雨上がりのごんぶと大将

ネオプラMASA

2013年04月04日 00:52

春のナマズはでかくて太い。
出ました、ぶっといのが。
昨日に続いて、ちょいとばかりの短時間ナマズゲーム。

仕事帰りに、ほんの数分だけ竿を振る。それだけで仕事で疲れきった身も心も癒される。
僕には釣りがあって良かった(^^)



昨夜から降り続いた雨も夕方には上がったようだ。
そんなに冷たい雨ではなかったからナマズの活性が著しく低下することもないだろう。濁りがかえって警戒心を解くと良い方に考える。

ただでさえ良くない僕の頭は、つい先ほどまでPCを前に数字と激しい格闘をしていたために会社を出てからもまだ沸騰状態。
帰り道途中のポイントに到着し、川べりに立つとようやく落ち着いた。


雨上がりの湿り気を帯びた空気の質感が、乾いた春の空気に慣れた身体に潤いを感じさせてくれる。

しっとりとした夕暮れの河畔。

僕はロッドを手にして、再生していく僕自身をゆっくりと実感する。



川は予想通りド茶濁り。
水量は壁面の濡れている高さを見る限りは、増水したようだがピークは終わり元に戻りつつあるようだ。
流れもさほど強くない。これならナマズも出てきているかもしれない。
ただ、流れは強くないとは言うものの、アップでのキャストではジッターを泳がせるのはちと厳しい。
基本通り、ダウンにキャストし、流れを受けながらゆっくりとアクションさせながらトレースしてくる。


時々、ガポンッと水面に魚が出る。
多分コイかな。
魚が動くには充分な水温ってことだ。

おそらく流芯にはナマズは居ないだろうと、対岸スレスレにキャストしたジッターをゆっくりとアクションさせる。
水量がある時に付いてるかな、と思い、狙いだったカーブの内側のシャローでは反応なし。
次は1mほどの水深から膝下くらいの水深への駆け上がりに水草が絡んだ絶好のエリア。
岸沿いに平行にキャストして、壁際をゆっくりとアクションさせながらトレースしてくる。


カポカポカポカポ・・・・。


ジッターが手前まで来た時だった。

バシュンッ!ボシュン!バシュッ!!
近距離での連続バイトの3発目でジッターが水中に引き込まれた。
次の瞬間、ロッドが一気に絞り込まれる。アワセを入れるが、「ガツンッ」と入れるはずだったアワセが「ガッ・・」で止まってしまう。
重いんだ。

こいつはデカイかも・・(*゚ロ゚)


そして水面を割ってローリングするナマズの姿を見て確信。
おお~いいじゃないの、こいつは。60UPは間違いないでしょ♪

リールを巻く手が時々強い引きで止められる。
ロッドは良い曲がりを見せ、相手は激しく水面を炸裂させ暴れまくる。至近距離なので迫力に溢れ、僕のアドレナリンは大放出 w(゚ロ゚;w(゚ロ゚)w;゚ロ゚)w
鋭く重い走りも見せる。こいつはすぐに勝負はつかないな。


ロッド捌きで相手の動きに対処しながら、弱ってくる瞬間を待つ。
普段はもっと大きなコイを相手にしているから気持ちに余裕はあるが、それでもナマズにしては結構な重量感だ。

疲れを見せた相手をリフトして、水面から顔を出して空気を吸わせる。
グウウ、という鳴き声が聞こえる。まるで魚じゃないみたいだ。


ロッドでの抜き上げを試みるが、見た目以上に重量があるので止めておいた方が無難だ。
直接ラインを手で持ってそっと抜き上げてランディング成功。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(((((( ;゚Д゚)))))



なんちゅう太さだ Σ(゜ロ゜;)!!
今まで釣ったどのナマズよりも太い。

春は大型で太いのが多いけど、ここまでの太いのは釣ったことがない。
産卵を控えているのだろう。すぐにリリースしないとな。
急いで写真を数枚撮ってからリリース。

サイズは・・・



2.4キロの64センチ。
やっぱ魚は体長よりも重さだなぁと最近つくづくそう思う。
肉付きが半端ないね。こりゃ引きも強いわけだよ (*´∀`*)



それにしてもすんげぇ腹だな、おい。
この腹にこの顔だよ。
その凄い存在感に脱帽。


リリースを終えて釣りも終了。
やっぱナマズ面白いわ~。ルアーを沈ませれば、もっと釣れるけど、あえてトップに拘りたい相手だなぁ。
あの連続バイトには中毒性がある(笑

良い魚との出逢いに感謝!



〈タックル〉
ロッド : AbuGarcia POLARIS PL-583C
リール : AbuGarcia ambassadeur4601C.R.GANNER
ライン : PE5号

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