしか3月頃で、海でルアーを投げて海カジカを釣っていた時のこと。(その頃はこのポイントには海カジカが結構居て、ルアーでのサイトフィッシングが楽しかったが、現在は環境が変わってしまい、カジカの話は聞かなくなって久しいなぁ。)
足元の海中にモクズガニが居るのを見つけて、試しにワームを目の前に落としてみると、あっさりと釣れた。モクズガニは美味いと本で読んで知っていた私は、罠をしかければもっと捕れるんじゃないか、と思い、早速ワタリガニを捕る時のカニ網を仕掛けてみると、案の定、何匹も捕れた。
気をよくして家に持ち帰り、茹でて食べてみると、期待に反して磯臭くて全く美味くない。なんてこったと落胆していると、友人が「海で捕った奴は美味くない。旬の時期の川で捕ったやつが美味いのだ」と教えてくれた。


そんなわけで、カニ籠を初めて仕掛けてみることにした。職場に詳しい人がいて、捕り方やポイントを教えてくれた。あまり人の目に付く場所に仕掛けると、籠に入ったカニを抜かれてしまったり、籠ごと盗まれたりするから、そういう場所は避けるべきとの事。その人も籠ごと盗まれたことがあるらしい。せっかく仕掛けたのに、そんなの悲しすぎる。

狙いの場所に着いてから、カニ籠に餌を入れて川に投げ込む。後は一晩置いてから上げるだけ。めっちゃ簡単
突き詰めると仕掛ける場所や餌や色々と奥が深いのだろうが、よくわからんので取りあえずぶっこんでおく(笑
ちなみに餌は青魚の頭やアラが良いらしいが、用意するのも面倒だし、わざわざお金をだして買いたくないので、職場で出る残飯を使用。これで充分効くらしい。


翌日、どんなもんかと籠を引き上げに行く。
川は前日からの雨で増水しており、仕掛けた籠の位置がずれている。流されて動いてしまったようだ
大丈夫かな、と思いつつ引き上げてみると・・・


居るじゃないの~!
画像じゃ分かり難いけど、2匹かかっています。
オスとメスが仲良く1匹ずつ♪


無念なり・・・。罠にかかって意気消沈の図。
でも触ろうとすると、でかいハサミを振り上げてめっちゃ怒ります。
このハサミにはフサフサの毛がたくさん生えていて、まるで故ブルーザー・ブロディの足のようで異様な迫力


持ち帰り、泥抜きのため1日2日の間きれいな水で飼う。


何見てんだよ。

モクズガニのフォルムは全体にゴツゴツとして格好いい。
ガンダムに登場するズゴックのようだ。
生きているときは暗褐色だが、茹でると赤くカニらしい(?)色に変色するので、こちらはシャア専用か(笑


泥抜き後、茹でて食べると、まことに濃厚で見事な味だった。特にメスのミソや内子はたまらんかったです、ハイ
味については後日あらためてレポします。


※モクズガニを捕るには、河川によっては漁業権が設定してある場合があります。誤って密漁にならないように注意しましょう。



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