ロクナナ

ネオプラMASA

2021年04月02日 19:33

強風吹きすさぶ中、今回もフラット狙いで。
3月31日


海に着いたのは午後4時。

いつものように、明るいうちはフラットを狙い、夕マヅメにシーバスに切り替えるつもりだが・・・


風が強い。


海面には白波が立っている。

見渡す限り無人であり、こんな状況では無理もない。普通ならすぐに諦めて帰るようなレベルだが、前回は良型マゴチが釣れたこともあり、もしかするとの思いから根性出すことにした。

大抵、欲を出した時は釣れないものだが、シーバスを狙うには波っけがあり、キャスト方向は限られるものの雰囲気は良さそうなので、せめて夕マヅメまでは粘ろうと。


まずは本命ポインの前に、最近反応がある場所でシーバスをチェック。

ひととおりランガンするが、ショートバイトが2回あったのみでフッキングには至らなかった。うち1回はシーバスっぽいアタリだったけどなぁ。


本命ポイントへ移動。


狙いたいポイントは風の正面。

ジグヘッドのワームを力いっぱいキャストしたところで、風に押し戻されてメバルルアーくらいしか飛ばん。それでもと手前のポイントをチェックしていく。

メタルジグに変えて沖目のポイントを狙う。フリッパー32gをキャストするが、これも通常の半分くらいの距離しか飛ばない。おもっくそジグぶん投げてこの距離って泣けてくる。


それでも探れる範囲は全網羅して反応なし。


ポイントを移動して、風を背負える位置に立つ。


いつも、「ここに居ないわけがない」って攻めるも、「やっぱ居なかった」で終わるポイントなんだけど、今日はもうここしか残されていない。

シーバス狙いの夕マヅメまではまだ時間がある。

この場所を丁寧に探って時間を稼ごう。なんか本来の目的とは違う気がするけど、そうでもしないと心が折れそうな爆風であるのよ。


釣り初めからまだ1時間も経っていない。その間、釣り人は2、3人来たけど、どちらも10分もしないうちに帰っていかれた。無理もないか。




vj16gを着底からスローに2m巻いてからのボトムタッチでトレースする。ラインが風に煽られて、大抵のロッドでは着底が分かりづらいが、AGSの恩恵か、しっかりと手元に伝わってくる。このモアザンエキスパートも使い始めた頃は、その感度の良さから伝わってくる情報量が多すぎて戸惑ったが、最近はようやく慣れてきた。



3投目。



中間距離。


着底のタイミングでコツコツッとアタリ。

ティップが入ったタイミングでアワセが決まった。


ロッドがガツッと曲がる。

重い。

でかいかも。


叩きつけるような強いヘッドシェイクが数回。

直後、キレのあるダッシュでラインが出される。

でかい。

これはキタわ。



前回釣ったマゴチと同じくらいの強い引き。いや、こっちの方が強いか。

相手が突っ込むと、強めに設定したドラグを滑らせてラインが出ていく。

おお~、このドラグ出してくか。


1度の突っ込みで、想定以上に長いラインが出される。やもすると底の根まで行かれてしまいそうなので、ドラグを指で止めてラインの出を調整しながら寄せてくる。

マゴチ特有の、途中でだれない引き。大型になるとその傾向は特に顕著だと思うな。


強風で海面は波立っており、浮かせたところで波に揉まれてバレそうで。

中層でしばらく引きを捌いて相手の体力を奪う。なんか良型のシーバスを相手にしてるみたいだ。


引きが弱まったのを見計らって一気に浮かす。

海中に見えたのは茶色く平べったい魚影。


ん?ヒラメ!?


いや、違う。でかい頭と太い身体のシルエットが大きく見えただけだ。

浮いてきたのは、やたらと大きなマゴチだった。



風波に乗せて一気にネットに寄せる。1発でランディングが決まった。


よおぉっしゃぁああ!!!

思わず堤防の上で叫んでいた。






でかい。

先日のマゴチがあまりにもマッチョだったため、サイズ感の見立てが狂っているが・・・
多分これはいっただろ。







顔つきもいい
マゴチはデカければデカいほど、顔つきがよくなる。





サイズは67センチ。
よし。自己記録いった。



僕のマゴチの目標は65センチだったんだけど、ようやく達成した。ここまで長かったな。

大好きな魚だけに、このサイズはとても嬉しい。







そんなわけで、久しぶりにブツ持ち写真。
やっぱり風は強く、髪型バッサバサ(笑



前回に引き続き、早いとこ帰ってこの魚を捌かなければ。記念に魚拓もとりたい。

そんなわけで、今回も夕マヅメのシーバス狙いに行きつく前での撤収となった。次こそしっかりとシーバスやろう(笑




帰り支度を終え、さっきまで立っていたふと堤防を見やると・・・



どこからか吹き飛ばされてきたスイセンの花が引っ掛かっていた。

なんか大物を釣ったお祝いみたいで、感動した。









で、記念にとった魚拓。



これでマゴチ狙いはひと区切りかなとも思ったが、何年か前に水面直下を泳ぐ巨大なやつを見たのを思い出した。どんなに小さく見積もっても65はあったが、あれは70は超えていたと思っている。記憶の中で魚は育ったのかもしれないが、足元を悠然と泳ぐその姿は強烈な印象で記憶に残っている。今日釣ったのよりも全然デカかった。

80オーバーを釣った話も聞くが、そんな夢のようなサイズを夢に見ながら、これからはのんびり釣ることにしよう。





〈タックル〉

ロッド:Daiwa morethan EXPERT AGS 94LML
リール:Daiwa CERTATE LT5000D-CXH
ライン:SHIMANO PITBULL8+ 1号
リーダー:SeagerACE3号


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