風のなか

ネオプラMASA

2010年03月01日 17:53

久しぶりに釣りに行ってきた。
前回の釣りも久しぶりの釣りだったから、かなりの期間、釣り密度の低い生活を送っていたわけになる。
かといってツマラナイ味気ない日々を送っていたわけでもないので、まぁこれでいいのだ。
この冬に子供をスキーデビューさせた。早いうちから始めておけば後になって困ることもあるまいと一通り道具も揃えた。この春からは小学生だし周りの子達も続々とゲレンデデビューしているので、果たして早いのか遅いのかはわからないが(汗
そうなると当然親もゲレンデに行くわけで、便乗というか私もスキー一式を揃えた。
道具が無いわけじゃないのだが、如何せん最後にスキーをしたのはかれこれ十数年前。板だって2mの長~いやつ。今時こんな板履いてる奴なんていないだろ、と(^^;
久しぶりのスキーは楽しい♪
20代の頃はスノーボードでゲレンデを楽しんでいたが、またスキーに戻ってきた。
しかも今時のスキーってホントに乗りやすい!短いから取り回しが楽だし軽くてグイグイ曲がる。
こりゃ、いいや♪
そんなわけでゲレンデを楽しむ冬になった。冬季オリンピックイヤーだしね(笑



ここ最近暖かい日が続いた。日中は20度を越える日もあり、なんでも2月の最高気温記録を56年ぶりに更新したとか。
こう春の気配が漂ってくると海のほうも気になってきた。
そろそろ行くか~。


2月26日

日中から南風が強かった。もろフェーン現象。
自転車通勤しているのだが強風の中の片道11kmは辛かった(涙
ノロノロとオバチャリ並みのスピードで走り、いつもより10分ほど余計にかかってしまった。

そんな強風は夜になっても続き家の中にいてもビュービュー聞こえてくる。釣りに行こうかどうするか迷ったが、翌日からは海が荒れそうだし行ける時に行っとくか、と。こんだけ風が強けりゃ人も少ないだろ(笑

果たして現場に到着すると、やっぱりというか予想通り誰もいない。
そりゃそうだろ。風強いもん。でも久しぶりに来たんだし今日は根性出そう。
用意を済ませポイントへ向かう。
暖かい。フェーン現象だからだろう、グローブ無しでいけそうだ。まだ2月なのにね。
月は朧だが満月に近く光量が多い。辺りを緩やかに照らしている。


到着。
波は穏やか。深呼吸をひとつしてサイド気味にキャスト。それでも風でラインがふけるので素早くスラッグを取る。
ワンダー60で表層をテロテロと引いてくる。
強風でロッドが煽られたりとやりにくいはやりにくいのだが、ポイントは手前なのでそこをルアーが通ればなんとかなるだろ。
そう思っていたらゴゴンッ!とアタリ。
グリグリッとリールを早巻きしてロッドを立てると乗った♪
思いがけずの一投目からのヒット。それも思った通りの位置で出た。嬉しいな~。
大きくはないが懸命に身体を振って諦めず抵抗する引きはメバルだろう。
足元まで寄せたつもりで抜き上げようとロッドを立てたがまだ寄せきっていなかったようだ。慌ててロッドの角度を戻して対応する。いつもなら暗闇でもどのくらい寄せたか大体わかるのに、こんなミスをしちゃうところがブランクだね(汗

それでもなんとか無事にキャッチ。

本命メバル
手尺で22,3センチのアベレージサイズ。久しぶりに来た自分にも釣れてくれるとは有り難い限り♪

確かに風は強くて条件はタフだが、ポイントは手前なので充分に射程距離内。後はライン操作に気をつけて、そこにルアーを通しさえすれば魚は出る。そうなるといいなぁ、というか今夜のような風の中ではそれが頼みの綱かなぁ、なんて思っていたのでヨカッタ、ヨカッタ。


気を良くして次を狙うが後が続かない。
一通りルアーをローテさせるが反応はなし。少しポイントを休ませよう。
少し移動。
月が雲に隠れると包み込むように闇が辺りを支配して雰囲気がグッと出てくる。

トレースラインを刻みながら探っていくと手前でコンッと小さなアタリが。
ん!?今のはアタリだよな、根に当たったのと違うよね。そんなレンジ下げてないし。感が鈍ってるのか、はたまたそんなもの元から無いのか。多分元から無いな(^^;
今ひとつ確信が持てないので、もう一度同じコースをトレース。
同じ位置で今度はハッキリとゴツッ!
お~、やっぱ魚じゃない♪
よっしゃ、よっしゃ。

今度は先程のように距離を誤ることもなくすんなりとキャッチ成功(^^)

先程と同サイズ

また反応が無くなったので最初の場所へ舞い戻る。
さて、ちょっとは休まったかな?
同じようにラインを刻んでいくと、これまた同じ場所でコンコンッ~!
身体も慣れてきたのか今日一番の良いアワセが決まった。
でも魚は小さいようだ。それでもしっかりとした引きを見せてくれる♪


サイズダウン。17センチくらいかな。でもよく頑張った。ありがとう!

続けてまた同じ位置でアタリ。しかしこれは途中でバレてしまった。残念(涙
引きからしてアベレージサイズくらいかな。
このバラシで再び沈黙。もうアカンな、こりゃ。


ここで場所移動。一応本命視している場所なんだが近づくと人影が・・。
ありゃ、先行者か。しっかしこんな風の強い日に来るっちゃぁ、物好きというか、アンタも好きね~(笑
声を掛けてみるとhiroshiさんでした。ある意味、納得(爆
ひとしきり真夜中のトークタイム。やっぱアングラーの会話には闇が似合う(笑
最近の状況等を教えていただく。さすがね、毎日のように攻めてるだけの事あるわ。

どうやら今日のアングラーは我々だけではなく他にも先行者が居たようだ。足元にアメフラシが放置されている。
そんなに時間が経っている訳ではなさそう。まだ生きているので海に帰す。ボトム付近をトレースしていて偶然引っ掛かったんだろうが海に戻せば良かろうに。可哀想に。フグミイラとかウグイミイラとか、あんな姿見るとやり切れんのよね。

ここでhiroshiさんは撤収。
私も最近調子の悪い腰が限界になってきたのでそろそろ切り上げることにした。
そろそろ上がるか、と思っているとなにか引っ掛かった。
ゴミかな・・・

・・・ナマコ。
美味しいアカナマコなんだが如何せんまだチビッコなので海にお帰りいただく。
これを区切りに今日は終了。


今日の魚はどれも釣れた際にちょいと調べてみた。
最初に釣れたのが青っぽかったので。案の定、胸鰭軟条数を数えてみると16。青メバルや黒メバルって呼ばれてるやつだね。
そして後の個体は17。見た目通りの茶メバルとかシロって呼ばれてるやつ。
ここで釣ったのは今までも茶が多いが時々青も混じる。そういえば以前釣った尺物も青だった。
でも全般に大型は茶の方が多い気がする。
そして食味も茶の方が美味しい気がするが・・・気のせいかなぁ。
メバルって普段は一括りにしてるけど実際は3種類(もうひとつは赤)に分かれちゃう。深いんだな~。
こんな風に魚も調べてみると面白い。私の場合、元が生き物好きから釣りに入っているのでこういう事が結構好きだ。

久しぶりの釣りでも魚が釣れてくれて嬉しかった。
この場所には何年も通っているが、大抵夕方から夜の始めに入ると数釣りが楽しめることが多い。実際に今までも仲間内でその時間帯に入る人はよく釣っていた。叩かれてない時のポイントのポテンシャルは相当高いので良いポイントなんだろうな。
一度早い時間に入ってみたい気もするが・・・まぁ、家族との時間重視でその時間は出掛けない自分のスタイルは曲げないでおこう。
そこを曲げてまで釣果を求めると逆に釣りという趣味に呑まれてしまって負けた気がする私はひねくれ者なんだろうが、一尾一尾との出会いを大切にしていきたいと思った。
肩の力抜いて、また楽しみにいけばいいや♪
いや~ついつい欲って出ちゃうね、参ったよ(笑

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